羽毛布団の価格はテレビショッピングから?

 羽毛布団を買う際に、選ぶための品質、価格の基準値はどのように入手していますか? 品質の良し悪しか、価格が高い安いの判断はどのようにしているかを、今一度考えて頂きたくこのページを作成しました。 羽毛布団の価格は何から得たかにより、基準値となる品質と価格が決まるように思います。 情報源としては、新聞の折り込み広告、テレビラジオの通販番組、あるいは量販店などで現物を見て情報を得られたかもしれません。 勧めは、ある程度上質の羽毛布団を扱っている専門店の情報を入手することをお勧めします。できれば複数のメーカーの製品を扱われているお店が良いと思います。 初めに得た情報が基準になる可能性が大きいと思います。 その情報が中立公正な標準的なものであれば良いのですが、偏った情報である場合は、その情報に基づいて選んだ羽毛布団は期待していた品質でない場合もございます。 (期待外れが大きいかも?)

羽毛布団の品質を評価する基準値はどこから入手

 消費者の方が、はじめて羽毛布団の購入を考えた時に、どのような羽毛布団を選べば良いの判らないと思います。 そのような時にテレビの通販番組で、羽毛布団の復元力をアピールするために、布団を押さえつけた手をパット離すようにするシーンをみせて、「この復元力をご覧下さい。」 「今回は、フランス産ホワイトダウン85%を特別に増量して1.5kg入れています。」「ふくらみも十分なので暖かくお休み頂ける」との立て板に水のような販売トークを聞いたとします。 そして今回は特別価格を用意させて頂きました。 ズバリ「19,800円」と申し上げたいところですが、今回はカバーをつけての価格でお願いします。(番組は架空のものです。)

 上記の通販番組の情報が、標準的な羽毛布団の情報になる場合が多いのではないかと思います。 簡単に言うと羽毛布団とは、19,800円程度のものだと思い込んでしまう可能性が高いと思います。 例えば上記の羽毛布団は、ダウンとスモールフェザーの比率においてダウン率は85%、フランス産ホワイトダックダウンです。 たぶん側生地はポリエステル系繊維を多く含む可能性が高いと思います。 もしかすると鳥特有の臭いが強い可能性もありお勧めできる品質とは思えません。 しかし、一般の視聴者にはテレビの影響力は大きく上記のテレビ番組からは、フランス産のダウンはダウンのなかでも高級なランクのダウンであると言う情報が伝わり、 更に「今回は増量」との説明にて、ダウンが多ければ多いほど暖かい羽毛布団に仕上がるとの情報が、消費者の方に記憶される可能性は大きいと思います。 その間違った情報が羽毛布団の標準的な品質、価格の基準として記憶される可能性は高いと思います。

 羽毛布団の価格は、カバー付きで19,800円程度がスタンダードと記憶されたとすると、 さらにお買い得品ならそれ以下の価格であると考えられても不思議ではありません。 この品質レベルの製品は、上質の羽毛布団を主に扱っている専門店では決して扱わないと断言はできませんが、 たぶん扱わないレベルの製品と言っても間違いではないと思います。ご気分を害されたならお許しを下さい。店主が無知なのかもしれません。

 上記の説明は回りくどいようですが、要するに羽毛布団の品質の良し悪し、価格が高い安いの判断の基となる情報のレベルが低ければ、 選らばれる製品の品質レベルも低くなる可能性が大きいと言うことです。 ズバリ言うと廉価版の情報を基にして羽毛布団を選ばれる場合は、比較する基準となる廉価版の品質レベルと同等か、 それより少し良い品質レベルである可能性が高いと思います。 仮に上記の羽毛布団の情報が標準値として記憶され、その情報を基にして購入したとすれば大半の方は満足されないと私は思います。(あくまで私感。)

標準的スタンダードな羽毛布団の品質評価をするためには

 羽毛布団の標準的な品質評価をするための正しい情報とは、ニュートラルな立場から羽毛布団を評価できる情報のことです。 この文章を作成している店主においても、ややもすれば自店舗の商品に偏る傾向があります。 中立公正というのは難しいことが理解できます。

 標準的な羽毛布団の品質、価格を評価する情報を入手するためには、多くの事例を参考にする以外にはないと思います。 当店の説明だけでなく他店舗の情報も参考にされることが、偏らない情報をえる方法だと思います。 「羽毛布団の選び方」などのキーワードとしてgoogle先生に尋ねてみるのも1つの方法です。(できればもう一度帰ってきてください。) その際に注意するポイントがございます。どのサイトにおいても自店舗で扱っている商品をひいき目で見る傾向があります。 そのお店において、どのクラスの品質の羽毛布団を中心に扱っているのかを見れば、おおむねその説明文章の傾向が判ると思います。

 具体的に申しますと羽毛布団に入れられているダウン羽毛は2種類の鳥から採取されています。 廉価版はダックダウンであり、普及品は上質ダックかグースダウンです。普及品(実用品)から高級品はグースダウンです。 最高級品はマザーグースダウンです。これ以外に別格のアイダーダウンも存在します。こちらがアイダーダックダウンの説明サイトです。 これらの品質クラスの中でどの品質のダウンを入れたものを中心に扱っているかを見れば、そのお店の得意とする羽毛布団の品質クラスが見えてきます。 どうしても主力の商品をひいき目で見る説明になる傾向があると思います。このことを認識して説明を読むことをお勧めします。

ニュートラル中立公正な視点での羽毛布団の品質評価

 努めてニュートラル中立公正な視点から羽毛布団の品質について説明を致します。 羽毛布団の品質は、中味のダウン羽毛の品質、側生地の素材と品質、メーカーの信頼度によりほぼ決まります。 基本的には価格と品質は比例しているとご理解下さい。寝具店の立場から言いかえれば特別安い価格での販売は希です。

ダウンの品質とは

 上記の様に鳥の種類にはダックとグースの2種類あり上質なのはグースダウンです。 それぞれのダウンにも品質差がございます。ダウンの品質の違いを表すものにダウンパワー値dpがございます。 簡単に言いますと、JISが定める条件下(布団の中の状態に近い環境)の基でダウン1グラム当たりの容積の大きさを数値化しています。 日本羽毛製品協同組合では、この数値の大きさにより添付されるラベルを4種類用意しています。 プレミアムコールド(440dp)/ロイヤルゴールド(400dp)/エクセルゴールド(350dp)/ニューゴールドラベル(300dp)がございます。 お勧めしたいのはプレミアムとロイヤルゴールドが付く羽毛布団です。

ダックダウンとグースダウンは例外もございますが390dp前後で大別されています。グースダウンは390dp以上のダウンパワー値があります。

 ダウンの品質には産地とか飼育期間により更に区別されています。  上質のものはマザーグースです。産卵用に長期にわたり飼育された親鳥から採取されたダウンのことで保温力、耐久性にも優れています。 このマザーグースの人気に便乗するものに「マザーダウン」とか「マザーダック」なるものがありございますが言葉の響きは似ていますが似て非なる存在です。 価格が安いマザー***には注意して下さい。

 羽毛布団の品質としては、ダウンの品質とダウンの量も関係しています。 品質の良いダウンと低品質のダウンでは充填量が異なります。低品質=低価格のダウンは量を多くする事で保温力を確保しています。

側生地の品質とは

 側生地の種類には、一部にシルクもございますが、化学繊維、超長綿の2つに大別されます。 低価格品にはポリエステル系の化学繊維が多い軽量の生地を使用する傾向があります。 廉価版はダウンパワー値の小さいダウンを使用するため、軽量の生地を使用することでボリューム感をだしています。

 普及品以上の品質の羽毛布団の側生地には、超長綿の生地が多く使われています。この超長綿にも織る糸の太さにより品質にランクができます。 50番60番80番100番手の糸があります。 数字が大きくなるに従って細くてしなやかな生地になり価格もアップしていきます。 更に品質を追求するなら同じ糸番手でも日本製の生地か否かにより品質に差が出ます。 日本製の羽毛布団ですが側生地は外国製の場合もございます。 日本製と表示しているうちの何割かは外国製の生地を外国で縫製しています。たぶん90%以上がこのパターンです。同じメーカーの同じ仕様で価格が異なる場合はこのパターンが考えられます。

メーカーの信頼度

 羽毛布団の品質において1番判りにくいのが中味のダウンの品質です。消費者の方にとっては中味を取り出して見たとしても品質の良し悪しは判断が付かないと思います。 この文章を作成している店主でも中味のダウンの品質を判断するには、側生地越しにダウンの品質を推測する以外に方法はありません。上質のダウンの羽毛布団を普段から触れる機会多いので、おおよその判断はできますが推測の域を出ません。

 しかし、この中味のダウンの品質を知っている人がいます。それはメーカーの人、工場でダウンを吹き込む作業をしている人です。メーカーはダウンの品質を知っています。 消費者の方が毎日使う家電製品を購入する場合、メーカー名の判らない製品を購入するでしょうか?しないと思います。羽毛布団も同様のことが言えるのではないでしょうか。 やはり信頼に値するメーカーの製品が安信できるのではないでしょうか。メーカー名の表示は当然のことと思います。メーカー名を表示していない製品を販売しているお店のアドバイスは参考にされない方が良いと思います。 更にメーカー希望小売価格の表示をして50%OFFと宣伝をされている場合、当然メーカー名の記載が有って当然と思います。この様な製品を販売しいるお店の情報は正確な情報と思えません。注意してください。

 鳥特有の臭いの問題は、やはり信頼できるメーカーの日本製なら問題はないと思いますが、ダウンの洗浄を十分に行っていることを確認する必要がございます。洗浄後の水の透明度が1000mm以上のダウンならほぼ問題はないと思います。 有名メーカーにおいても、未成熟のダックダウンを使用している場合は臭いがある場合があります。中国産ダックダウンは飼育期間が短いので臭が強い傾向があります。 品質の良いダウンを十分に洗浄しても、臭いに敏感な方は僅かに臭う場合がございます。無臭ではないことをご理解ください。

 信頼できるメーカーの製品は全てお勧めできるレベルの製品ではありません。メーカーも販売ルートに合わせて製品の品質レベルも幅広く製造しています。 例えば有名ブランドの西川の羽毛ふとんの品質レベルもピンキリです。 西川製だから全て品質の優れたものばかりとは限りません。販売先の要望に応じた製品を製造しています。この点も注意が必要です。

価格の判断基準

 寝具を購入する際に予算もあると思いますが、睡眠が私たち人間にとってどれだけ大切なものかを認識してください。食事と共に睡眠は取らずには生きていけません。 断食も続けることができないのと同様に眠らずに起き続けることもできません。睡眠は脳と身体をリフレッシュしています。健康な生活には睡眠は欠かせません。 寝具はその睡眠を取るための生活必需品である道具です。まずは価格のことを考えずに品質重視で寝具を探すことをお勧めします。 正確な商品情報と価格を複数のお店で比較する方法がよいと思います。

 価格について上記の例にあるような「カバー付き」でお得感は出ますが、カバーの品質はどの程度なのか、 生地の品質は?ファスナーのメーカーは?日本製か否かにより判断できると思います。 外国製の場合は品質面においてカバーは付いていないと考えた方が良い場合もございます。

羽毛布団の評価基準

羽毛布団の品質は、中味のダウン羽毛の品質、側生地の素材と品質、メーカーの信頼度により決まります。 まずは、複数のサイトで羽毛と側生地の予備知識を得てから、複数のサイトで希望ランクの製品をリストアップされることです。 その際にそのお店の信頼度も合わせて見られることです。例えばメーカー希望小売価格から値引きをされていても、肝心のメーカー名の記載が無いなどのケースもございます。

 ニュートラルな、中立公正な立ち位置から羽毛布団の選び方についてページを別に用意致しました。 当店の傾向としては、実用ランクの品質以上のランクをお勧めしているため、ややグースダウンを中心に説明をしている傾向にあります。 ただし、ダウン、側生地、内部構造などについて品質通りの説明に徹したと思っています。廉価版のものは廉価版として、品質の良いものは上質品として説明をしています。

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