ダウンパワーの最高値500dp以上

羽毛布団のダウンパワーの最高値ですが、当店はダウンパワーの最高値はあまり大切なこととは考えていません。実用性から考えると440dpが最高値と言っても問題はないと思います。ただ、「極上の寝心地」軽さと暖かさを追求するときは究極のダウンパワー値が気になります。

羽毛布団のダウンパワーの最高値

最高のダウンパワー値は470dp~490dp位ではないかと思います。以前のかさ高値であれば200mmというのがあるように聞いたことがございます。qtec検査機関の情報によると500dp以上の羽毛もまれにあるとのことです。

高ダウンパワー値の製造方法とは

特別に高品質のダウンが採取できる鳥の種があるわけではありません。上質のマザーグースダウンから手選別により一粒一粒大きなものをよりだし、更に選別を重ねてダウンパワー値を上げていきます。機械での選別は不可能な領域であり全て人海戦術によるものです。マザーグース羽毛布団と言うだけでも高額なのに、更に人海戦術による手選別となると高いのも理解できます。

ダウン率も当然の結果として高くなります。上質のマザーグースから一粒一粒手選別にてより抜かれたものなので、100%と言っても過言ではありません。もちろんダウンボールが割れた枝羽の様なものは含まれていません。これが正真正銘の「ダウン」と言えるものだと思います。ダウンパワー値の高い羽毛を充填することで、軽くて暖かい羽毛布団に仕上がります。

メーカーの格差

ダウンは大きな袋に詰められて入荷致します。メーカーは入荷した羽毛のダウンパワーのサンプリング検査を複数回行います。その羽毛の品質評価値を、検査値の平均値にするのか最低値にするのかにより羽毛布団の品質に違いがでます。

ただ問題なのは、納入業者のダウンパワー等の添付書類を信頼して納入された羽毛の品質検査をしないメーカーもあるようです。不安にさせましたが、信頼できる羽毛布団メーカーにおいてはサンプリング検査は通常は行われています。ご安心下さい。

最高値ダウンパワーの盲点

羽毛布団を購入時に、ダウン品質の指標としてダウンパワー値にとらわれがちですが盲点があります。440dpのマザーグースにおいてリンケージとかスティッキーの文字がある場合はワンランク上の保温力がございます。

ダウンの産地国の確認も重要です。寒冷でドライな気候で飼育された鳥のダウンは湿気の多い地域で飼育されたダウンより耐久性に優れています。

高ダウンパワー値を活かすには

高ダウンパワー値を活かすには、やはり側生地もこだわりたいものです。当店がこのような高ダウンパワー値の羽毛布団を作るなら、側生地は100単糸もしくは200双糸以上もしくは本命の「精紡交撚糸」の柔らかな超長綿の側生地を使いたいものです。

内部構造は1層構造でフィット性に優れたキルト構造を採用したいと思います。充填量はシングルロングサイズで1.0kgで十分だと思います。それ以上は入れない方が軽くてフィット性にも優れ暖かいです。

高級羽毛布団の購入にあたり迷われているなら、こちらの、羽毛布団の選び方のページをご覧ください。ダウンパワーの高いダウンを使用した高級羽毛布団の寝心地は素晴らしいものですが、耐久性は側生地が薄いため優れているとは言えません。

関連サイト

羽毛布団の生地素材
羽毛布団の生地素材

側生地の素材は、超長綿、シルク、合繊等があります。素材ごとに、肌触り、柔らかさ、軽さ、吸湿性、...

羽毛布団の内部構造キルト
羽毛布団のキルト構造

キルト方式・内部構造には色々なパターンがあります。保温性を重視したタイプ、軽さを重視したタイプ...

アイダータックダウン
アイダーダックとは

アイダーダックの保温力は、ダウンの塊を手に載せるだけで暖かさを感じることができます。アイダーは...