羽毛の色はホワイトとシルバー
羽毛布団のお問い合わせの中に「ホワイトグースとシルバーグースどちらが良いのですか?」というご質問があります。
結論から言えば、色の違いによる品質の差、保温力の違いはございません。しかし日本人にはホワイトダウンが人気があります。
ホワイトが良い場合は、淡い色の側生地の中に充填したときに、羽毛が透けて見えてもホワイトなので柄が美しく見えます。
シルバーでも、ほぼホワイトと変わらない色合いのものもあります。少しグレーがかったホワイトと表現できるものもございます。
目次
ホワイトダウン
羽毛の色のを指定したホワイトダウンは基本的にホワイトダックダウンのことを指しています。グースダウンの場合は、ホワイトグースとシルバーグースの様に記載されます。
基本的には、ダウン羽毛の色の違いによる保温力の差はダックもグースと同じです。
ポーランド産グースのルーツとも言うべきコウダ・ヴィエルカ国立動物科学研究所の管理下で飼育されているグランドマザーグースがいます。
このホワイトコウダ・グースダウンは、超極上のホワイトグースダウンでありホワイトダウンの人気の理由かもしれません。

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採取時期と羽毛の色
羽毛は採取する時期によりホワイトグースダウンでも黄ばんだ色になる場合があります。冬季には寒さから守る為に建物内で飼育されます。その為に羽根が汚れて洗浄してもやや黄ばみが残ってしまいます。
この時期のダウンは防寒用に優れたダウンで有り保温力は抜群です。ただしホワイトダウンとは表示できないと思います。
1点茶色のダウン
ホワイトダウンと言っても全てホワイトとは言えません。中にはホワイト以外の例えば茶系のダウンが、何ヶ所かポツンと混ざることもございます。決して不良品ではございません。天然素材を使用しているため、どうしても避けられないものとご理解下さい。

上の写真の中央に1羽頭と羽根の部分が茶色い鳥がいます。ホワイトグースにもこの様な鳥が存在しています。この鳥から採取されたダウンが点のようにポツンと混ざった茶系のダウンとなります。
ダウンの色による品質差は他の条件が同じであれば、基本的に差は有りません。鳥の色の違いがあることと、ホワイトに茶系が混ざることもある旨ご理解ください。決して不良品ではありません。
羽毛布団の品質とダウンの色

羽毛の宝石と言われているアイダーダックダウンは写真の様に茶系の色をしています。
シルバー、茶系のダウンの場合は、淡い色合いの側生地の場合には透けてダウンの色が見える場合もございます。
シルバー系のダウンの場合はほとんど気にならないと思いますが、羽毛布団は基本的にカバーを掛けて使用するものなので、カバーのタイプを表面がレースではなく、布の袋状のタイプのカバーならダウンの色は隠れてしまいます。カバーにも色々なタイプがあります。
羽毛布団の寝心地とダウンの色は関係はありません。ホワイトが人気があるため少し価格が高い傾向です。
ダウンの色と耐久性の関係は、野生種に近いシルバー系(下の写真)とか野生のアイダーダックの様に茶系のダウンの方が耐久性にやや優れています。

羽毛布団のダウンは鳥の胸部の羽毛なので、シルバー系でも胸部はほぼ白いためダウンもほぼ白色です。ただし中国産のシルバー系は茶色に近い色が多くあります。

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羽毛布団の寝心地は、ダウンの品質だけでなく生地の品質も関係しています。さらに内部構造も保温力、重さ、蒸れ感等に関係があります。詳しくは下記のリンクサイトをご覧下さい。

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