ムートンパッドシーツのクリーニング

ムートンパッドシーツのクリーニングは、ムートン専門のクリーニング業者に出されることをお勧め致します。ドライクリーニングに出すと毛の油脂分が無くなり張りがなくなってしまいます。また表皮の膜がなくなり耐久性が落ちてしまいます。当店が販売をしている(株)京都西川製のムートンパッドは、専門のメンテナンスを有料でご案内しています。

ムートンパッドシーツをご家庭で洗うことはできません。少々の汚れの場合は、中性洗剤を水に溶きタオルに含ませて拭き取ることもできます。お風呂場等での丸洗いはしないで下さい。ムートンパッド大きくかさばるものです。水に濡れていない状態では扱いやすいのですが、いったん水を含んだムートンパッドの重さは格別です。水をきるだけでもかなりの時間が掛かります。また乾燥させることはできません。

(株)京都西川のムートンパッドのクリーニング料金は、2016年3月現在においてシングルサイズで20,000円+送料+税金程度です。店舗により多少の価格差はあると思います。ムートンに関する知識の無いクリーニング店にだすと、ムートンの弾力性保温性が著しく低下してしまいます。

洗えるムートン調メリノウールパッド

ムートンパッドのクリーニングについてお問い合わせが多かったからなのか?(株)京都西川から洗えるムートンパッド?と言ってもよいようなメリノウールパッドが発売されています。外観、手触り、寝心地はムートンパッドシートそのものですが、コインランドリーにて洗うことができます。手触り感は、高密度に圧縮した弾力性に富む高級ムートンに似ています。ムートン専門のクリーニング店とかメーカーに出さなくてもよいので手軽で経済的です。

ムートンパッドシーツの修理メンテナンス

オーストラリア産メリノ種のラムスキンのムートンパッドはムートンパッドに最適と言われています。弾力性に富み体圧分散がされて寝心地が良いものですが、長年使用すると毛の摩耗とかヘタリが出てきてしまいます。あるいは、愛犬などのペットにより損傷をしてしまった場合などは、(株)京都西川製の場合のようにメンテナンスができるムートンパッドであれば部分的に修理がでます。クリーニングに出す際に同時に修理をすることもできます。

ムートンパッドの修理

ムートンパッドは、ムートンのハギを継ぎ合わせて1枚の皮のように作っています。柄物は柄に合わせてハギを組み合わせて作ります。無地のものは20センチ角のハギを継ぎ合わせて作ります。そのため修理する単位はハギ単位になってしまいます。修理する部分より広い部分のハギを取り替えて縫合して修理するようになりますが、よく修理される部分はお尻の部分と足下の部分の毛皮交換です。

ムートンパッドの修理は、ムートンパッドのメンテナンス工場にクリーニングに出されたときに、見積もりを出してもらうほうが経済的です。ムートンのメンテナンスの専門家は交換する皮の面積を判断できます。ただし新品のムートンパッドでも同様ですが、ハギの色と弾力性はハギ単位で微妙に異なります。修理の場合は、新品と使い込んだ皮の違いもあります。ハギ単位の違いについてご了承願います。出される季節は夏が1番よいと思います。

筆者:野口 英輝

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