立体キルトの羽毛布団の構造

 羽毛布団の内部は、格子状にブロックされて各ブロックに羽毛(ダウン)が充填されています。このブロックとブロックの境目のキルト(縫い)の仕方の違いが立体かそうでないかの違いです。 この境目部分において布団に厚み(立体的)があることです。

羽毛布団の立体キルトとは

 羽毛布団は、表生地と裏生地を格子状に直に縫い合わされているヨーロピアンキルトと呼ばれているタイプがあります。このタイプを改良して表生地と裏生地の格子状の仕切り部分に、 垂直に介在するマチ布を間に入れて仕立てられているのが立体キルトです。格子状の仕切り部分が厚みがでるようにキルト(縫い)あげられたことです。下のイメージ図をご覧下さい。 ブロックとブロックの境目(格子状の仕切り部分)に厚みがあるタイプが立体キルトです。

ヨーロピアンキル
立体キルト

立体キルトのマチ布とは

 マチ布とは、上の右側の図にある表生地と裏生地の間に介在する布(図では赤い線)のことです。ヨーロピアンキルの場合では、格子状の境目の部分の厚みがなく熱が逃げて保温力が低下します。 そこでマチ布を入れる事により境目の部分に厚みを持たすことで、熱が逃げずに暖かい羽毛布団に仕上がります。このマチ布の幅を狭くすると同じダウン量でもよりボリューム感が出ます。

立体キルトマチ布の幅について

 マチ布の無いヨーロピアンキルは主に夏用のダウンケットなどに用いられています。マチ布の幅は、春と秋に使用する合い掛けタイプなどでは狭く3センチ程度が一般的と思います。 冬用の羽毛布団の場合は、5㎝~8㎝程度のものがあります。中央部のマチ布の幅を広く周辺部のマチ布を狭くしたタイプもあります。

 立体キルトにおいて、マチ幅を極端に狭くするとより膨らんでいるように見えますが、極端に狭くすると熱が逃げるので保温力が下がります。 立体キルトの羽毛布団をネット上で探す場合は、キルトの凹部分が見えるものを選ぶようが無難です。 一般的な立体キルトのマチ幅は5㎝程度はあり、羽毛布団のキルトの凹部分が写っていないのは不思議です。膨らんだように見せるために写している画像と当店では判断しています。

完全立体キルトとは

 羽毛布団の内部は、ダウンをブロックごとに仕切られた状態になっています。各ブロック間は、製造時においてはダウンを吹き込む管がとおる通路が開いています。 この通路が簡単な仕掛けのものから、複雑な逆止弁的な仕掛けのものなど様々なものがあります。廉価版は簡単な仕掛けのものです。 高級なものは複雑であったり、ダウンを吹き込み後に完全に塞いでしまうタイプのものなどもあります。ブロック間のダウンの移動が無いタイプのものを完全立体キルトと言われているメーカーもあります。

立体キルトの羽毛布団の重さ

 一般的な立体キルトは1層構造です。2層3層構造のタイプも立体構造ですが、通常立体キルトという場合は1層構造のことを指していると思います。 1層立体構造は、2層3層構造と総重量を比較すると軽いものが多いです。同じ品質のダウンで同じ品質の側生地で作る場合、2層構造では上層と下層を仕切る布が1枚必要になります。 1層立体構造の羽毛布団は、少なくともこの布の分だけ軽量化できます。

立体キルトの羽毛布団の価格

 通常立体キルトという場合は1層構造の立体キルトのことを指していると思います。2層3層構造と比べると1層構造のタイプは安いものが多い感がします。 1層立体構造のほうが、構造的にブロックの数が少ないため製造工程が少なくてすみます。そのため廉価版が多いのも事実です。 しかし、完全立体キルト等を採用している1層立体構造の高級羽毛布団が存在します。やはり軽さを追求すると1層構造にして上質のダウンを充填する仕様が多いようです。

 羽毛布団の選び方のサイトをご案内いたします。お役に立てれば幸いです。 ご満足のいくレベルのふとんをお選びいただき、すっきりとした目覚めをして頂く事を願っています。

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