2014年の原毛ダウン価格動向

原毛ダウンの減少による羽毛価格変動

2014年3月現在においての原毛ダウンの価格高騰について記載いたします。価格は依然として高止まりです。気になることは、ウクライナの情勢が悪化した場合は、今年2014年の秋以降のウクライナ産ダウンの減少と価格高騰と言うことになってくると思います。以下の文章は、2012年から2013年の原毛ダウン価格の動向について説明をしたものです。

原毛ダウンの高騰により羽毛布団の価格高騰2014

2013年秋には、羽毛布団の価格は前年対比150%から200%に値上がり致します。このことは2013年3月にお伝えしていましたが、もしかしたらお伝えした以上に羽毛布団の価格は値上がりするかもしれません。そして消費者の方にとっては、同じ品質に見えてしまう羽毛布団の価格差がより一層ひろがるかもしれません。

2012年秋からマザーグースを含めグースダウンの入荷の遅れで、製品の入荷が遅れに遅れて11月に在庫切れを起こしてしまいました。その後も2013年1月になれば解消するであろうと考えていましたが、2013年3月になっても羽毛布団の入荷は遅れていました。なぜダウンの入荷が遅れるのか?メーカーに問い合わせたところ中国での鳥インフルエンザが発生したため、ダックダウンの生産量の減少によりグースダウンにも影響が出ているとのことでした。

中国のダウンは主にダックダウンなのに、なぜグースダウンまでが値上がりするのか??。寝具以外にも防寒着(ダウンジャケット)に大量に消費されているダックダウンの減少のため、その不足分をグースダウンで代用するためであろうと思います。2013年6月1日朝日新聞大阪版の夕刊の記事にも同様のことが書かれていました。以下は朝日新聞の記事より「中国での鳥インフルエンザの発生により、当局による家禽の処分命令などにより中国の生産量が前年の3割程度まで激減、この不足分は欧州を含む外国から輸入となってしまった。結果一般的なダウンは1キロ当たりの価格が57~58ドルであったものが87~88ドルになったと・・・」以上

原毛ダウンの高騰は為替レートにより更に価格高騰

原毛ダウンの価格は、2010年頃より値上がり傾向でありましたが、ここまで値上がるとは想像していませんでした。為替による値上がり分(2012年1ドル80円台/2013年1ドル100円)を考慮すると、日本国内での羽毛布団の価格はどうなるのでしょうか??。ドル換算で1.5倍に価格が高騰しているうえに、更に為替により20%アップするわけです。

2013年8月に今後の原毛ダウンの価格についてメーカーに尋ねたところ、2013年秋の仕入れの予定は現時点で無いとの回答を頂いたメーカーがありました。他のメーカーも同様の状態の様子です。原毛ダウンが無い!!!。あっても手が出せる様な価格ではないため仕入れが出来ないようです。
羽毛価格の値下がりはあるのか?と尋ねると「2013年秋の仕入れの予定は現時点で無い」値下がりの可能性はないでしょう。

当店も、たぶん羽毛価格の値下がりはしないと思います。しかし、問題はこれまでもありましたが偽装品が出てくるのが心配です。今年も日本羽毛製品協同組合が行っています「試買テスト」がありました。市場にある羽毛布団を購入して中身を検査するテストです。この試験において不合格になっている製品がございます。二年連続で不合格になった製品を作ったメーカーもあると聞いています。品質表示はグースダウンですが中身はダックダウンを混合したものとか。もっとひどい場合は、品質表示はダックダウンですが中身はチキンを混合したものも出てくるのではないかと・・・。

原毛ダウンと為替変動が羽毛布団の価格高騰

1214年12月27日に加筆致します。原毛ダウンの減少と予想以上の為替レートの変動により、ますます原毛ダウン価格が高騰致しました。1ドル120円です。残念ながら2014年当初の予測が当たりました。しかし、2015年を考えると為替レートはまだ少し厳しくなる予感がします。アメリカ経済と金利さらにロシア、中国・・・・寝具店が考えても仕方ないことかもしれませんが、羽毛布団は中味が見えません。原毛ダウンの価格が値上がりすると偽装の文字が頭に浮かんできます。日羽協という組織が試買をして公的機関にて検査をしていますが、相変わらず品質偽装が有ります。

羽毛布団を購入する場合は、メーカー名の確認が必要と思います。ブランド力のあるメーカー品から選ぶのが安心だと思います。

2013年のダウンの価格については2013年の価格高騰よりご覧下さい。2015年の価格 2015年の価格高騰