二層式と一層立体キルトの違い

 羽毛布団の二層式とか一層式などと言っても解らないと思います。二層式とか一層式とは、羽毛布団の内部構造のことを言っているわけです。 一般的な羽毛布団の構造は、立体キルトになっています。 この立体キルトとは、表生地と裏生地の間にマチと呼ばれる布が介在して、羽毛布団を厚みのある立体的構造に仕立てる縫製(キルト)のことです。

羽毛布団の立体キルトとは

一層立体キルト

 羽毛布団の表生地と裏生地の格子状の仕切り部分に、垂直に介在するマチ布(左の図の赤い線)を間に入れて、仕立てられているのが立体キルト構造です。 立体キルトとは、羽毛布団が立体的にキルト(縫い)あげられたことです。 ブロックとブロックの境目(格子状の仕切り部分)にマチ布があるタイプが立体キルトです。

 このマチ布の幅(赤い線の幅)を狭くすると凹凸感が際立、ボリュームがあるように見えますが、このマチ布の所で布団の厚みが薄くなり保温力の低下につながってしまいます。 そこでこの問題を解決するために二層式のキルト方法ができました。

羽毛布団の立体二層式キルトとは

二層式立体キルト

 羽毛布団の立体二層式キルトは、左のイメージ図をご覧頂ければ一目瞭然だと思います。 上層と下層のマス目の数を変えることで、凹凸の凹の部分が上層と下層ではズレるために、立体二層式キルトの羽毛布団は厚みが平均かするために保温力がアップします。


 二層式キルト構造を具体的に言いますと、上層のマス目の数を横に3マス縦に4マス、下層のマス目を横に4マス縦に5マスにする事で、上層と下層の凹の部分の位置がずれます。 上層においては横に3マスとは3分の1の所に凹部分ができます。しかし下層においては4マスなので4分の1の所に凹部分ができます。

羽毛布団の立体二層式キルトも色々

 立体二層式キルトは、上層と下層の凹の部分の位置がずれると説明を致しましたが、横方向にはズレているが縦方向にはずれていないキルトもあります。 上層のマス目の数を横に3マス縦に4マス、下層のマス目を横に4マス縦に4マスにしたキルトもあります。

羽毛布団の二層式と一層立体キルトの暖かさの違い

 二層式と一層立体キルトの暖かさの違いを、実際に検証したデータは見たことはありませんが、私感で申しますと、二層式がやや暖かいと感じています。 二層なので一層の2倍暖かいと言うわけではありません。側生地の素材と同じ品質のダウンで充填量が同じであれば、二層式と一層式構造の暖かさは3%の差は無いのではないかと思います。 同様に二層式と三層式においても、キルト違いによる大きな差はありません。

羽毛布団の二層式と一層立体キルトの重さの違い

 二層式と一層立体キルトの重さは、上のイメージ図を見比べて頂くと解りますが、二層式は上層と下層を分離する布が1枚必要になります。単純に言ってもその布の分は重くなります。 ただ重くなると言っても健常者にとっては判らない程度の差しかありません。ただ、ご高齢者には軽い一層式の羽毛布団をお勧めします。

羽毛布団の二層式と一層立体キルトの温度調節と調湿機能の違い

 二層式と一層立体キルトの温度調節と調湿機能の違いは、やはり大きな違いがあるのだと思われるかもしれませんが、大きな違いはありません。 ただ比較すると、やや二層式の方が調湿機能が劣ると言えます。上層と下層を仕切る布の分はどうしても調湿機能は下がります。温度調節も同様ですが、二層式はその分暖かいと言えます。 寒がりの方には二層式、三層式キルトの羽毛布団がお勧めです。

 三層構造は、2枚のふとんを1枚に縫合した構造のものもあれば、2枚の間に更にダウンを充填した構造のものもあります。(株)京都西川の製品にございます。

 品質の違いについて説明をさせて頂いた羽毛布団の選び方のサイトをご案内いたします。お役に立てれば幸いです。 ご満足のいくクラスの寝具をお選びいただき、すっきりとした目覚めをして頂く事を願っています。

ページトップへ▲