羽毛布団のデタラメなウソの説明

 お客様からの問い合わせの中には、あきれてしまうウソの説明をして、羽毛布団を販売していることが多いように感じます。そこまでウソを並べて売るのはいかがなものか? 消費者の方を騙すのも「ええかげんにせんかい!!!」と思うことしばしばです。 ウソとまでは言えませんが、高級羽毛布団の説明と共通するキーワードだけを並べた低品質な羽毛布団の広告には注意して下さい。

羽毛布団のダウン量は?

 ダウンパワー410dp~440dp(以下dp)の場合、シングルサイズで1.2kgダブルサイズでは1.6kgが主流と思います。 ダウンパワー値の低い場合は、200g~300g増量したのもを見かけます。暖かさ(保温力)はダウンの品質も関係しますが量にも関係します。 最近、地球温暖化の影響なのか最低温度が15度以下にならない寝室もあるとのことです。そこで羽毛量をシングルサイズで1.1kgダブルサイズでは1.5kg入れた羽毛布団を見かけます。 (当店では製造コストを抑えるためではないか?と考えています。) 新品の時は、100gの差は見た目には判らない程度ですが、100g少ないと5年から10年後にダウンが劣化してきたときに膨らみに違いが出ます。 特にダブルサイズでは二人が寝返りを打つので、ダウンの劣化が進みやすい傾向があります。そのためダブルサイズでは、ダウンパワー430dpのダウンを1.7kg入れたものもございます。 しかし、ダウンを多く詰めれば詰めるほど保温力がアップする訳ではありません。 ダブルサイズの場合、 430dpのダウンを仮に2.0kg入れた場合、布団が張りすぎて堅くなり体にフィットせずかえって保温力の低下を招くことになります。

 羽毛布団のダウンの充填量は、ダウンパワー値にもよりますが、410dp~430dpの場合シングルサイズで1.2kgダブルサイズでは1.6kgが主流と思います。 特別なダウンでない限り、充填量がシングルサイズで1.2kg切ると保温力に影響すると思います。ただしメーカーの社内基準の違いか?ダウンパワー表示値に余裕を感じるメーカーもあります。 ポーランド産ホワイトコーダ種のマザーグースとか、470dpのマザーグースなどでは、シングルサイズ1.0kgを充填した製品がございます。 たぶんシングルサイズの羽毛布団の側生地に470dpのマザーグースを1.2kg詰めると、パンパンにふくらみ張りすぎて、体にフィットせずかえって保温力の低下を招くことになります。 最低温度が15度以下にならない寝室なら、シングルサイズで充填量が1.1kgでも大丈夫だと思います。 最低温度が15度以下にならない寝室があるとすれば、日本では沖縄県ぐらいしか思い浮かびません。

 日本国内において、最低温度が15度以下にならない寝室が多いのであれば、メーカーは競ってシングルサイズで充填量1.1kgのタイプの羽毛布団を作るはずです。 しかし、定番の羽毛布団とか通年使用するカタログに掲載する製品には、シングルサイズで通常クラスのマザーグースの場合、充填量1.1kgの羽毛布団は見かけません。 不思議に感じるのは、当サイトの店主の性格がひねくれているから?・・・

洗える羽毛布団のダウンは上質なのか?

 最近ダウンケットでウォッシャブルタイプがございますが、この洗えるタイプのダウンは、上質なので洗えるとの説明を受けたというお客様から問い合わせを頂きました。 「有名ブランドの海外生産のダウンケットを購入したが、臭いが強くてどうしようもなく洗えるタイプなので洗ってみたが、臭いはとれずに使えないので新しく購入したいのですが、 洗えるタイプのダウンは上質なので、洗えるタイプのダウンケットで、臭いのしないものを希望されている」とのお電話でした。 洗える事とダウンの品質は関係がない旨の説明を致しました。根拠の無い説明をする業者もいるものだと・・・・。 洗えるタイプのダウンケットには、高級なダウンは使用していないものが多いと思います。正確に言いますと、洗える羽毛が上質でないと言っているわけではありません。

 ダウンケットとか羽毛布団を家庭で洗うとダウンはどうなるか?洗濯をする場合は基本的には中性洗剤を使用します。おしゃれ着洗いのタイプです。 羽毛布団を細長く畳み洗濯ネットにいれます。洗濯方法の説明書きに従って下さい。 問題は乾燥方法です。十分に水をきった後、風通しのよい場所で干すのですが、中のダウンは団子状になっているため途中で何度かほぐさなければなりません。 家庭で洗濯をできるのは、ダウンケットの様な薄いタイプに限られると思います。冬用の羽毛布団はクリーニング店に出された方がよいと思います。

 ほとんど全ての羽毛布団は、技術力のある羽毛専門のクリーニング屋さんなら洗うことはできます。 しかし、ダウンの劣化は避けられません。乾燥後、中身のダウンは正常な状態に戻らない場合が多いのではないかと思います。 羽毛布団のリフォーム作業の経験から申し上げると、クリーニング後のダウンは、玉状になり保温力また温度調整力が低くなったものを多く見かけました。 羽毛専門のクリーニング屋さんならまだしも、ドライクリーニングなどをされると中のダウンは油脂分がなくなり、割れて枝羽になり保温力がなくなり暖かくなくなります。

 前にも申しましたが、「上質なダウンなので洗えます。洗えるダウンは上質です。」洗えることとダウンの品質は関係ありません。通常洗えるタイプのものはダウンケットに見かけますが、 上質のダウンが入れられているものを見かけたことがありません。基本的に夏用のケットにマザーグースなどを入れる事はないと思います。

蒸ない?ノンダンプの羽毛布団を洗うと

 羽毛布団の側生地は、通常ダウンが吹き出しにくい加工のダウンプルーフ加工をしているものが多いです。この加工をしていないノンダンプの生地で作った羽毛布団があります。 特徴は生地の通気性があり蒸れ感が少なく、洗える羽毛布団として販売をされているお店もあります。しかし、このノンダンプ生地はダウンの吹き出しを防ぐために、糸の打ち込み本数を高密度にしています。 このノンダンプ生地の羽毛布団を洗濯をすれば、最大の特徴である通気性は半減どころか極端に低くなります。 洗える羽毛布団の洗濯時の注意点のサイトもご覧下さい。

羽毛布団を売らんがためのウソ?

 羽毛布団の販売を優先するために、良いところだけを前面に出し、都合の悪い、正確な情報は後方に隠したような商品説明を見かけます。 消費者の方を惑わしているかのような羽毛布団の説明を見かけます。例えば「ポーランド産の羽毛93%、側生地は「綿」100%」と表示だけでは価格差は3倍以上あります。 この謎を同じ説明の羽毛布団の価格差の謎を説明したサイトも設けましたのでご覧下さい。

 羽毛布団の選び方のサイトにて、品質の違いについて説明をしています。お役に立てれば幸いです。 ご満足のいくレベルの寝具をお選びいただき、すっきりとした目覚めをして頂く事を願っています。

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