羽毛布団を購入時の注意

 羽毛布団を買う時の注意点をチェックリストとして書いてみました。購入する際に必ず注意していただきたいポイントがあります。その1番目のチェックポイントが「羽毛布団」と「羽根布団」です。大きな違いがございます。更に巧妙なのは、羽毛(ダウン)の産地国を限定しない北欧産ダウンなどの表現です。このダウンにも採取する鳥の種類とランクがあるので、説明文を注意深く読む必要があります。

 このページ内でも業界用語を使用しての説明が多くあります。羽毛布団の商品説明においても「ダウン率」とか「ダウンパワー」などの用語が使用されています。このような言葉の意味が理解できない場合は、羽毛布団の選び方のページをご覧頂いてから、当ページをご覧頂ければ理解しやすいと思います。カタカナとかアルファベット等の不明な言葉は、十分に調べてから購入することをお勧めします。

羽毛(ダウン)の説明に注意

 紛らわしい業界用語は他にもあります。ホワイトダウンとホワイトグースダウン、あるいはマザーグースとマザーダウン等があります。このような紛らわしい用語などをチェックするための注意リストを作成しました。

羽毛布団と羽根布団をチェック

○羽毛布団と羽根布団は全くの別物です。

 羽毛布団と思って羽根布団を選んでいませんか?価格の安さに惑わされないでください。品質表示票のダウン率をチェックして下さい。羽毛が少なくフェザーが多いのが羽根布団です。

羽毛の産地をチェック

○羽毛の産地国の表示の有無?

 例えばこのような商品説明があったとしたら?「寒さ厳しい北欧のポーランドやハンガリーはダウンの産地として定評がございます。この製品には、その北欧産羽毛をたっぷりと使用しています。」商品説明の前半分は一般的なダウンの評価を書いているに過ぎません。

さりげなく北欧のポーランドやハンガリーは、北欧産ダウンに置き換わっています。この製品のダウンは、産地国を特定しない北欧産のものです。さらにダウンを採取した鳥の種類とかランクの説明がありません。

ダウン品質をチェック

○ダウンを採取する鳥

 ダウンは水鳥のグースとダックの2種類あります。ダウンの鳥の種類が、ダック、グース、マザーグースなのかを調べて下さい。また、マザーダウンとマザーダックダウンはダックダウンです。ダックダウンには鳥特有の獣臭の問題があるかも?

○ダウン率をチェック

 当店の考えでは、ダウン率は90%以上がお勧めです。冬用の羽毛布団でダウン率85%の製品もございますが、お勧めしたいレベルではございません。

○ダウンパワーをチェック

 羽毛の品質基準値にダウンパワーがあります。当店では390dp以上をお勧めしています。390dpクラスなら二層構造をお勧めします。

○日羽協のゴールドラベル

 4種類のラベルの内でも当店がお勧めできるのはプレミアム/ロイヤルのふたつです。ラベルはダウンのクォリティーに応じて付いています。ラベルの裏側には基本的に製造会の社名(または識別番号)の記載があります。ラベルの裏面を注視して下さい。西川ブランドにはこのラベルは付いていません。

○羽毛の充填量をチェック

 ダウンパワー390dp-430dpの羽毛の充量は、各メーカーにおいて、ほぼ共通していてシングルサイズでは1.2kg-1.3kgが主流です。充填量を少なくすると軽くなりますが保温力は下がります。羽毛布団の品質表示票の充填量を注意して見て下さい。

○マザーグースのdp値をチェック

 当店の認識では、マザーグースであるならダウンパワー430dp以上の品質であると認識しています。日羽協のラベルからも同クラスと思います。マザーグースでもダウンパワー値が低いものもあります。

羽毛布団のサイズをチェック

○サイズにはシングル/ダブル以外にも

 高身長(180cm以上)の方がうつぶせになると200cm以上になります。ゆったりと寝るには幅と長さが必要です。ロングロングサイズ230cm・クィーン・キングなど、少々価格は高くなってもサイズアップをお勧めします。

○寝返り回数が多い場合もサイズをチェック

 寝返りすると背中が寒い場合があり、暖かく寝るためには幅の広いものにサイズアップが効果的です。太い方が寝返りをすると背中に隙間ができる場合があります。

側生地素材をチェック

○羽毛布団の生地素材と品質、お勧めは超長綿

 側生地には、新合繊が増えつつありますがお勧めは超長綿です。超長綿の側生地にも糸の番手の違い日本製と外国製があります。お勧めは日本製です。

内部構造をチェック

○羽毛布団の内部構造、軽さは1層、暖かさは2層

 暖かさは構造だけではありませんが、1層構造より2・3層構造が少し暖かいと言えます。

○羽毛布団の内部キルト

 内部の構造には2.3層構造意外にも密閉キルトというものがあります。この密閉キルトとは、少々高くなりますが長年使用しても羽毛の片寄りがなく安心です。通常のキルトが特に移動しやすいと言うことではありません。

メーカー名をチェック

○製造会社名の記載の有無認

 知名度が高くなくても、素晴らしい品質の商品を製造している会社はございます。当店が信頼出来る会社は極めて少数です。当店ではメーカー名の表示をしています。羽毛布団を購入する際には、メーカー名の記載の有無を調べて下さい。

○メーカーの信頼度をチェック

 素晴らしい品質の羽毛布団を見かけます。しかし製造会社名の記載が有りません?。記載されていてもそのメーカーの信頼度は???
信頼出来る有名メーカーの製品がお勧めです。製造会社名の表示のないものは要注意!

○メーカー希望価格をチェック

 有名メーカーでは見かけませんが、品質とコストから考えてなぜこんなに高額になるのか?理解できない羽毛布団を見かけます。製造会社の名前がないのに、メーカー希望価格を掲載されても???少なくとも製造会社名の記載が有るか否か注意が必要。

○値引き後の価格は適正か

 90%OFFのような値引きはあり得ません。値引き後の価格は適正か、布団以外の製品の価格と比較すれば判断がし易いと思います。例えばダウンつながりでユニクロのダウンジャケットとか洋服の価格と比較されてはいかがでしょう。

○有名メーカーの羽毛布団は全て上質?

 「有名メーカーの羽毛布団だから良い」?有名メーカーにも廉価版もあります。また海外生産のものもございます。

「日本製」羽毛布団の製造工程をチェック

○生地と縫製が海外製でも日本製羽毛布団

 純日本製の羽毛布団は現在少ない状況です。日本製の生地で日本国内で縫製して、国内で羽毛を充填した純国産品は少ないのが現状です。

画像をチェック

○不自然にボリュームのある羽毛布団の写真

 ふわふわ感満載の写真ですが、注意して見るとなんだか不自然ではありませんか?凸の部分を強調する為に凹部分が見えないようになっていませんか。

「価格ありき」をチェック

○価格重視になっていませんか?毎日使います。

 羽毛布団は毎日使うものなので価格で選ばず、品質を重視されることをおすすめします。低価格のものは寿命が短いので再々購入すればよいとは考えないで下さい。価格の違いは寿命ではなく寝心地の違いとしてあらわれ睡眠の質に違いがでます。暖かさの差として現れる場合もあります。価格での選び方において注意頂きたいのは、綿、化学繊維のワタの布団より安い羽毛布団を見かけます。製造原価から考えると、あまりにも安い製品はお勧めできません。大ざっぱな計算ですが、1日当たり10万円の羽毛布団の価格は菓子パン半個の価格です。

目的別での羽毛布団の選び方

○目的にあったものを選んで下さい。

 毎日使うものなら、価格で選ばず品質を重視されることをお勧めします。質の良い睡眠を得るには質の良い寝具が必要です。注意点ではありませんが寝具店のつぶやきです。

○柄で選んでいませんか?

 購入時には「柄」は気になるものです。寝具店も仕入れの際に気になります。注意点とまでは言えませんが、カバーの柄を選ばれてはいかがでしょうか。

○柄込み・柄はメーカーまかせ?

 購入時には「柄」が特定できない「柄込み」「メーカー任せの柄」の羽毛布団は品質が異なる場合も考えられます。色違いとは別で、柄が異なれば生地が異なる可能性もあります。

ランキングと口コミ情報の注意点

○売れ筋ランキング上位の羽毛布団は上質?

 羽毛布団の売れ筋ランキングにおいても、上位のものがお客様にとって希望通りのクラスであるのか?だだ単に販売価格が安いため多く売れた?羽毛布団の購入は、まずは価格を気にせずに品質の比較をされて、慎重に選ばれることをおすすめ致します。

○口コミ情報と現在販売中の製品は同一?

 同じコード番号で画像と商品説明を入れ替えることは可能です。過去に販売された製品の口コミ情報の可能性も?

○フィルターとして機能する店か?

 お客様のニーズに合った最高の選択をご提案すべきと思います。寝具店としては、「お客様のご予算ではご満足頂ける羽毛布団はございません。」と言うことも必要な場合があると考えます。品質以上に素晴らしい商品であるかのような表現、宣伝には注意が必要です。

 以上が当店が羽毛布団を選ぶ際の注意点です。チェックリストの内容は、全ての方に満足のいく内容ではないかもしれません。しかし、失敗しないためにも参考にして頂ければ幸いです。

次のリンク先には、失敗しない羽毛布団の買い方を案内しています。また、羽毛布団の品質差について詳細な説明、業界用語などを羽毛布団の選び方として掲載しています。ご覧頂ければ幸いでございます。

羽毛布団を購入時の注意点まとめ

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羽毛布団購入時チェックリスト
  1. 羽毛布団と羽根布団を混同していませんか?
  2. 羽毛の産地国の表示の有無?地域ではなく国名の表示はありますか?
  3. ダウンの鳥の種類?お勧めはグース。ダックには臭いの問題があるかも?
  4. ダウンパワー390dp以上?グースダウンがお勧め。同じdp値ならグース
  5. ダウン率は90%以上?許容誤差があるのでお勧めは93%
  6. プレミアム/ロイヤル/エクセル/ニューのラベル。勧めはプレミアム/ロイヤル
  7. 羽毛充填量?シングルなら400dpグースの場合1.2kg-1.3kgまで。過多NG
  8. マザーグースの注意点。ダウンパワー値は430dp以上(西川基準)
  9. サイズにはシングル/ダブル以外にも。クイーン、ロングロングサイズも有り
  10. 寝返りが多い、体格がよい方はサイズアップした羽毛布団がお勧め?
  11. 側生地素材と品質、当店のお勧めは超長綿とかテンセルなど
  12. 内部構造、軽さは1層、暖かさは2・3層。あなたは寒がり暑がり?
  13. 羽毛布団メーカーの信頼度?少なくともメーカー名のチェック
  14. 価格は適正か?90%OFFはあり得ない?その価格を布団以外の物と比較
  15. メーカー希望価格からの値引き表示はあるがメーカー名の記載がない???
  16. 有名メーカーの羽毛布団は全て満足できる品質?製品ランクはピンキリ
  17. 「日本製」羽毛布団の何割かは海外製の生地を海外で縫製。純日本製?
  18. 「純日本製」には日本製生地・国内縫製を確認することで可能かも
  19. フカフカ感満載ですが不自然にボリュームある画像では
  20. 誰しも安く買いた。価格優先の買い方?毎日使うものです。寝心地の違い。
  21. 低価格品と高級品の違いは寿命より寝心地の違いです。買替は難しい。
  22. 柄で選んでいませんか?柄を選ぶならカバーの柄を
  23. 柄込み・柄はメーカーまかせとは、同じ品質か?柄が違えば生地も違うかも?
  24. クチコミ情報は過去に販売された製品のもので、商品が入替わっているかも?
  25. 売れ筋ランキング上位の羽毛布団が上質ランクとは限りません。
  26. 羽毛布団の購入目的にあった品質ですか。
  27. メーカーと消費者の間でフィルターとして機能する店か?

視点別の羽毛布団の選び方

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