ふとんカバーのサイズ

カバーのサイズには、ベビー、ジュニア、成人用の3タイプが基本ですが、問い合わせの多い成人用では、シングル/ダブルサイズ等があります。各々のサイズにおいてもプラス10cm長いものがあります。例えばシングルサイズでは200cm(S)とシングルロング(SL)210cmのものがあります。SLとは、Single Longの頭文字です。

ふとんカバーのサイズ(cm)
掛け布団敷き布団
シングルSL150×210100×210
ダブルDL190×210140×210
クイーンQL210×210160×210
キングKL230×210180×210

幅はシングルサイズで敷きふとんは100cm掛けふとんは150cmです。ダブルサイズは敷きふとんは140cm、掛けふとんは190cmです。クイーンサイズは敷きふとんは別注になります。クイーンサイズの掛けふとんは210cmとダブルより20cm広くなり長さはダブルと同じです。キングサイズは長さはダブルと同じで210cmで、幅が230cmと幅広の掛けふとんになります。布団カバーはふとんと同じサイズのものを選んで下さい。クイーン・キングサイズの敷きふとんは別注扱いになりますが、大きすぎるためシングルより狭いサイズを並べて使う方がおすすめです。

各サイズには更に長いシングルロングロングのSLL、セミダブルSDLL、ダブルDLL、クイーンQLLがあり長さが230cmになります。敷きふとんカバーは、+5cm長いものもあります。又、厚みのある敷きふとんの場合はマチ付きのものもあります。

布団カバーのサイズ選び

★カバーを選ばれる場合、まず、ふとんのサイズがどのタイプであるかを確かめ、そのサイズのカバーを選ぶと、大きさの点では問題はないでしょう。

★羽毛布団、羊毛掛けふとんは、表示サイズより実寸が長い場合がありますが、例えばSLの場合、表示サイズが150×210cmなのに実寸が155×215cmある場合は、150×210cmのカバーでよく他のサイズも同様です。

★ふとんの品質表示にある側サイズの表示には、実寸よりも10~20cm大きい数値を表示していますが、その長さのカバーは既製品では無いと言ってもよいと思います。

★敷きふとんカバーは、ふとんの厚みが特に厚いとかマットレスのように角張った形の場合には、カバーのサイズをふとんより+5cm長いものにするか、襠(マチ)付きのタイプを選ばれた方がよいでしょう。

長年ご使用中の敷きふとんのカバーを選ぶ際には、敷きふとんの実寸サイズを測る必要があります。敷きふとんは使用しているうちにヘタリがでます。当初、厚みがあるときは凹部であった中央部のキルト部分が伸びてしまい。表示サイズより広く、長くなっている場合があります。実際は敷きふとんを買い替え時期になっている場合もございますが、カバーを購入する際は実寸に合うものを選ぶか、大きいサイズのものを縫い込みサイズ調整が必要です。

★丈夫なカバーは、生地が丈夫なだけでなく、やはり丁寧な縫製がされています。カバーは表地と裏地の周囲を、内側でホツレ止めと直線縫いをしていますが、丁寧な縫製をしているものは表の周辺も直線縫いをしています。洗濯回数の多い方とか解れてヒモが外れると補修できない下宿の学生の方にお勧めです。

★最近は少なくなりましたが、従来の、綿ふとん、「ドンス」等の場合は、「ミノ」(生地を3幅使い仕上げた布団)、「ヨノ」の単位の大きさのものもあり、実寸をはかり適するサイズのカバーを選ばれることをお勧めします。上記のサイズでは対応できない場合があります。

余談になりますが、ペビー用のふとんを選ばれる際には、ベビーベッド(ベビーサークル)の内側のサイズに合うものを選んで下さい。敷きふとんが入らない場合があります。逆の場合も同様に!

羽毛布団にはカバーを掛けてお使い下さい。汚れるとクリーニングに出すようになりますが、えり元の汚れはおちない場合があります。洗濯をすると羽毛の品質は劣化します。

筆者:野口 英輝

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