羽毛布団の価格品質変動

 2016年の原毛羽毛ダウンの価格と品質について予想も含め書きます。5月に羽毛産地偽装が新聞に出ました。 中国産の羽毛をフランス産と表示して販売をしていたとのことでした。以前より業界の噂話としてささやかれていたことです。 残念なことですが偽装の問題はかなり以前から問題でありました。もしかすると今後も・・・。

原毛羽毛の価格変動2016年

グース羽毛の価格2016年

 本題の2016年の原毛羽毛ダウンの価格と品質について話を戻しますと、原毛価格に変化が感じられないように思います。 為替相場は1ドル100円近くになっています。2015年の1ドル120円から比べると約20%値下がりをしている事になります。 しかし、2016年の羽毛布団の仕入れ価格は安くなっていません。 仕入れ交渉力の無さが問題なのかもしれませんが、昨年と比べてグース羽毛布団価格は大きな違いが感じられません。 偽装問題が新聞に取り出されてある程度月日が経っています。 この問題の影響でメーカーも売り上げが伸びていない時期にも関わらず値下がりしていません。 少なくともグース羽毛は実質値上がりをしている事になります。

ダック羽毛の価格2016年

 ダック羽毛布団の価格は安いものの情報が入ってきています。 ダックダウンの産地偽装の影響で、ダック羽毛布団の注文がキャンセルになったメーカーもあると思います。 あくまでも当店の想像ですが、偽装問題の発覚がなければフランス産ダックダウンの羽毛布団として市場にでる予定であったものが、 中国産ダックダウンの羽毛布団として市場に出るのではないだろうか? ダックダウンの羽毛布団は供給過多の状態かもしれません。

原毛羽毛の品質2016年

グース羽毛の品質2016年

 「通常のグース羽毛においては品質の変化はありません。」と申し上げたいのですが、羽毛の産地であるウクライナ紛争の影響は当然でています。 当然品薄状態であることは間違いないと考えられます。上質のマザーグースダウンの争奪があり得る状況です。 高級ダウンの需要は寝具以外にも高級ダウンジャケット等にも利用されています。 上質のマザーグースダウンは品薄状況になっていると考えます。

 その影響かどうかは解りませんが、マザーグースダウンの表示が付いていない羽毛にダウンパワー440dpとの表示が付いている羽毛布団がでています。 このことは、通常のグースダウンからダウンボールが大きいものを選んだダウンある。 または、飼育環境がマザーグースと混在しているケースが考えられます。 あるいは、マザーグースダウンである証明書がない場合も考えられます。 やはりダウンパワー440dpオーバーの上質マザーグースは品薄のように思います。 グースダウンの産地も北欧以外のロシア産などもウェイトが大きくなっているように感じます。 結果として通常のグースダウンも値上がりしていると感じます。

ダック羽毛の品質2016年

 2016年のダック羽毛の品質は、やはり産地偽装問題が大きいと思います。上記の様に中国産ダックダウンの表示を付けた羽毛布団が市場に多くでると思います。 極端に低価格で販売されている羽毛布団は、品質面で不安が払拭されないように感じます。たぶん価格に応じた品質であるのでしょう。 原毛ダックダウンの供給量が、鳥インフルエンザ等の影響で今年2016年に特別減少したとは聞いていません。 偽装問題などで消費者が買い控えたことなどでダック羽毛布団は供給過多かもしれません。極端に価格の安いものは・・・。

2016年秋冬の羽毛布団

 2016年秋冬の羽毛布団の価格は、グースダウンの羽毛布団は昨年同様に値下がりはしないと思います。 1ドルが95円になったとしても、メーカーは羽毛の在庫を持っている関係で値下がりは期待できません。

 ダックダウンの羽毛布団の価格帯は昨年と比べると拡がるのではないかと思います。 低品質のグースダウンと同レベルのダックダウンの羽毛布団の価格は値下がりはしないと思います。 中国産ダックダウンの羽毛布団には、低価格で販売をされるものがあるかもしれないと予想します。 上記の内容は、当店店主の感覚的に基づいたものです。予想的なものであり全く予想外の結果になることもございますことご了承願います。

2016年羽毛布団の特徴

 2016年秋以降の羽毛布団には、ダウンの産地を表示しない製品が出てくるようです。 2016年6月に札幌でのIDBF(国際羽毛協会)総会では、羽毛の産地を特定するユーロフィン社のアイソトープ試験方法は認定しないとの結論でした。 総会に参加した日本以外の国の意見には、産地の問題は大きな論点になっていなかったとも聞いています。

 羽毛の産地の以外では、マザーグースのダウンを充填しているが、マザーグースの表示をしない羽毛布団も出てくるような噂がありました。 たぶん販売店側において、マザーグースである証明書の提示に時間が掛かることを想定したのではないかと思いました。 当店の考えでは、羽毛布団を購入される場合にはマザーグースから採取されたかより、現状のダウンパワー値を重視した方がよいように思います。

羽毛布団の選び方について、専門的な用語の説明をしながら説明をした羽毛布団の選び方のページがございます。 お役に立てれば幸いでございます。2015年の羽毛布団の価格と品質予測について書いています。 大きくは外れていなかったと思います。

2016年9月18日追記
 2016年秋冬にかけて低価格の羽毛布団が市場にでるかもしれない?との予測は当たりつつあります。税別で4桁の価格の羽毛布団が販売されています。 日本製であるのであれば製造原価はいくらになるのでしょうか?羽毛の産地は確認出来ませんでしたが、ダックダウンとの表示がされていました。

少しCMです。
当店にもマザーグースの表示の無い440dpの羽毛布団が入荷致しました。 メーカーの担当者に詳細を聞いたところ「この製品の原毛羽毛には、メーカーが仕入れた際にマザーグースの証明書が付いていなかった。」との確認を取りました。 440dpのダウンパワー値はメーカーにて検査しているとの確認を取っています。


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