羽毛布団の魅力は「軽さ・暖かさ」

 羽毛布団は確かに軽くて暖かい魅力的な寝具であることは間違いありません。しかし一定レベル以上の品質を備えている場合において、その魅力である「軽さと暖かさ」が体感できるものです。 ネット販売を含め市場に氾濫している羽毛布団の何割かは、この魅力を備えていない製品のように感じます。布団屋の視点で広告の内容を見ると、この商品は買わない方が良いのではないかと思うものもあります。

 一定レベル以上の品質と申し上げましたが、厳格な線引きができるものではありません。 たぶん満足のいくレベルのシングルサイズの例としては、業界の専門用語を使用して申し訳ないですが、羽毛はポーランド産マザーグースを1.2kg詰めている、側生地は80番手以上の超長綿の生地を使用、 立体キルト構造、有名ブランドの製品であること、できれば国内の工場で縫製されている日本製の羽毛布団であることです。 専門用語の説明は羽毛布団の選び方のサイトにて説明をしています。 この品質レベルであれば大丈夫だと思います。これだけの条件でも価格差はございます。言いかえれば品質差があると言うことです。

羽毛布団の「軽さと暖かさ」とは

 軽くするためには、布団の中味である詰め物を軽い素材の羽毛にしていることと、側生地の素材に軽い生地を使用しています。 暖かさは羽毛が膨らむ空気層と、布団のフィット性により熱を逃がさないためです。この羽毛布団の魅力の「軽さと暖かさ」にも羽毛と側生地の品質により幅があります。

 羽毛と側生地の品質の幅は、基本的というか偽装がなければ羽毛布団の品質差価格差の幅です。 この幅の中でも解りにくいのが羽毛の品質だと思います。特に消費者の方に解りにくいのが、「マザーグース」のような業界用語だと思います。 上記の条件で並べた言葉の中にも「80番手超長綿」とか「立体キルト構造」などがあります。この様な業界用語の意味を理解できると品質レベルを判断しやすくなります。 詳細は上記の「羽毛布団の選び方」のサイトをご覧下さい。

羽毛布団の落とし穴

 羽毛布団を購入される際に、陥りやすい罠「落とし穴」には色々な形態があります。最近でも見かける最もポピュラー?なものには、「水鳥羽根100%」とか最悪なものには「水鳥羽毛100%」等のタイトルを付けた「羽根布団」です。 羽根布団はウモウ布団ではありません。上質の羽毛布団の魅力を連想させて、実際は魅力の欠片すらない「ハネ布団」を購入してしまう落とし穴にはまるケースがあります。

 落とし穴にはまらないためには、まず価格で選ばないことです。価格を優先すると品質のどこかに歪みが生じます。この歪みは「軽さと暖かさ」という羽毛布団の魅力を損なう原因になります。 品質内容を十分に吟味する必要があります。では価格が高ければ間違いが無いとも言えません。悪徳業者による偽装された製品を高額で購入された例も珍しくありません。

 同じような品質に見える羽毛布団でも何倍もの価格差がありえます。例えば次のサイトでは「ポーランド産羽毛93%、側生地は綿100%」の羽毛の価格差について説明をしています。 羽毛布団の価格の謎に迫るというタイトルで、同じように見える品質の3つの羽毛布団を比較しながら説明をしています。 このサイトをご覧頂くと、いくつもの落とし穴があることがご理解頂けると思います。「ポーランド産マザーグース1.2kg、80番手超長綿、立体キルト」の条件なら大丈夫と思わないで下さい。上記の条件の最後に「有名ブランドの製品」という条件が付いています。 このブランド(メーカー)の確認をしない場合は「落とし穴にドボン」するかもしれません。有名でなくても誠実に羽毛布団を製造している会社も確かにございますことは明記しておきます。メーカーが有名でない場合は、販売店の姿勢をみる必要があると考えます。

 もしかすると布団屋でも違いに気付かないような業界用語がございます。「マザーグースダウン」と「マザーダウン」の違いは、ただ単に「マザー」と表現された場合には気付かないかもしれません。 「グース」の文字があるのとないのでは大きな違いがございます。この言葉の違いは、下記の「寝具の疑問(お問い合わせ)」コーナーに「マザーグースとマザーダック」のリンクを参照下さい。

落とし穴と思わないセールストーク

 悪徳業者、ハネ布団でもなく有名ブランドの羽毛布団を、あまり高くない程度の価格で購入できた場合、気付かないうちに「落とし穴」にドボン。 例えば「ある日実家に帰省した際に寝た羽毛布団は、ご自分で吟味して購入した寝心地を遙かに超えた上質の眠りを体験できた。」このようなケースもあると思います。 実家で寝るまでは気付かなかった「落とし穴」にはまっていた訳です。有名ブランドの羽毛布団のランクは幅ひろく製造されています。 ディスカウントスーパーで山積みされたものから、寝具専門店で販売されている高級品まで幅広いランク差が有ります。

 有名ブランドの低レベルの羽毛布団を、ブランド名を前面に出してのトーク、広告、説明文では、お買い得感満載の気分になりがちな場合があります。更に「今回限り」の限定を強調して購入意欲をそそる様なものもございます。 羽毛布団の品質は幅広く、上質のものから、それなりの品質、どうしようもないレベルまであります。上質の寝心地は「軽くて暖か」ですが、それなりの品質は個人差がありますが「それなりに暖か」です。 しかし、低品質の「ウモウ?布団」あるいは「ハネ布団」では、不満が残るだけです。

 残念ながら市場には、たくさん「ウモウフトンらしきフトン」が存在しています。安く売るためにコストを追求しすぎた「名ばかりのウモウフトン」あるいは悪徳商法の「ウモウフトンのようなハネフトン」 このようなたぐいの「羽毛布団」を使われたなら、悪いイメージが残るのも残念ながら致し方がないと思います。上質品の「軽さと暖かさ」の魅力を体感して頂くため、寝るための大切な道具は慎重に選んで下さい。

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