羽毛布団の種類

羽毛布団の種類は、冬用の羽毛布団と春秋の合い掛け羽毛布団、さらに夏用の肌掛け羽毛布団(ダウンケット)の3タイプがあります。

羽毛の充填量は、シングルサイズで言うならば冬用の羽毛布団で1000g以上、合い掛け羽毛布団では600g~1000k未満、ダウンケットでは500g未満です。

西川(株)においては羽毛ふとんは羽毛量がシングルでは1000g以上としています。シングルで羽毛量が1000g未満の場合は羽毛合掛けふとんと呼び、夏用は羽毛肌掛けふとんと呼び羽毛の量で区別しています。

羽毛布団の種類と断面図

目次

羽毛布団のタイプ別の快適温度

羽毛の充填量品質とかキルト構造の違いにより多少温度差は出ますが、室温に応じて3タイプの羽毛布団を使い分けて快適に眠る目安となる温度帯を案内いたします。

羽毛布団の種類と快適温度

肌掛け
合い掛け
羽毛布団
室温
23℃~27℃
15℃~23℃
~18℃

肌掛け羽毛布団の場合は上限温度を27℃としているのは、これ以上はエアコンとの併用が必要なためです。また、合い掛け羽毛布団の下限と上限温度は羽毛の量と品質(ダウンパワー・種類)により多少前後いたします。

羽毛布団の種類別の羽毛量とランク

羽毛布団は使用する季節と室温の違いにより、冬用羽毛布団、春秋の合い掛け羽毛布団、夏用の肌掛けふとんの3種類を使い分けることにより快適に眠ることが出来ます。

各羽毛布団の羽毛量と羽毛品質・羽毛の種類を下表にまとめました。

羽毛布団の種類別の羽毛量・品質(SL)

肌掛け
合い掛け
羽毛布団
羽毛量
300g~400g
600g~1kg
1kg~
羽毛品質
~400dp
350dp~440dp
380dp~490dp
羽毛種類
ダックorグース
ダックorグースorマザーグース
ダックorグースorマザーグース

冬用羽毛布団と合い掛け羽毛布団においては羽毛量と羽毛のランク(ダウンパワー)に注視ください。ダウンパワーが高いと羽毛量は少なくダウンパワーが低いと多くなっています。

各羽毛布団タイプ毎におすすめの羽毛ランクをご案内いたします。

肌掛け羽毛布団のおすすめ羽毛

肌掛け羽毛布団は最低室温が23℃ぐらいから使い始めるため保温力はあまり必要ではありません。寝冷えをしない程度の保温力とエアコンの冷え対策が主な役割です。

そのため羽毛ランクは上質である必要ありませんが、蒸し暑い夏に使用するため臭いの原因となる未成熟ダウンは避けるべきです。低ランクのダックダウンには未成熟ダウンが多く含まれる傾向がありおすすめ出来ません。

おすすめダウンはダック・グース共にダウンパワーは360dp以上が望ましく、羽毛量は寒がりの方はシングルでは400g程度がおすすめです。

合い掛け羽毛布団のおすすめ羽毛

合い掛け羽毛布団を使用する季節は温度変化が激しく筆者の30余年の経験では快適温度帯は15℃から23℃と幅広くあります。この温度変化に対応する羽毛ランクは、適度な保温力と温度調節機能に優れた上質ものが必要です。

合い掛け羽毛布団の羽毛はダックダウンよりか400dp以上のグースダウンをおすすめします。出来ればマザーグースダウン440dpでシングルなら700g程度が理想です。

羽毛充填量はシングルで700gを基準にして、下限温度を下げたい場合は増量して上限温度を上げたければ減量してください。快適温度帯は羽毛量に連動しているため、快適温度帯を広げるには上質の羽毛を選んでください。

羽毛布団のおすすめ羽毛

冬用の羽毛布団の羽毛品質と充填量は、最低室温がどの程度になるのか?個人の体質が暑がりなのか寒がりなのか?により異なります。

標準的な体質で最低室温が5℃から10℃程度と仮定するなら、シングルならマザーグースダウン440dp1.2kgまたはグースダウンで400dp以上で1.2kg以上で2層キルトがおすすめです。

冬用羽毛布団と室温の目安はこちらの羽毛布団の選び方:寝心地編または羽毛布団はいつからいつまでをご覧下さい。

各羽毛布団のおすすめ側生地

羽毛布団の種類を問わず側生地素材は、吸湿性と熱伝導に優れた綿素材がおすすめです。綿素材の中でも超長綿の細番手の糸で織られた側生地は通気性が高くおすすめです。

糸番手で言うなら80番手以上の側生地がおすすめです。

廉価版にはポリエステルの側生地が用いられていますが、蒸れ感が出やすく夏用の肌掛け羽毛布団には向いていません。

ただし、肌掛け羽毛布団において家庭で洗濯したい場合はウォッシュブルダウンケットとしてポリエステルの側生地は洗濯をしても縮まないので採用されています。

各種羽毛布団のキルト

羽毛布団のキルトは下図のように、ヨーロピアンキルトと呼ぶ表生地と裏生地をダイレクトに縫合されたタイプと、表生地と裏生地の間にマチ布を介した立体的な1層キルト、さらに2層・3層に仕切られたキルトがあります。

羽毛布団のキルトの3種類、ヨーロピアンキルトと呼ぶ表生地と裏生地をダイレクトに縫合されたタイプと、表生地と裏生地の間にマチ布を介した立体的な1層キルト、さらに2層・3層に仕切られたキルトのイメージ

肌掛け羽毛布団は主にヨーロピアンキルトが採用されています。最近は肌掛け羽毛布団においても3cmのマチ幅を入れた立体1層キルトのタイプもあります。

立体1層キルトのダウンケットは主に初夏に使用して真夏には通気性に優れた真綿とかウールケットを使用する場合に人気があります。

合い掛け羽毛布団に採用されている立体1層キルトはマチ幅か3cm程度と狭くして布団の厚みを薄くしています。

冬用羽毛布団に採用されているキルトは、ほどよい保温力と軽さと温度調節機能を重視する場合には立体1層キルトがおすすめです。暖かさを重視する場合は立体2層・3層キルトが良いのですが蒸れ感と僅かに重くにるのが欠点です。

1層キルトのマチ幅を広くして、1層と2層・3層キルトの良いとこどりをしたハイマチ密閉キルト(完全立体キルト)もあります。

おすすめの羽毛布団の種類まとめ

羽毛布団は通年快適との説明も見かけますが、羽毛布団の種類は、冬用・春秋用・夏用の3タイプあり、季節と室温に応じた種類の羽毛布団を選び快眠ください。

羽毛布団のランクは、羽毛量と品質・側生地素材と品質・キルト方式により決まります。上質ランクはこの3項目の協調の極みぐあいです。

羽毛量と品質・側生地素材と品質・キルト方式を調べることで、ご自分の寝室環境(室温と湿度等)に応じた羽毛布団の種類をお選びください。