羽毛布団の品質表示票の行間にランク差

 羽毛布団の品質表示票のサンプル画像を掲載致します。この品質表示票には布団のサイズが幅190㎝長さ210cmであること、側生地は綿100%の生地を使用していること、 更にダウンとフェザーの混合率がダウン93%フェザー7%のダウンを1.7kg充填していることが記載されています。ダウンの鳥の種類はホワイトグースであることも解ります。 (株)京都西川の羽毛布団を扱われている業者の方であれば、この品番からポーランドマザーグース(PM)、ダウン混合率93%、内部構造は2層式(TW)であることも解ります。 また、(株)京都西川の羽毛布団のマザーグースなので、少なくともダウンパワー430dp以上であることは判ります。

 上記の例はまだ解りやすい方だと思いますが、一般の消費者にとっては、この品質表示票からの情報では羽毛布団のランクは計りかねるのも事実です。

羽毛布団の品質表示票に記載外の数値で差

品質表示票  この羽毛布団は、ポーランド産ホワイトマザーグース(十分に成長した親鳥)、国内洗浄1000mm(ダウンを洗浄した水の透明度)、ダウンパワー430(ダウンの品質パワー)、 80番手(糸の太さ数字が大きいほど細い)の糸でサテン織り超長綿、2層構造の羽毛布団です。
 この品質表示票の記載内容には、ダウン(風を当てれば舞い上がる個々のダウン)の品質は解りません。側生地も綿との表示だけで、糸の太さ、織り方などは解りません。 品質表示票の行間を補う情報が、羽毛布団のランクを決めています。 この羽毛布団には、品質表示票の行間を補う情報として下記の様なラベルが添付されています。 よくあるお問い合わせの中に、”商品の説明蘭にはマザーグースと書かれているが、品質表示票には「詰め物グースダウン」との表示ですが、マザーグースなのでしょうか”との質問があります。 通常は、マザーグースを詰めた羽毛布団でも、品質表示票にはマザーグースと記載することは少ないと思います。 品質表示票には「詰め物グースダウン」と記載して、ラベル等により羽毛の産地とかダウンパワー値、マザーグースのような羽毛のランクを表しています。

 誠に申し訳ございませんが、マザーグースとか、洗浄度、ダウンパワー、糸番手などの用語につきましては、 羽毛布団の選び方にて説明をしていますのでご覧下さい。

添付ラベル  添付ラベルにおいても、国内洗浄1000mmという表示はありません。しかし(株)京都西川の羽毛布団において、このクラスのダウンは間違いなく国内1000mm洗浄されています。 確認済みです!

 このように品質表示票とか添付ラベル以外にもメーカーの経営理念の違いなのかと思えるような品質差がございます。

日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルの品質

日本羽毛製品協同組合のゴールドラベル   西川ブランドの羽毛布団には付いていませんが、日本羽毛製品協同組合(日羽協)が作ったダウンの品質を表すラベルです。左の黒色ラベルが最高級クラスのダウンに添付されています。

 冒頭の「(株)京都西川のマザーグースなのでダウンパワー430dp」との説明に疑問に思われた方もいるかと思います。補足いたします。 (株)京都西川は、日羽協の組合に加盟していますが上記のラベルは添付していません。日羽協においては「マザーグース」の規定がダウンパワー値430dp以上なっています。 そのためマザーグースである以上は、ダウンパワー430dp以上となるわけです。

品質表示票の数値に許容誤差

 最後に、あくまで当店の私感でございますが、品質表示票等に記載の各々の数値においてメーカーにより差を感じることがございます。 たぶん「誤差」、「許容範囲」に対する考え方の違いなのか?とも思います。

 一例としては、品質表示票には記載されていない羽毛ダウンパワー値について、 あるメーカーでは、430dpと表示する場合には、測定結果の平均値が440dp以上であるとことが条件とする社内基準を設けているようです。 確かにこの会社の羽毛布団は他社の440dpと表示しているものと比較しても遜色のない感触が得られます。 残念ながら逆の場合もあります。440dp以上のラベルが付いている場合でも390dp程度かと感じるものもあります。 具体的に言うとマザーグース(440dp)の表示であるがグースダウンの最低クラス(390dp)であると言うことです。

 メーカーから販売店までは、製品情報は100%とは言えませんが90%以上の情報は伝わっていると思います。ただ販売店において全ての情報を説明していない場合があるように感じます。 1例として「ポーランド産羽毛93%、側生地は綿100%の羽毛布団」この説明だけで金額表示をしている場合がございます。この条件だけでは価格差がありすぎます。 羽毛布団の説明には、品質表示票の行間を補う情報も記載すべきと思います。 広告の表示の仕方にも問題があるように感じます。この価格差については羽毛布団の価格の謎のサイトで説明をしています。

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