マザーグースのランク

 マザーグースダウンは高級羽毛布団のキーワードと言っても過言ではありません。 しかしこのマザーグースダウンにもランクがございます。 ランクの違いは、グースの種の違いと飼育方法、飼育環境、採取時期、洗浄程度によって品質が異なります。 マザーグースについて説明をさせて頂きますが、その前に業界用語の「かさ高」「ダウンパワー」についてご説明致します。

ダウンパワーとは

ダウンパワーとは、ダウンの品質(保温力)の指標です。
JIS(日本工業規格)により、ダウン30グラムを内径29センチの円筒に自然落下させて、 94.3グラムの円盤をのせて加重したときの容積を測り、 ダウン1g当たりの容積のことです。下記の数値は許容範囲を努めて除いた数値です。
315dp(廉価品)~380dp中級品~410dp(高級品)~430dp(最高級)~です。
許容範囲(誤差)に対するメーカーの認識の違いにより数値は少し異なる場合がございます。


マザーグースとは

 日本羽毛製品協同組合では、マザーグースはダウン率93%以上でダウンパワー440dp(かさ高180mm、西川基準は430dp)以上の品質と示されていますが、 メーカーにおいて「誤差の許容範囲」の認識の違いなのか?、「マザーグースの品質に差が出来ているように感じます。
理解しがたいことですが、ネット上で検索をすると、「マザーグース」の表示をしているが、品質表示は、 かさ高165mm(ダウンパワー表示なら400dp)である商品を見たことがあります。 マザーグースの表示だけでなく、ダウンの品質(ダウンパワー)の数値を確認する事をお勧めします。 2013年マザーグース420dpとの表示を見たことがあります。

 羽毛の産地として、まずはじめに出てくるのが「ポーランド」です。なぜポーランドなのかと言いますと、 ポーランドは国家事業(コーダ研究所など)としてグースの交配を重ねて「ダウンの鳥」の品種改良を行ってきたため、現在上質のダウンがとれるグース種があるためと言えます。 特に「コーダ種」の冠が付いたダウンは格上のものと言えます。 ここで一言付け加えるとするなら、ポーランド産であれば、ハンガリー産、ドイツ産、北極圏産、カナダ産などよりも「必ず」優れているとは言えません。 ハンガリー産のA農場のマザーグースはポーランド産B農場のマザーグースよりも優れた品質である場合も当然ございます。

 羽毛の色については、ホワイトグースとかシルバーグースのように表示されていますが、暖かさの差はございません。 日本人に人気なのはホワイトグースですが、柄つきの側生地の場合には、羽毛の色は解らない場合が多いです。 淡い色の側生地の場合は透けて羽毛の色が見えることもございますが、カバーを掛けると気にならないのではないでしょうか。
ホワイトグースの表示でも、シルバーまたは茶系のダウンがポツンと混ざる場合がございます。これは不良品ではございません。 ホワイトグースでもホワイト以外の羽毛も生えるのだとご理解下さい。

 同じダウンパワーでありながら、羽毛布団としてのボリューム感の違いを感じるのは、 入れられたダウンの量、内部構造、側生地の素材の違いが原因の場合がございます。表示品質が同じとすれは、 ダウンパワーの説明でもふれましたが、「許容範囲(誤差)に対するメーカーの認識の違い」このことが品質差に現れるのではないかと思います。

同じdpのマザーグースの品質差

 同じダウンパワーでありながら、羽毛布団としてのボリューム感の違いを感じるのは、 入れられたダウンの量、内部構造、側生地の素材の違いが原因の場合がございます。表示品質が同じとすれは、 ダウンパワーの説明でもふれましたが、「許容範囲(誤差)に対するメーカーの認識の違い」このことが品質差に現れるのではないかと思います。

 採取時期により保温力に差がでます。晩秋に採取されたものは冬用のダウンです。同じダウンパワー値のマザーグース表示でも保温力に差がでます。 羽毛の枝羽の構造は樹木に似ています。晩秋に採取されたダウンの枝羽の状態は樹木で言えば葉を沢山付けた状態です。春先に取れたダウンの枝羽は樹木が冬に葉を落とした枝だけの状態を想像して下さい。 この採取時期の違いは保温力に違いが出ます。採取時期もマザーグースのランクに関係します。

 羽毛布団を仕入れる際には、念入りにダウンパワー、充填量、側生地素材の品質についてチェックいたします。 羽毛布団をケースから出して3分から5分程度でおおよその品質は判断ができます。 ただ、全てのメーカーの羽毛布団について判断ができるわけではありません。 やはりメーカーの許容範囲(誤差)に対するメーカーの認識の違いを知らなければ判断が付きません。 例えば、ダウンに薬品によるパワーアップ加工を施されている場合などは、その時はパワーがあるように見えてしまいますが、時間と共にパワーがなくなりボリュームが出なくなる場合もございます。

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