合掛け羽毛布団とは

合掛け羽毛布団とは、春と秋の温度変化が激しい季節に使う薄手の羽毛布団のことです。春から夏と秋から冬の合間いわゆる端境期に使う掛け掛け布団のことを「合い掛けふとん」と言います。

この季節は暑さと寒さが同居する温度変化が激しい時期です。春と秋は季候にあわせて体質が変化する時期でもあり上質の睡眠が必要な時期です。

季節の変わり目は春と秋の2回あり両方で3~4ヶ月間あります。温度変化が激しい季節に最適な寝具として合掛け羽毛布団はおすすめです。

合掛け羽毛布団の選び方は、温度と湿度変化に対応出来る温度調節に優れたダウン品質(グース400dp以上)と適量(シングルなら700g)であり、吸湿性に優れた80番手以上の通気性が高い超長綿の側生地の立体1層キルトの合い掛け羽毛布団です。おすすめはマザーグースダウン430dp以上の合い掛け羽毛布団です。

純日本製合い掛け羽毛布団マザーグース440dp

温度差が大きい季節に合掛け羽毛布団

春と秋は一日24時間の温度差が大きいく、かつまた一週間単位でも日により温度差が大きい時期です。

この時期は、一日の温度差が大きく、また、週間単位でも温度差が大きい時期です。冬用の羽毛布団では暑すぎて、夏用のダウンケットではまだ寒くて眠れない気候です。

このように温度の変化が大きい季節には、ダウンの温度調節機能が力を発揮する季節なのです。

冬用羽毛布団の場合は保温力を重視すべきですが、温度変化が激しい季節に使う合いの羽毛布団においては、ダウンの温度調整機能が重要になります。

こちらに、冬用羽毛布団と交換するタイミングについてのサイトを設けました。

合掛け羽毛布団がおすすめの室温

室温が15℃から23℃ぐらいが合掛け羽毛布団が快適に使用出来る温度帯です。

例えば羽毛の品質と充填量にもよりますが93%400dpグースダウン700g(シングル)だと、筆者の体感実験では快適な室温は15℃~22℃ぐらいでした。

ただ春と秋は就寝時に23℃だとしても朝目覚めるときには20℃未満ということも珍しくはありません。この温度変化を考慮すると合掛け羽毛布団のおすすめ温度帯はやはり15℃~23℃となります。

合掛け羽毛布団におすすめのダウン

ダウンの温度調整機能とは、温度の変化により個々のダウンボールが膨らんだり縮んだりする事により放熱したり蓄熱する機能の事です。

ダウンはグースとダックの二種類の鳥のダウンがありますが、ダウンボールが大きいグースが温度調整機能において優れています。

春と秋は真冬のように寒くないから安価なダックダウンでも十分と考えがちです。しかし、温度変化が激しい季節だからこそ合い掛け羽毛布団は温度調整機能に優れたグースダウンの方がおすすめです。

合い掛け羽毛布団を使う時期には気温と湿度が高く暑く感じる日もあります。気温と湿度が高くなると羽毛はどうしても臭いが出やすい傾向です。

安価な羽毛布団は臭いが心配です。価格の安いものは未成熟ダックダウンを充填したものが多くあり、この未成熟ダックダウンは鳥特有の獣臭さが強烈なものが多くあります。

価格は少々高くなりますがグースダウンの羽毛合い掛け布団をお勧め致します。こちらに羽毛布団の鳥特有の獣臭に関するサイトを用意しています。

羽毛合い掛け布団の保温力

羽毛合い掛け布団の保温力は冬用の布団ほど無くてもよく、そのため内部構造とダウン品質と充填量も冬用とは異なります。薄手の羽毛布団と考えて下さい。

合い掛け布団のマチ布

合い掛け羽毛布団の構造は、立体一層構造で十分と思います。できれば表生地と裏生地の間を仕切る「マチ布」の幅は、冬用の羽毛布団のマチ幅(約5~7cm)ほど必要でなく3㎝程度で十分です。

マス目の数はフィット性をよくするためシングルサイズでは20~30マス程度がおすすめです。

ダウン量もシングルサイズでは、グースを充填する場合では700g-900gが適量と思います。700g以下では保温性において不十分であり900g以上は多すぎ暑すぎます。

春から夏に向かって合い掛け羽毛ふとんで暑く感じたら蒸れ感が少ない薄い真綿(シルクわた)布団がおすすめです。秋から冬に向かって合い掛け羽毛布団で寒く感じられたなら冬用の羽毛布団に取り替えて下さい。

合掛け羽毛布団の選び方のポイント

冬用の羽毛布団は暖かく寝るために価格は少々高くても購入されると思います。しかし、合い掛け布団の季節は極端に寒くないため安いものをとお考えになるかもしれません。

冬の1日の睡眠と春秋の1日の睡眠のどちらの睡眠が大切なのでしょうか?どちらも大切な1日の睡眠であり、翌日を元気に過ごすためのリフレッシュをするための睡眠です。羽毛合い掛け布団は、温度変化が激しく体調不良を起こしやすい季節に使う睡眠の道具です。

合掛け羽毛布団のダウンは、温度調節機能の観点からダウンパワー400dp以上のグースダウンか更に上質のマザーグースがお勧めです。日羽協のゴールドラベルではロイヤルゴールドラベル以上がお勧めです。ダウン量はシングルで700g程度は必要です。

ダウンケットのキルト

キルト構造はダウンケットのようなダイレクトキルトではなく立体キルトでマス目は出来ればシングルで25マス以上がお勧めです。

側生地素材は吸湿性に優れた超長綿がお勧めであり、糸番手は80番手以上が軽く通気性に優れているためお勧めです。

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