超長綿の布団カバーとはどのようなものかについて解説を致します。超長綿の生地を使用した布団カバーには綿花の種類とか糸番手を記載したものがあります。これらの意味を解説しながらおすすめの布団カバーをご案内します。
超長綿の布団カバーとは
超長綿の布団カバーとは、繊維長が35mm以上の綿繊維の割合が多い糸で織られた生地で作った布団カバーのことです。
消費者の方にとっては、35mm以上の綿繊維とはどのようなものなのか？あるいは糸番手とは？何が何やら解らないことばかりだと思います。
詳しくはこちらの超長綿とはのページをご覧下さい。
簡単に言えば、短い繊維を糸に撚り合わせるには撚りを強くして多くの繊維を必要とするため糸は硬く太くなります。繊維が短い分繊維の両端は糸の表面に毛羽として多く飛び出します。
繊維長が長ければ少ない本数で撚りも弱く出来柔らかで細い糸に仕上がります。繊維が長ければ糸の表面に表れる毛羽も少なく光沢のある意思に仕上がります。
つまり、超長綿の布団カバーは細い糸で織られているため柔らかく軽くて肌触りが良く光沢があります。
ただし、糸番手(糸の太さ)とか生地の織り方、糸の打ち込み本数により重さとか肌触りが異なってきます。さらに耐久性も異なります。
超長綿の布団カバーのランク
布団カバーのランクは、側生地とかファスナーとかカバー留めのテープ紐の種類あるいは縫製方法を指標にランク付けしますがメインは側生地です。
側生地が超長綿か否かは品質表示の有無で判断します。ちなみに超長綿の割合は世界の綿花の数パーセントしか有りません。
超長綿使用と表示されている場合は、糸番手はランク付けの指標になります。綿花の種類でも大まかなランク分けが出来ます。超長綿の綿花には、新疆綿、ギザシリーズのエジプト綿、インド綿、ピマコットン等があり、特にSea-Island-Cottonとかgiza45などは有名です。
超長綿の表示がない場合でも糸番手が綿糸で80番手以上なら概ね超長綿と考えられます。しかし、60番手では超長綿の可能性はありますが断定は出来ません。
超長綿の布団カバーの選び方
なめらかな肌触りと柔らかさが超長綿の布団カバーのおすすめポイントです。しかし糸番手とか糸の打ち込み本数あるいは織り方により肌触りとか重さ耐久性が異なります。
ただ2020年頃から高級超長綿のGiza45とかSea-Island-Cottonの布団カバーは市場にない状態です。Gizaのカバーが有ったとしても45以外のGiza87とかGiza93綿花のものです。高級なカバーが入手できないのが現状です。
軽さで選ぶなら60番手のローン織りで、少しばかり重くて良いなら80番手のサテン織りが保温性にも優れていておすすめです。このクラスなら自宅の洗濯機で洗濯も簡単にできて便利です。また耐久性においても十分なランクです。
このクラスのカバーは、ファスナーを選び布団留めテープを選ぶ必要があります。生地品質に応じたものを選ばなければなりません。当然縫製工程も丁寧に仕上げる必要があります。このクラスの生地で布団カバーを作るとなると縫製工場もハイレベルな技術力のある工場になります。日本製をおすすめします。
超長綿の布団カバーを選ぶなら、真綿布団ならシルクの側生地、羽毛布団の側生地においては少なくとも80番手以上の側生地の製品との組み合わせをおすすめします。
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