一人暮らしの羽毛布団進学就職用

進学就職用などで一人暮らしの寝具を購入される際に、羽毛ふとんを希望されるなら慎重に選んで下さい。

新生活進学就職用寝具は自宅のふとんより品質の良いものをお勧めします。

一人暮らしの羽毛布団は保温力を優先して下さい。基本的には当サイトの羽毛布団の選び方を参考にしてください。

目次

一人暮らしの羽毛布団の具体的な条件

羽毛布団を選ぶ際に、ダウンの質側生地の質内部キルト構造については、上記の選び方のサイトでおおよそご理解頂けると思います。

しかし、具体的にどのような布団を選べば良いのか?とのご質問を頂きます。

この就職進学用の場合はご予算に制限がある場合がございますが、一人暮らしの部屋の押し入れには余分な毛布はない場合がございます。羽毛布団の購入予算を決める際は少々アップされることをお勧め致します。

羽毛布団の特徴には、軽さ、暖かさ、温度調整機能などがございます。暖かく「軽い」を優先させて選ぶなら 良質のダウンパワー420cm3/g~440cm3/gで1層構造をお勧め致します。「暖かい」優先させて選ぶなら2層・3層構造をお勧め致します。

ご予算のことを考えて具体的な条件で選ぶなら、グースダウンでダウン率90%以上、ダウンパワー390cm3/g~410cm3/gで少し保温性を優先させて2層構造をお勧め致します。

上質羽毛布団の1日あたりの価値は食パン1枚程度なので食費と比べると安いものです。

一人暮らしの羽毛布団選びの注意点

一人暮らしを始める方には、価格で選ばす品質を重視されることをお勧めします。単身者の方の押入れには、寒さから身を守る余分な肌布団とか毛布が無い場合もあります。

特に羽毛3点セットの製品の中には、寝具店の目から見るとお勧めできない品質の製品がございます。

ある展示会場にてメーカーの方に質問したことがあります。

「あなたは、このふとんをご自分の子供さんに使わせますか?」
「・・・」返答がありませんでした。
心の中で「自分の子供に使わせたくないフトンを作るな!!バカヤロー!!」
寝具店から見ると形だけはフトンですが、一晩使えば寒くて寝られない代物です。

ネット通販サイトで購入される場合は、クチコミとかランキング等も参考にされると思いますが、上記の羽毛3点セットでもランキング上位にある場合があります。

高身長の一人暮らしの羽毛布団

若い方には身長が180㎝よりも高い方がいます。一般的な羽毛ふとんのサイズは シングルサイズで150cm×210cm(SL)です。)身長が180㎝方がうつ伏せの状態を想像して下さい。一般的な210cmの長さでは布団から足が出た状態になります。

特別に長い230cmのロングロングサイズがございます。身長180cmの方がゆっくりくつろぐには230cmは必要なサイズです。 仕付けのベッドなどがある場合は、実際に寝てみるべきです。

仰向けだけでなくうつ伏せで寝ることも試して下さい。うつ伏せになると足の分だけ長さが長くなります。

予算が厳しいならワタ布団

原毛ダウンが高騰しています。原毛の値上がりと為替レートの変動によりさらに値上がりをしています。

一人暮らしをはじめるにあたり、寝具を購入する際には安心できる寝具となると予算オーバーになる場合もございます。

進学などの場合入学金などの出費がかさむときだけに、ご予算面で厳しい場合には羽毛布団にこだわる必要は無いと思います。

ご予算内で無理に羽毛布団を購入した場合、上記の様なメーカーの社員が返答できないレベルの布団になるかもしれません。

当店では販売をしていませんが、ダウンの代わりにダクロン綿を使用したふとんがございます。保温性の点からも十分だと思います。

価格優先で羽毛布団を選ぶと寒くて眠れない場合がございます。

一人暮らしの布団はレンタル?

一人暮らしのふとんは、安くてカバーの交換もしてくれるのでレンタルの寝具で対応するから、寝具の心配はしていないという方もいらっしゃいます。

レンタルの寝具の品質レベルをご存じでしょうか?レンタル料金で、カバーの洗濯、カバーの交換、配送までするのです。寝具の償却もしなければなりません。

更に利益も出さなくてはいけません。はたしてどの程度の寝具なのか想像ができると思います。

一人暮らしの布団は慎重に

文頭でもご案内いたしましたが、一人暮らしの場合の居住環境には押し入れすらない場合がございます。

できるだけコンパクトで高機能な寝具が必要な場合がございます。コンパクトにたためる羽毛布団は狭い居住環境にはお勧めしたいふとんです。

一人暮らしの部屋には仕付けのベッドが用意されている場合もあるので、ベッドのサイズを調べてから契約をされ、ベッドサイズと身長を比較されて問題がなければ、ベッドサイズに収まる寝具をお選び下さい。

仕付けのベッドの場合、壁に沿うように取り付けられている場合がございますが、ベッドに柵くがない場合にはかけ布団がズレ落ちる場合があるので注意して下さい。

ふとんカバー選び

カバーなども交換しやすいタイプのものをお勧めいたします。ファスナーのサイズが側端の辺いっぱいに開くものから、2辺にまたがってL字状にファスナーが付いているものもございます。

掛けカバーには、4角と4辺中央部の合計8ヶ所のにおいてふとんに留めるヒモ・テープがございますが、最近は紐を結びつけるのではなく、テープ状の紐を通してホックで留めるタイプのものもございます。

羽毛布団のカバーはこの留めるヒモ・テープが付いているものを選んで下さい。カバー購入で迷ったならこちらの羽毛布団カバーの選び方のページを参考にしてください。

カバーは1セットではなく交換用にもう1セット用意して下さい。洗濯をしても当日中に乾かない場合もあります。

一人暮らしの布団の収納

一人暮らしの部屋は狭いので、布団のたたみ方保管方法などは下記のリンクを参考にして下さい。羽毛ふとんはコンパクトに収納ができます。

より小さく寝具を収納する際にふとん圧縮袋がございますが、ある程度の弾力性を残した状態で圧縮を止めて下さい。特に圧縮し過ぎると羽毛布団はふくらまなくなる恐れがございます。基本的に羽毛布団を圧縮袋での収納はNGです。

おすすめ一人暮らしの羽毛布団

一人暮らしの羽毛布団は、ズバリ申し上げるとグースダウン93%、ダウンパワー400dp以上で充填量は1.2kg-1.3kgで二層構造、側生地の素材は綿が当店のお勧めできる仕様です。もちろん信頼できるお店の商品か信頼できるメーカー製の製品になります。

有名メーカーの製品だから暖かいとは断言できません。心の中で「バカヤロー!!」と叫びたくなるようなランクの製品もあります。

一人暮らしの寝具を選ぶ際には、ご予算の制限もあると思いますが、機能、品質面にも配慮して選んで下さい。

例えば、羽毛の種類がダックダウンであり、ダウン率が90%未満、ダウンパワーが390dp未満、ポリエステル生地、・・・等の仕様は当店ではお勧めできない基準です。

一人暮らしの寝具を選ぶ際には、予算オーバーなら羽毛布団にこだわる必要はないと考えます。

一人暮らしの布団は、保温性、サイズ、クッション性を重視して選ばれることをお勧めします。保温性は掛け寝具のことを考えがちですが敷き寝具にも注意して下さい。

初めての一人暮らしの布団は、選び方から使い方収納方法まで簡単なようですが、いざ一人でするとなると戸惑うものです。

まずは、ふとんを選ぶ際には、予算ではなく品質・保温性重視で選ばれることをお勧めします。

筆者:野口 英輝

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