プロ直伝!高コスパ羽毛布団の選び方
安くて暖かい羽毛布団がほしいけれど、ニトリや無印良品、西川など人気メーカーも多く、種類や価格も多彩で迷いますよね。
実は、羽毛布団選びで大事なのは価格よりも暖かさです。いくら安く人気があっても、寒くて眠れなければ意味がありません。
この記事では、「暖かさ」はもちろん、「快適性・耐久性・扱いやすさ」など、長く使えるおすすめ高コスパ羽毛布団の選び方を、この道35年の専門家がわかりやすくご紹介。
さらに、ご予算内に収まるおすすめ羽毛布団もピックアップしているので、初めてでも後悔しない選び方がわかります。
コンテンツの内容

安くて暖かな羽毛布団の選び方
コスパが良く、しっかり暖かく長く使える羽毛布団を選びたい!そんな方に向けて、価格を抑えつつも快適で長く使える羽毛布団を選ぶためのポイントを、専門家の視点からわかりやすくご紹介します。
羽毛布団の暖かさや快適さは、羽毛の種類と品質、充填量、側生地の素材、そしてキルト構造など、複数の要素によって大きく左右されます。

まずは、羽毛の選び方から始まり、側生地やキルト構造などの基本的な知識を丁寧に解説します。どこをチェックすべきかを知ることで、価格と品質のバランスが取れた一枚がきっと見つかるはずです。
より詳しくは、後半の「羽毛布団の選び方」のページをご覧下さい。
暖かさ重視!失敗しない羽毛の選び方
寒さにしっかり対応する羽毛布団を選ぶなら、まず注目すべきは羽毛の品質です。羽毛の良し悪しは、以下の要素によって決まります。
各項目ごとに具体的に説明を致します。
羽毛の種類とは
羽毛は、採取される水鳥の種類により特性が異なります。その特徴と価格を表にまとめました。
羽毛の種類 | 暖かさ | 耐久性 | 目安寿命 | 値段 |
---|---|---|---|---|
マザーグース | ◎ | ◎ | 15~20年 | 10万円~ |
グースダウン | ○ | ○ | 10~15年 | 7万~10万円 |
ダックダウン | △ | △ | 5~8年 | 3万~ |
アイダーダックダウンといった別格の高級羽毛も存在しますが、今回は“安価な”羽毛布団の選び方に焦点を当てているため、掲載しておりません。
ダウン率とは
羽毛とは総称であり、その中身は「ダウンボール」と「スモールフェザー」に分類されます。このうち、ダウンボールが占める割合を「ダウン率」と呼びます。ただし、実際のダウン率には、未成熟なダウンや、壊れたダウンボール、ファイバー化したものも含まれています。一般に、ダウン率が高いほど、良質なダウンボールの割合が多い傾向にあります。
ダウンパワーとは
ダウンパワーとは、羽毛を布団内部に入れた状態での「膨らむ力」を数値化したものです。この膨らみは、布団内部の空気層の厚みに直結し、保温性の高さに大きく影響します。そのため、ダウンパワーは羽毛布団の暖かさを示す重要な指標となります。単位は「dp(ダウンパワー)」で表されます。
羽毛充填量とは
羽毛充填量とは、布団に詰め込まれている羽毛の重さを指します。ダウンパワーの数値が高ければ、少ない充填量でも十分に布団が膨らむため、軽く仕上がります。一方、ダウンパワーが低い場合は、保温性を保つために多くの羽毛を詰める必要があり、結果として布団が重くなります。充填量が多すぎると、布団が体にフィットせず、かえって寒さを感じることもあります。
安くて暖かな羽毛布団のダウン
最高クラスの保温性と耐久性を求めるなら「マザーグースダウン」が最適。しかし、コストを抑えつつ十分な暖かさを確保したい方には、ダウン率93%以上・ダウンパワー400dp以上のグースダウンを、シングルサイズで1.2〜1.3kg充填したモデルがおすすめです。充填量が100g多い1.3kgモデルが暖かく寿命も長くなります。
価格重視で「ダックダウン」が選ばれることもありますが、ダックとグースでは羽毛の構造・大きさ・ふくらみ・臭い・耐久性に大きな差があり、専門家としてはグースダウン一択といっても過言ではありません。
羽毛の産地はポーランドやハンガリー、ドイツが人気ですが、産地も重要ですが、どのメーカーが製品化しているかのほうがより重視される傾向にあります。信頼できるメーカーのグースダウンであれば、産地に過度にこだわる必要はありません。ただし、耐久性はドライな気候で飼育された羽毛がやや優れていると言われています。そのためアジア産よりヨーロッパ産がややおすすめです。
また、「羽毛のニオイが心配」という方もご安心を。
ダウン率93%以上・400dp以上の高品質グースであれば、ニオイはほとんど感じられません。ニオイの主な原因は未成熟な羽毛に含まれる油脂分にあり、飼育期間が長く成熟したグースから採れたダウンでは、ニオイの心配はほとんどないのです。
さらに、近年注目されているのが「洗浄度」です。一般的には500mmでも十分な水準ですが、国内の高品質ラベル(ロイヤルゴールド・プレミアムゴールド)では、1000mmの高洗浄度を基準とした羽毛が使用されています。衛生面が気になる方には、1000mm洗浄の羽毛を選ぶと安心です。
なお、「1000mm洗浄だから臭わない」という説明を見かけることもありますが、ダウンの核に含まれる油脂分は洗浄では完全に除去できません。ニオイを避けたい場合は、ダウン率とダウンパワーの高い製品を選ぶことが重要です。
ダウンの色は羽毛選びの隠れたポイントです。人気が高いのはホワイトダウンですが、シルバーダウンでも品質に差はありません。
ただし、側生地が薄い色合いの場合には注意が必要です。特に中国産のシルバーダウンは、茶色がかった羽毛である場合が多く、側生地を通してダウンの色が透けて見えることがあります。
見た目の印象を大切にしたい方には、ホワイトダウンか、色が淡く透けにくい欧州産のシルバーダウンがおすすめです。
暖かさ重視!側生地の選び方
羽毛布団の暖かさは中身の羽毛だけでなく、側生地の選び方でも大きく変わります。実は、熱の伝わり方や体へのフィット感に関わる重要な要素なのです。
熱をしっかり羽毛に伝えるには、熱伝導率が高く、薄くて柔らかく体にフィットする生地が理想的。おすすめは、超長綿を使用した100番手以上の単糸や200番手双糸のサテン織りです。
コスパと寿命を重視するなら、60番手(約140g/㎡)や、より軽くて薄い80番手(約115g/㎡)が狙い目。80番手は100番手(約105g/㎡)にも近く、コスパ+寝心地+寿命のバランスの良い選択肢です。
一方、ポリエステルなどの合繊素材は軽量で価格も手頃ですが、熱伝導性が低く、吸湿性にも劣るためムレ感が出やすくなります。快適な睡眠を求めるなら、天然素材の超長綿を選ぶのがおすすめです。
価格を抑えるために側生地に海外製を用いた製品も多く見られますが、ご予算に余裕がある場合は、品質や安心感の面からも国産生地をおすすめいたします。
キルト構造の種類と暖かさの関係
羽毛布団に用いられる主なキルト構造には、標準仕様の「立体1層キルト」、保温性を高めた「2層キルト」、立体1層キルトの保温性と耐久性を向上させた「ハイマチ密閉キルト(完全立体キルト)」があります。また、「3層キルト」は2層キルトにさらに1層を加えた構造で、より高い保温性を実現しています。
商品説明には「日本製」と記載されていますが、実際には多くの商品が海外で縫製されています。耐久性を重視される方には、国内縫製の商品をおすすめいたします。



立体1層キルトの特徴
もっとも一般的なキルト構造で、価格を安く抑えられるのが特長です。ただし、マス目の境界部分では布団の厚みが少し薄くなるため、保温性がやや低下する傾向があります。寒冷地や特に寒がりでなければ、高品質な羽毛を使用することで十分な暖かさを確保できます。
2層キルトの特徴
上層と下層でマス目の数を違えた二重構造により、マス目の境界部の厚みが均一化され全体として保温性が向上します。ただし、層を分ける生地が加わることで重量が増し、布団内部の熱の対流が抑えられるため、温度調整機能はやや低下します。1層キルトに比べてコストは少しだけ高めです。
ハイマチ密閉キルトの特徴
1層立体キルトの構造をベースに、マス目を仕切る布の幅を広くして厚みを均一にし、保温性をさらに高めた構造です。また、マス目間で羽毛が移動しないよう密閉された縫製が施されており、長期間にわたり安定した使用感が得られます。その分、縫製に手間がかかるため価格は高くなります。
安くて暖かな羽毛布団の品質条件
羽毛布団は、軽量で高い保温性や優れた温度調節機能を備えるほど価格が上昇する傾向にあります。しかし、快適な睡眠環境とされる「温度32〜34℃・湿度約50%前後」を維持するためには、一定の保温力が欠かせません。そのため、価格だけでなく性能とのバランスを考慮した選択が重要です。

おすすめの仕様 | |
---|---|
羽毛 | 93%400dp以上のグースダウン、充填量は1.2〜1.3kg、保温性と耐久性を重視するなら1.3kgがおすすめです。 |
側生地 | 価格を重視するならポリエステル、寝心地や耐久性を求めるなら超長綿がおすすめです。中でも手頃なのは60番手、快適性を重視するなら80番手超長綿、特に国産生地が推奨されます。 |
キルト | コスト重視なら立体1層キルト、寒冷地や寒がりの方には2層キルトがおすすめ。丁寧な国内縫製であれば、さらに安心です。 |

海外製の生地を海外で縫製して、国内で吹き込み縫合すれば日本製であり国産品として流通しています。はたし...
暖かい羽毛布団を選ぶ際の注意点
羽毛布団の保温力を見極めるには、真冬(1月〜2月)の最低室温や、ご自身の寒がり体質などを把握することが重要です。つまり、自分の睡眠環境に適した保温性を持つ羽毛布団を選ぶ必要があるのです。
自分に適した暖かさのレベルの羽毛布団
寝室の室温の目安を知るには、気象庁のウェブサイトでお住まいの地域の1月または2月の最低気温を確認し、その値におおよそ5℃を加えてください。断熱性の高い建物であれば、室内の最低気温は外気温よりも7〜8℃ほど高くなるのが一般的です。
寝室の最低室温が15℃、10℃、5℃、0℃といったようにどの程度まで下がるかによって、おすすめする羽毛布団の種類や仕様は異なります。
室温が15℃程度であれば、上質な合い掛け羽毛布団で快適にお休みいただけます。
一方、室温が10℃未満まで下がる日が多い場合や、寒がりの方には、より高い保温性を備えた羽毛布団がおすすめです。仕様としては、ダウン率93%・ダウンパワー400dp・充填量1.2〜1.3kgのグースダウンのモデルが適しています。
特に、室温が5℃前後まで下がるような環境では、よりしっかりと暖かさを確保できるタイプが理想的です。おすすめは、ダウン率93%・ダウンパワー400dp・充填量1.3kgのグースダウンを使用した2層キルト仕様の羽毛布団です。
室温と羽毛布団の保温力に関する詳しい情報は、「羽毛布団の選び方・自分に合う仕様」のページをご覧ください。
また、羽毛布団の暖かさが分からない場合は、羽毛の種類、ダウン率、ダウンパワー、充填量、キルト方式などを入力するだけで、羽毛布団の暖かさレベルを判定できるページにて簡単に診断いただけます。

高断熱マンションの室温15℃以上におすすめの羽毛布団とは

同じ寝室で同じ寝具で寝ていても暑かったり寒かったりする場合がありま...

いつからいつまで使うのか?室温に応じた羽毛布団の選び方を紹介します。
安い羽毛布団の快適性を探究
羽毛布団において「価格の安さ」と「快適性」の両立を図るのは、非常に難しい課題です。快適性を重視すればするほど、どうしても価格は上がる傾向にあります。
そこで、価格を抑えつつも快適性をある程度確保できる、専門家の経験に基づいた品質の目安をご紹介いたします。
快適な羽毛布団とは、「軽くて、体温や室温の変化に素早く反応し、適温を保ちながらムレ感が少ない」ことが理想とされます。
羽毛の品質は、前述のとおり、グースダウン(ダウン率93%・ダウンパワー400dp)が推奨されます。
側生地には、熱伝導率に優れた綿素材がおすすめです。中でも、80番手の超長綿は、60番手よりも軽量で吸湿性に優れており、快適性の向上に寄与します。
キルト構造については、1層キルトは軽量で温度変化への反応が早い点が魅力ですが、寒さが厳しい環境では、まず保温性を優先した2層・3層キルトの選択をおすすめします。ご予算に余裕がある場合は完全立体キルトがベストです。
安い羽毛布団の耐久性を探究
羽毛布団を購入する際は、価格や暖かさだけでなく、寿命にも配慮することが大切です。羽毛の種類によって寿命は異なり、これは「羽毛の選び方」で詳しく解説しています。一般的に、羽毛布団の平均寿命は約15年程度とされていますが、実際の耐久性は使用頻度や品質によって大きく左右されます。
たとえば、低価格のダックダウンはやや寿命が短い傾向にあります。一方で、高級品であっても、必ずしも特別に長持ちするとは限りません。というのも、高品質な羽毛を使用していても、側生地にデリケートな素材が使われていることが多く、摩耗や劣化に対する耐久性が劣る場合があるためです。
また、価格を抑えすぎると、薬品によって一時的にふくらみを持たせた「パワーアップ加工」が施されたダウンが使われていることがあり、そのような布団は、わずか1シーズンでボリュームが失われてしまうこともあるため注意が必要です。偽装羽毛の問題は業界で今もなお囁かれています。おすすめの羽毛条件は、信頼できるメーカーの93%400dp1.2kg-1.3kgグースダウン。
寿命を考慮するうえで、厳格な生産管理のもとで作られる国産の側生地(60番手か80番手の超長綿)と、丁寧な国内縫製は大きな安心材料となります。
羽毛布団のメンテナンス性
羽毛布団の取り扱いやすさは、必ずしも価格に比例するわけではありません。ここでは、以下の観点から羽毛布団のメンテナンス性についてご案内します:ウォッシャブル性能、側生地の吸湿性・撥水性・耐摩耗性、クリーニングの可否です。
ウォッシャブル羽毛布団について
洗える羽毛布団(ウォッシャブルタイプ)は、一見便利で経済的に思えるかもしれません。しかし、暖かさや快適性の面ではおすすめできない場合があります。多くのウォッシャブルモデルでは、側生地にポリエステルが使用され、ダウンも比較的品質の劣るダックダウンが使われることが多いためです。
筆者の経験上、羽毛布団を洗った後の乾燥には想像以上に手間がかかります。短時間で乾かそうとする場合、コインランドリーのタンブラー乾燥機を利用する方法が一般的ですが、羽毛に与えるダメージは非常に大きく、注意が必要です。
側生地の性能と選び方
吸湿性に優れるテンセルは、汗ばむ季節に生地が重くなりやすく、干す頻度が増える傾向があります。また、シルクは安価な羽毛布団には使用されませんが、繊細な素材のため耐摩耗性にやや難があります。
一方、ポリエステル素材の側生地は、カバーとの摩擦により毛玉ができやすい点に注意が必要です。
クリーニングの可否
羽毛布団のクリーニング可否は側生地の素材によって大きく左右されます。テンセル、シルク、ゴアラミネート加工が施された側生地は、基本的にクリーニングが難しいため、取り扱いには十分ご注意ください。
羽毛布団のサイズの選び方
羽毛布団のサイズは、使用される方の体格に合った大きさのふとんが必要です。ふとんの丈が短く足がはみ出るようでは寒くて眠れません。
羽毛布団のサイズは太いとか寝返りをよく打つ方は、シングルよりダブルにサイズアップがお勧めです。
具体的なサイズは、身長が180cmより高い方は通常の長さより20cm長い230cm丈のふとんがおすすめです。
羽毛布団はカバーが必需品です。特にロングロングサイズの長いカバーは布団と同時購入をお勧めします。こちらのカバーの選び方のページがお役に立てたなら幸甚です。
信頼できる羽毛布団メーカー
羽毛布団のメーカーは数多くありますが、信頼できるメーカーは限られています。特に西川(株)は、品質・信頼性の面で業界ではランキングトップクラスのメーカーとしておすすめです。また、宮内庁を含め公共団体において納入実績のある山甚物産(株)や経済産業省の許認可団体である日羽協(日本羽毛製品協同組合)に加盟しているメーカーも、一定の品質基準を満たしているため安心できます。
通販サイトでは実物をご覧いただけないため、商品説明との印象に差が生じる場合もございます。そのため、安心してご購入いただくために、メーカーの信頼性や保証の有無、保証期間などを事前にご確認いただくことをおすすめいたします。

おすすめメーカーは西川ですが知名度は低くても良い会社はあります。しかし社名だけで品質を聞くに及ばない...
暖かくて安い羽毛布団おすすめ5選
コストを抑えながらも、しっかり暖かい羽毛布団をお探しの方へ。 ここでは、グースダウンを使用したシングルサイズの羽毛布団の中から、この道35年の専門家が「暖かさ」と「コスパ」を基準に厳選した5製品をご紹介します。
なお、ショッピングモールなどの人気ランキングも参考にはしていますが、あくまで「安くて暖かい」という実用性を重視して選んでいるため、ランキング順とは異なる場合があることをあらかじめご了承ください。
まずは、業界ランキングトップクラスの西川ブランドの羽毛布団から案内します。
西川ローズ羽毛ふとん

人気羽毛布団価格 | 西川2層キルト羽毛布団kn-4e5870h・税込63,800円 |
羽毛 | FBZ社ハンガリー産シルバーグース93%410dp:1.2kg充填:1000mm洗浄 |
側生地 | 国産80番手超長綿・サテン織り |
キルト | 2層キルト、丁寧な国内縫製がおすすめ! |
信頼性 | 寝具業界において名実ともにトップです。人気NO.1! |
本製品は西川株式会社の羽毛ふとんであり、業界基準よりもさらに厳格な自社基準に基づいて製造されています。西川ブランドの中でも高い評価を受けている「ローズ羽毛ふとん」のロゴが付された人気の高い製品です。
本羽毛ふとんの特徴は、価格を抑えながらも高い保温性と耐久性を実現している点にあります。シルバーグースダウン(410dp)のパワフルな羽毛を使用し、2層キルト構造によって優れた保温力を発揮します。
使用されている羽毛は、ハンガリー最大手にして世界有数の羽毛精毛メーカー・FBZ社製で、高い信頼性を誇ります。側生地には、国産の80番手超長綿を採用し、なめらかな肌触りと優れた耐久性を兼ね備えています。縫製も国内工場で行われた純日本製の羽毛ふとんです。
暖かさとコストパフォーマンスを両立したい方に最適な一品であり、羽毛・側生地・キルト構造のバランスに優れた製品です。税別6万円以下というお求めやすい価格でありながら、西川ブランドの中でも人気の「ローズ羽毛ふとん」ロゴ付きで、安心してご購入いただけます。
安い西川ローズ羽毛ふとん

人気羽毛布団価格 | 西川2層キルト羽毛布団4h8642pn900tw・税込48,400円(無印良品より安い!) |
羽毛 | ポーランド産ホワイトグースダウン90%390dp:1.2kg充填:1000mm洗浄 |
側生地 | 国産60番手超長綿・サテン織り |
キルト | 2層キルト、丁寧な国内縫製がおすすめ! |
信頼性 | 西川ブランドの中でも「ローズ羽毛ふとん」のロゴ入り!5万円をきる激安価格! |
本製品は、西川株式会社の羽毛ふとんであり、西川グループ統合後も「京都西川」ブランドのもとで生産されていた、最後の「ローズ羽毛ふとん」ブランド製品です。そのため、在庫限りの特別価格にてご提供しております。
最大の特徴は、非常にお求めやすい価格でありながら、優れた保温性と耐久性を兼ね備えている点です。ポーランド産ホワイトグースダウン(390dp)を使用し、2層キルト構造によって高い保温力を実現しています。もちろん臭いの新パテはありません。
側生地の縫製は国内工場での別注生産によって行われており、その証として品質表示票には「別」の記載があります。使用されている生地には、国産60番手の超長綿を採用し、しなやかさと耐久性を両立させています。
暖かさと価格のバランスに優れた、まさに“掘り出し物”の一品です。税込み5万円以下という手頃な価格でありながら、西川ブランドの中でも人気の「ローズ羽毛ふとん」ロゴ付きで、安心してご購入いただけます。
浅尾繊維工業(株)羽毛布団

人気羽毛布団価格 | 浅尾繊維工業(株)羽毛布団hwg400tw93・税込59,950円(ニトリより安い!) |
羽毛 | ハンガリー産ホワイトグース93%400dp:1.3kg充填:1000mm洗浄:ロイヤルゴールドラベル |
側生地 | 国産80番手超長綿・サテン織り |
キルト | 2層キルト、丁寧な国内縫製がおすすめ! |
信頼性 | 浅尾繊維工業(株)は、日羽協・正会員です。リフォーム認定工場。保証期間は1年 |
浅尾繊維工業株式会社は、経済産業省の認定を受けた日本羽毛製品協同組合(日羽協)の正会員であり、信頼できる羽毛布団メーカーです。羽毛布団のリフォームにおいては、プレミアムダウンウォッシュに対応した設備を備え、日羽協より「リフォーム認定工場」としても紹介されています。
この羽毛布団の最大の特長は、優れた保温力と高い耐久性にあります。保温性においては、二層キルト構造に加え、400dpの高品質グースダウンを通常より100g多い1.3kg充填している点が大きなポイントです。この100gの増量により、保温性だけでなく耐久性もさらに向上しています。
さらに、側生地には吸湿性と通気性に優れた国産80番手の超長綿を使用し、しなやかで身体にやさしくフィットするため、熱を逃がさず快適な眠りを実現します。
最大のおすすめポイントは、暖かさ・耐久性・寝心地の三拍子がそろっているだけでなく、税込6万円以下というリーズナブルな価格にもあります。使用されている羽毛は入手先が確認されており、「ロイヤルゴールドラベル」付きで、品質と安全性にも信頼が持てます。さらに、羽毛布団に携わって35年になる筆者自身が手触りでボリューム感を確認済みですので、安心してお選びいただけます。
ニトリ羽毛布団

人気羽毛布団価格 | ボリュームアップ1.2kg ホワイトグースダウン93% 羽毛布団 (ムーンシャンテンN シングル)5617137・税込59,990円 |
羽毛 | 中国産ホワイトグース93%400dp:1.2kg充填:1000mm洗浄:CIL発行ギャランティーラベル(ゴールド)抗菌防臭加工(羽毛) |
側生地 | 白色無地、ポリエステル85% 綿15%(ピーチスキン加工)SEKマーク取得済 |
キルト | 立体1層キルト4マス×5マス(国内縫製との記載はありません) |
信頼性 | 地方都市にも実店舗があり安心。保証期間は1年 |
ニトリは、テレビコマーシャル「おねだん・・・ニトリ」でおなじみの株式会社ニトリ(株式会社ニトリホールディングス傘下)です。羽毛布団のほかにも、ベッドや家具など、幅広い商品を取り扱っています。
2025年4月現在において羽毛布団に関しては、85%ダックダウン使用の税込14,990円の商品から、今回ご紹介する製品よりさらにハイクラスなモデルまで多彩なラインアップがあります。ネットショッピングモールでは、「羽毛布団ランキング」において常に上位にランクインしており、ニトリの人気羽毛布団は紹介する必然性のある存在といえます。
今回ピックアップした羽毛布団は、暖かさレベル6に分類されており、最も暖かいランクとして評価されているモデルです。同じ暖かさレベル6で49,990円、グースダウン1.0kg充填のモデルも存在しますが、専門家の視点から保温力を考慮した際に、寒冷地における使用では充填量が不足していると判断し、今回は59,990円の1.2kg充填の人気モデルを紹介することにしました。(価格を抑えないのであれば、同じ暖かさレベル6で69,990円の製品もあります。)
ニトリのオンラインストアにおいて、「レビュー評価順」、つまり満足度の高い順で今回ご紹介する製品が上位にランクインしていました。一方、「レビュー数順」では、低価格帯の羽毛布団が1位に位置していましたが、羽毛の品質や充填量を考慮すると、保温性の面でおすすめできる製品ではありませんでした。

ダウン充填量1kgの羽毛布団は寒いのか?その答えは「イエスでもありノーでもある」です。その訳を解説。
側生地はほぼポリエステル素材で軽量ですが、熱伝導率が低く、吸湿性は綿100%素材と比べて劣るため、使用中にムレ感が出やすい可能性があります。縫製については国内製造との記載がなく、海外製の可能性も否定できませんが、羽毛の充填および吹き込み口の縫製は国内で行われていると記載されています。
価格面でも、中国産グース使用とはいえ税込6万円を切る設定は非常に魅力的です。さらに、臭いは完全無臭ではなく羽毛固有のニオイがある旨の記載がありますが、地方都市にも実店舗があるため、実物を見て触れて購入できるという点も、大きな安心感につながるメリットとなっています。
経験則としては、400dpのグースダウンを使用するのであれば、その性能を十分に引き出すためにも、側生地には超長綿を選ぶのが理想的だと感じています。
「暖かさレベル6」と表記されていますが、同じくレベル6に分類されている製品の中には、ダックダウン93%・400dp・1.0kg充填のものもあるため、暖かさレベルは必ずしも厳密な比較基準とはならないかもしれません。
無印良品羽毛布団

人気羽毛布団価格 | 無印良品羽毛布団83993795・税込49,900円(送料1000円・店舗での受け取りは無料) |
羽毛 | ウクライナ産グレーグース85%400dp:1.3kg充填:国内洗浄、洗浄度の記載は未確認:羽毛のランクを示すラベルも未確認。オンラインショップのページには羽毛のdp値と産地表示はないが、該社の別のページを参照してウクライナ産400dpと判断 |
側生地 | ポリエステル100% |
キルト | 立体2層キルト(国内縫製との記載はありません) |
信頼性 | 布団以外にも無印良品の商品は多岐。保証期間は未確認 |
無印良品のブランドは、羽毛布団の人気ランキングで常に上位にランクインしている注目の存在です。ウクライナ産のグースとダックの羽毛を使用した「グレー羽毛掛ふとん」シリーズが展開されており、冬用の本掛け羽毛布団には特に品質の高いグレーグースが使用されています。
ウクライナ産グレーグース羽毛は、ダウン率85%でありながら400dpという驚異的なかさ高を誇り、その品質の高さが際立っています。この高品質ダウンを1.3kg充填し、さらに二層キルト構造を採用することで、暖かさ★★★★★という高い保温性を実現しています。
側生地にはポリエステル100%を使用しており、軽量で扱いやすいのが特長です。また、400dpの羽毛を1.3kg充填し、さらに二層キルト構造を採用することで、優れたボリューム感が感じられる仕上がりになっています。
ただし、ポリエステル100%素材は吸湿性に劣るため、ムレ感が気になる場合もあります。また、二層キルト構造により、温度調整のレスポンスがやや遅くなる傾向もあります。そのため、若干の寝心地の低下はあるかもしれませんが、価格重視で暖かい羽毛布団をお探しの方には、十分におすすめできる選択肢です。
無印良品は、2025年現在全国に600店舗以上を展開しており、実店舗で実物を確認できる安心感も大きなおすすめポイントのひとつです。
経験則としては、コストの制約も分かりますが、側生地には60番手以上の超長綿を選び、ダウン率が85%であり日羽協のゴールドラベルのランクにそぐわない基準ですが、ラベルの添付があれば製品のランクが把握しやすく参考にしやすいと感じます。
「安くて暖かい」をメインテーマとするピックアップ羽毛布団を順次増やしていきます。
安い羽毛布団を買う時のチェックポイント
価格を抑えて羽毛布団を選ぶ場合、寝心地や耐久性にはある程度の妥協が必要です。しかし、十分な暖かさを備えていなければ、コストパフォーマンスが高いとは言えません。
そもそも「コスパが良い=安い」というのは誤解です。価格が高くても、品質・機能・快適性の面で長く満足できる製品であれば、結果的にコストパフォーマンスに優れていると言えます。価格と価値のバランスを見極めて選ぶことが、後悔しない羽毛布団選びのポイントです。
安い羽毛布団を選ぶ時の注意点と対策
羽毛布団を選ぶ際には、ダウンの種類や品質、充填量、側生地、キルト構造、日本製かどうか、そしてメーカーの信頼性など、複数の要素を総合的に確認することが重要です。加えて、ランキングやレビュー評価、レビュー数の見方を正しく理解することも、満足のいく一枚を選ぶための大切なポイントです。
1. 羽毛の種類と品質を確認
安さを追求しすぎると、品質の低いダックダウンを選んでしまうことがあります。購入前にダウンの種類(グースかダック)、ダウンパワー(dp)、充填量、産地の4点は必ずチェックしましょう。
おすすめはグースダウンでダウンパワー400dp以上1.2kg-1.3kg。このレベルであれば、十分な保温性と耐久性が期待できます。羽毛の充填量は羽毛の種類とダウンパワーに応じた適量があります。少なすぎると保温性が低下します。高ダウンパワー値でありながら多く充填されている場合、例えば440dp1.5kgのようなケースは440dpが正しいか疑問に感じます。
2. 側生地の素材にも注意
低価格の製品ではポリエステル製の側生地が多く使われています。軽量で安価ですが、蒸れやすさに注意が必要です。快適な寝心地を重視するなら、60番手以上の超長綿の側生地がおすすめです。また、クリーニングができない生地(シルク・テンセル・ゴアラミネート加工生地)もあるので注意してください。
3. キルト構造と保温力の関係
一般的には「立体1層キルト」で十分な保温力がありますが、室温が5℃前後に下がる日が多い場合や、寒がりの方には2層キルトがおすすめです。ご予算に余裕がある場合は、保温性と耐久性に優れた完全立体キルト(ハイマチ密閉キルト)・準完全立体キルト(浅尾繊維工業株のHMキルト等)をおすすめします。
4. 「日本製」の表示内容に注意
「日本製」とは、羽毛の充填や縫製が国内で行われていることを意味します。純日本製を希望する場合は、国産生地・国内縫製の記載があるかを確認しましょう。
5. 信頼できるメーカーかをチェック
羽毛布団の品質は、最終的にはメーカーの管理による部分が大きくなります。信頼できるメーカーであるかどうかを確認しましょう。特にOEM製品の場合は、羽毛の充填を行った会社名が明記されているかをチェックすることが大切です。
6. ランキングやレビュー評価・数の見方
ランキング順は、各通販サイトやモールにおける売れ筋順であり、製品の品質ランク順ではないことをご理解ください。
また、レビュー数が多い製品は、それだけ多く売れていることを示しており、価格の安さや手に取りやすさから人気を集めている傾向があります。
しかし、これは必ずしも品質ランク、つまり羽毛布団における暖かさや寝心地の良さを反映しているわけではありません。
ランキング評価の順番は、高評価の割合が多い順に表示されるため、ある程度の参考にはなりますが、ランキング評価順=品質ランク順とは言い切れません。

レビューや口コミとかランキング上位の製品が、お客様が希望されるクラスとは限りません。上位のものは販売...
羽毛布団を長く使うためのお手入れ
羽毛布団を長く快適に使用するためには、耐久性のある羽毛や側生地、羽毛が偏りにくいキルト構造を選ぶことが基本です。しかし、それ以上に日々の丁寧なメンテナンスが布団の寿命を大きく左右します。
特に汚れを防ぐことが大切です。カバーはこまめに交換し、月に2〜3回程度は布団を乾燥させて湿気を取り除きましょう。また、汗をかきやすい季節には、合い掛け布団など季節に応じた寝具に切り替えるのも有効です。
羽毛布団でよくあるトラブルのひとつに、内部の仕切り布の縫製が解けて羽毛が偏る現象があります。布団の上に飛び乗ったり、干す際に強く叩くなどの乱暴な扱いは避けましょう。なお、仕切りの縫製は外側からは確認できないため、縫製の丁寧さに定評のある国内生産品を選ぶと安心です。
通販での購入時には、魅力的な情報が強調されがちで、不利な点は説明が省かれたり小さく記載されていることもあります。商品説明は細部までよく読み、仕様や注意点を十分に理解したうえで購入されることをおすすめします。
おすすめ関連サイト

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