ふとんの洗濯

洗濯前の確認

製品の品質表示の洗濯の絵表示を確認して下さい。手洗いなのか洗濯機、水温は?洗剤の種類は?乾燥方法などを確認して下さい。洗濯の際のぬるま湯とは、冷たくない程度の水のことです。20℃程度

洗濯の可否確認

ほつれ、ほころび、毛布のヘム(周囲の布)のほつれ、タオル地の製品などでは、パイルをひっかけて糸がのびていないかを確かめて下さい。(パイルの糸がのびている場合ははさみで切って下さい。)もしあれば修繕してから洗濯をして下さい。そのまま洗濯をするとより悪化します。

絵表示に従い、汚れのひどい物はつけおき洗い、部分的に洗剤の原液をつけるなどの処置をしてから洗って下さい。ファスナーがついているカバー等は、ファスナーを必ず閉じてから洗って下さい。

風呂桶手洗い洗濯

洗濯機が小さい場合、風呂桶の中で洗うこともできます。まず風呂桶に適当な水(残り湯も可、温度に注意!)をいれて洗剤を溶かす、毛布等の大きい物は屏風折り(ジグザグに折る)、風呂桶に沈めて、優しく踏み洗いすれば家庭でも洗濯ができます。洗い終わった後は栓を抜き十分に水切りをしてから、新しい水ですすいで下さい。十分に水切りをしないと重くて持ち上げられません。シングルサイズの夏布団程度まで。石鹸で足を滑らせないよう注意して下さい。(洗濯絵表示(洗濯表示)に従って、洗い方や干し方アイロンなど適切に取り扱って下さい。)

布団の洗濯

「羽毛布団を家庭で洗えませんか」とのご質問を頂くことがあります。羽毛を洗うと、乾燥しても羽毛が玉になり本来の保温力がなくなります。羽毛ふとんは、カバーを掛けて汚さないようにお使い下さい。汚れてしまった場合は専門のクリーニング業者にまかせてください。最近では、洗えるタイプのものもございます。次のサイトにて 洗える羽毛布団を自宅で洗濯する際の注意点をリストアップ致しました。

次に多い質問「敷き布団を家庭で洗濯できないか?」には、「お勧めできない。」と答えています。シングルサイズの敷き布団に、水を含ませると、その重は100kg以上になります。水切れのよい素材のものでもお勧めできません。専用の大型洗濯機を使うか、クリーニング業者に頼まれることをお勧めします。ただ、水切れが良いと言うより水含まないタイプの中芯の敷き布団、パッドの場合はご家庭で洗濯ができるタイプもあります。

ガンコな汚れ

掛け布団カバーは、なるべく早いサイクルで洗って下さい。えりもと(肩口)の汚れはガンコです。汚れた状態で使用すると、汚れがしみ込み漂白剤を使用しても、なかなかガンコにおちません。洗濯の際には、カバーの内側のひもが取れていないか、内側の隅に綿ボコリがたまっていないか注意して下さい。布団カバーの内側の隅には、綿ボコリがたまります。すすぎ終えたときに、ファスナーを開けて隅を点検して下さい。

中性洗剤とは

寝具の洗濯は製品に付いている洗濯表示に従って下さい。中性洗剤で有名な物では「アクロン」や「エマール」等がございます。酵素系の洗剤を使用すると羽毛などはダメージを受けるので使用しないで下さい。申し訳ありませんが、家庭での洗濯は自己責任にてお願いいたします。

寝具の洗濯をした後の寝具の干し方については、次のサイト布団シーツの干し方にてご案内しています。干し方により乾く速さが違ってきます。また寝具の収納方法についての問い合わせがございます。よくある質問が羽毛布団の収納方法について問い合わせがあります。

筆者:野口 英輝

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