羽毛布団の選び方

羽毛布団を買う際に、価格・品質・ランクなど羽毛布団の選び方に迷われることでしょう。誰しも「お買い得品」を買いたいものです。売れ筋ランキング・クチコミなども気になるでしょう。そこで、羽毛布団の価格と品質の関係を明らかにしながら、満足できる羽毛布団の選び方と注意点をご説明致します。

羽毛布団の選び方のカギは品質表示票の行間

羽毛布団を買う際にまず迷うのが、品質・ランクの違をどのように見分けるかという問題です。羽毛布団の魅力は、軽さ・暖かさ・温度調節機能です。この魅力は、羽毛生地内部構造の3項目によるハーモニーの様なものです。羽毛布団の選び方は、3項目毎に品質基準を品質表示票と添付ラベルの情報から基本的には調べることができます。

タグとラベル

しかし品質表示票と添付ラベルの情報だけでは、品質差(価格差)を説明できない場合が多くあります。品質表示票の行間情報と言うべき品質ランクの違いがあります。

商品説明には、消費者の方が見逃しがちで勘違いしそうな情報があり、さらに怖いことは商品説明から販売に不都合な情報が欠落している場合があります。これらの情報が最終的にランクを分けています。羽毛布団の選び方のカギとなる情報は品質表示票の行間にあります。

当店の羽毛布団の選び方では、品質基準の基本的な調べ方と合わせて見逃しがちな項目と欠落情報についてご案内致します。最後までご覧頂ければ、当店がグース羽毛ふとんに限定販売している訳がご理解頂けると思います。

添付ラベル

羽毛品質に力点を置きがちですが3項目の全てに目を向けて下さい。

目次

  1. 羽毛布団の基本的な基準での選び方
    1. 羽毛の品質の違い
    2. 側布の素材とクラス
    3. 布団内部の仕切り方
  2. 欠落・行間情報を読む羽毛布団の選び方
    1. メーカー名の有無と信頼度
    2. 海外生地・海外縫製の日本製?
    3. 通販での羽毛布団の情報補完
  3. 気になる羽毛布団の選び方
    1. 価格優先で探していませんか?
    2. 柄で選んでいませんか?
    3. ランキングと口コミ情報の注意点
  4. 寝心地での羽毛布団の選び方
    1. 軽さ重視
    2. 暖かさ重視
    3. 温度調節を重視
    4. 耐久性を重視
  5. 羽毛布団の選び方まとめ
  6. 購入時チェックリスト

基本的な羽毛布団の選び方

羽毛布団の魅力は、羽毛と生地と内部構造のハーモニーであり、この3項目のなかで1つでも悪ければ、魅力は悪い項目の基準に下がってしまいます。各項目毎にご説明いたします。

羽毛とは

ダウンとフェザー

羽毛はダウンとも呼ばれています。写真左の様に立体的(ボール状)に羽枝をひろげたダウンボールと、写真右の様に平面的なフェザーと呼ばれるものを含みます。ただし、商品説明とか品質表示票では、ダウンボールのことを単にダウンと呼ぶこともあります。

1.羽毛品質での選び方

羽毛布団のランクを分ける主要3項目のひとつが羽毛です。羽毛の品質を分ける重要な項目は、詳細は後述しますが採取する鳥の種類、ダウン率、ダウンパワー値、洗浄度などによりランクが分かれます。

鳥種での選び方

ダウンの鳥種は、基本的にはダックとグースの2種類です。グースには飼育期間が長いマザーグースがあります。品質はダックよりグースが上質でさらにマザーグースがお勧めです。鳥種の選択は羽毛布団の選び方の原点です。

鳥種と羽毛品質

ダックとグースではダウンボールの大きさと形態に違いがあります。グースのダウンボールの方が大きく、羽枝も長く本数も多いためフサフサ感あります。この違いは熱をためる保温力の差として表れます。

マザーグースは、通常のグースより飼育期間が長くダウンボールの大きさと成熟度に違いがあります。ダウンの保温力はダック、グース、マザーグースの順に優れています。

ダックとグースとマザーグースのダウンボールのイメージ図

羽毛の温度調節機能

温度調節機能は羽枝の拡がりと小羽枝の開閉で行っているため、ダウンボールのフサフサ感があるほど蓄熱放熱をする温度調節が素早くでき適温に保つことができます。

ダウン率での選び方

羽毛の内訳はダウンとフェザーでありダウンの割合がダウン率です。この数値が高いほうが良質です。ダウン率は羽毛布団の選び方において重要項目の1つです。


ダウンパワーでの選び方

ダウンパワーは、羽毛布団の中と同様の環境下での羽毛1グラムの体積です。保温力と耐久性を表す指標でありdp値として表されます。この値が高い方がお勧めです。

ダウンパワーラベル

マザーグース羽毛の選び方

日羽協ゴールドラベルでの選び方

日羽協の添付ラベル

日羽協のゴールドラベルはダウン率とダウンパワー値により4種類あり、お勧めは左側のプレミアムゴールドラベルとロイヤルゴールドラベルです。

充填量での選び方

充填量は、dp値とダウン率により適量があります。

400dp~440dpの充填量は、シングルサイズではダウン率とのからみで1.2kg~1.1kgが一般的です。例えば440dp・95%のグースならシングルで1.0kg~1.1kgで十分な保温力があります。シングルで1.2kg、ダブル1.6kgが目安です。

羽毛の色での選び方

羽毛の色はホワイト、シルバー、ブラウンなどがあります。保温性などの機能性は色による差はありません。価格はホワイト系が人気があるのでやや高くなります。シルバー系が野生種に近いため耐久性に優れているとの説もあります。

羽毛の産地での選び方

産地は通常は製品に添付されている下の画像のようなラベルで説明されています。羽毛の産地表示は品質保証の原点です。

有名な産地としてはポーランドとハンガリーがあげられます。次いで北欧、ロシア、カナダ中国などがあります。羽毛品質と気候の関係では寒くて乾燥した地域で飼育されたものが良質で耐久性に優れています。

産地国ラベル ポーランド ハンガリー ホワイト・コーダ種

羽毛の産地国

洗浄度での選び方

洗浄度の500mmとか1000mmは羽毛を洗浄した水の透明度です。洗浄度は回数ではなく洗浄水の透明度です。

臭いの問題を回避する選び方

羽毛の獣臭は、未成熟羽毛に残っている油脂が主な原因です。洗浄度も臭いと全く無関係ではありませんが、この油脂は1000mm洗浄してもとれません。

パワーアップ加工

パワーアップ加工には、水蒸気で羽枝を元の自然な姿に戻す加工以外に薬剤を利用したものがあります。

キーワード:鳥種・産地国・ダウン率・ダウンパワー・充填量・洗浄度・日羽協ラベル

羽毛のランクを分ける基準について要点を紹介いたしました。業界用語の説明、羽毛の違いなど詳しくは、上段の「羽毛とは」の項に掲載のリンク先にてご説明をしています。


2.側生地素材と品質での選び方

ふとんの側地の素材は、ポリエステル、合繊、超長綿(含む精紡交撚糸)、シルク等です。素材毎に柔らかさ、重さ、熱伝導率、蒸れ感、耐久性が違います。各素材において品質と価格に幅があります。各素材毎の特徴と隠れた項目として日本製か海外製かの問題をご説明いたします。

超長綿

超長綿は、繊維の長い綿花を紡いだ糸で織った布で柔らかく吸湿性に優れています。糸の太さと紡ぎ方、織り方により寝心地感に違いがあります。

超長綿の品質に関係するのが糸番手であり糸の太さを表す数値です。数字が大きいほど細くなります。細い糸の布は薄くて軽いのが特徴です。布地が薄いと熱が羽毛に伝わりやすく温度調節機能に優れます。

合繊

ポリエステル

ポリエステルは軽くて低コストが魅力です。熱伝導率が低いため断熱性に優れていますが、布団としての温度調節機能は低下します。

生地素材の熱伝導率での選び方

熱を蓄えているのはダウンの空気層です。温度変化は生地越しにダウンに伝えられます。生地素材の熱伝導率の差が温度調節機能の差に関係します。

熱伝導率はポリエステルが0.2であり綿は0.54と2倍の違いがあります。この値が大きいほど熱がダウンに速く伝わり温度調節が行われます。

通気性・蒸れ感での選び方

生地素材によりる吸湿性と通気性が異なり蒸れ感に違いが出ます。通気性は通気度と呼ばれていますが通常は記載されていません。ダウンプルーフ加工とも関係しています。

日本製生地の選び方

キーワード:生地素材・ポリエステル・超長綿(糸番手・織り方)・合繊(綿の割合)

同じ素材でもランクに差があり、また数値が同じでも触感とか価格が違ったりします。海外製と日本製の違いも注意が必要です。精紡交撚糸とか詳しくは下のリンク先をご覧下さい。


3.内部構造での選び方

羽毛布団は格子状のマス目内に羽毛を入れています。この仕切るパターンにより保温力、重さ、耐久性に違いが出ます。

内部構造と保温力

ハイマチ密閉キルト

不自然な凹凸感のある布団

ふわふわ感満載ですが不自然ではありませんか?凹凸を強調する為に凹部分の縫い目が見えなくなっていませんか。布団の内部のマチ布の幅を狭くするとボリュームは出ます。羽毛の増量でもボリュームはでます。どちらも暖かくありません。

キーワード:1層・2層・3層・ハイマチ密閉キルト

内部キルト構造について詳しくは下のリンク先をご覧下さい。

上記の3基準が羽毛布団のランクを決める基本です。しかし、条件を絞りこみ検索した結果には大きな価格差あります。詳細は下段をご覧ください。

行間情報を読む羽毛布団の選び方

羽毛布団を選ぶ際によむ商品説明から重要なキーワードが抜けていることがあります。もし欠落情報があれば、ない事自体が「隠したい情報」です。無いことに気付くのは難しいものでがご安心下さい。注視点をご案内いたします。

4.羽毛布団メーカーでの選び方

市場の現状は、羽毛と生地と内部構造の説明が同じ様でも大きな価格差がある。

例えば「西川羽毛布団 ポーランド マザーグース 2層キルト 超長綿 80 日本製」の条件で絞り込んでも驚くほどの価格差があります。原因の1つは、同じ様に見えるように説明していると言った方が正しいかもしれません。例えば超長綿の糸番手、海外生地を海外縫製した日本製など。

上記の条件から「西川」を除くとどうでしょうか?さらに価格差は大きくなります。有名ブランドの製品は高い信頼があります。しかし、有名ブランド品は全て高級品とは言えません。

西川(株)、山甚物産(株)はお勧め!

羽毛布団メーカー名の有無の確認

二重価格かも

キーワード:メーカー名

布団の中身の羽毛の等級を知っているのは製造会社です。どのような会社が作ったのかをチェックする必要があります。詳しくは下のリンク先をご覧下さい。


5.日本製羽毛布団の選び方

海外縫製は珍しくはありません。国内縫製との区別ができないのが現状です。価格差の一因です。

最終製造工程が国内なら日本製!

国産生地、国内縫製が純日本製

販売に不利な情報は本音は隠したい

高級品は国産

キーワード:国産生地・国内縫製(記載が無ければ海外?国内の羽毛吹き込み工場の案内で全てが日本製と勘違いする場合もあります。)

「日本製」羽毛布団の製造工程の種類について詳しくは下のリンク先をご覧下さい。

6.通販での情報補完

ネット通販では得られない情報として、臭い、側地の音などがあります。これらの情報は品質表示票の情報などで補完できます。詳しくは、こちらの五感で選ぶ羽毛布団をご覧下さい。

説明が無いことに気付くには、上記のキーワードを意識して説明を読むことでおおよそ盲点をカバーできます。


気になる羽毛布団の選び方

欠落情報も含めて品質の違いによる選び方は理解できたが、どうしても気になるのが価格、柄、クチコミ情報です。この点についてもご説明を致します。

7.価格優先では?

お買い得品を探すお気持ちはわかりますが、寝具は毎日使うものなので品質重視の選び方をお勧めします。


8.羽毛布団の柄を優先では

柄は気になるものでが、カバーの柄を選ばれてはいかがでしょうか。

柄込み・おまかせ柄とは


9.ランキングと口コミ情報の注意点

売れ筋ランキング上位の製品が、お客様にとって希望のクラスなのか?だだ単に販売価格が安いため多く売れたのでは?羽毛布団の購入は、まずは価格を気にせずに品質を比較してしてください。

クチコミ情報の裏

ランキングの情報

寝心地での羽毛布団の選び方

羽毛布団の軽さ・暖かさ・温度調節機能・耐久性は、羽毛と生地と内部構造の3項目が調和の成果です。例えば「暖かさ」は羽毛の質と量、さらにマス目の仕切り方が深く関係して、布地のクオリティも全く無関係ではありません。選び方のポイントは、羽毛と生地と内部構造のハーモニーを調べることです。

暖かさを優先すると温度調節と軽さに影響する相関関係があります。暖かさを優先しがちですが寝心地を探求するには、軽さ・暖かさ・温度調節機能が程良く調和する必要がございます。3項目の関係を順番にご案内致します。

軽さ重視での選び方

羽毛布団の重さは、羽毛と側布と仕切り布(マチ布)の重さです。軽くて暖かい羽毛布団の条件を記載いたします。

軽さでの選び方の視点

  1. 羽毛の種類は少量で保温力のあるマザーグース
    1. ダウン率は93%、ダウンパワー440以上
    2. 羽毛量は、シングルで1.1kgまで
  2. 側地は薄手のシルクまたは超長綿
    1. シルクは軽いが耐久性の点で劣る
    2. 超長綿なら100単糸か200双糸以上の細糸
    3. 精紡交撚糸360t-480t
    4. ポリエステル系は軽いが蒸れと静電気の発生、耐久性に難
  3. 布団内部の仕切はシンプルな方が軽い
    1. 立体一層キルト
    2. ハイマチ密閉キルト

暖かさ重視での選び方

羽毛布団の暖かさは、羽毛の質と量、それに見合うマス目の仕切り方と側地の素材と質が関係します。

暖かい羽毛布団の選び方の視点

  1. 羽毛は少量で保温力のあるマザーグース
    1. 保温力は羽毛の質と量に比例します。
    2. ダウンボールが密で大きいグース
    3. dp値を補うには100g程度の増量。
    4. 過多の羽毛増量はフィット性と温度調節機能を妨げる。
  2. 内部構造は1層タイプより2層3層構造が少し暖かいといえます。
  3. 側地は薄くてフィットし易い薄い仕様
    1. シルクでも良いのですが価格アップと耐久性が劣ります。
    2. 80超長綿以上がフィットし易い。
    3. 中空繊維など蓄熱効果のある繊維

温度調節機能を重視での選び方

羽枝

温度調節機能とは、温度が高くなると羽枝(ウシ)の間を広げて熱を逃がし、逆に温度が低くなると羽枝の間を密にして熱を蓄える働きのことです。この機能は羽毛の質に比例します。

温度に反応した羽毛の個々の動きにより布団の厚みは変化します。暖かくなると布団は厚くふくらみ熱を逃がして、寝床内の温度を一定に保とうとします。

温度調節機能での選び方視点

  1. 温度調節機能に優れた羽毛はマザーグースです。
  2. 羽枝が多く中心部が密である羽毛
    1. この条件はマザーグース
    2. 通常グースでは430dp、93%以上
    3. 羽枝の動きやすい充填量
    4. 満員電車のような状態はダメ!シングルなら1.2kgまで
  3. 羽毛に熱が伝わりやすい薄い側地
    1. 1番はシルクですが耐久性に問題あり。
    2. 100単糸200双糸精紡交撚糸360t以上
    3. 特別こだわらないなら80超長綿
  4. 内部の仕切り方は放熱しやすい1層タイプ、できればハイマチ密閉キルト

耐久性重視での選び方

羽毛布団を長持ちさせるにはお手入れが大切ですが、素材本来の特性により耐久性が異なります。寿命は、羽毛のへたり、生地の摩耗から判断されています。羽毛と生地の耐久性の違いについリストアップいたします。

耐久性での選び方の視点

  1. 羽毛の耐久性は飼育期間の差です。
  2. おすすめは飼育期間の長いマザーグース
    1. ダウンボールの完熟度(飼育期間)
    2. 430dp、93%以上は未成熟羽毛は少量
    3. 使用するにつれdp値は下がるためdp値が高い方がお勧め。
  3. 丈夫な生地がお勧めですが、丈夫さと薄さは反比例します。
    1. 薄く軽い側地は耐久性にやや難。
    2. 耐久性なら60番手の超長綿
    3. 柔らかで丈夫なのは80番手以上超長綿
    4. 日本製の側地
  4. 内部の仕切り方はハイマチ密閉キルト・ダブルフェイス
  5. 日本国内での縫製が丁寧なように感じます。丁寧=解れない(長持ち)

羽毛布団の選び方まとめ

お勧めの製品は、サイズと個人差・寝室環境によりタイプが異なります。まずは余裕をもって体を被えるサイズにしてください。十分な幅と長さが必要です。サイズは選び方の一丁目一番地です。

サイズ長さと幅での選び方

寝心地ランクを上げる選び方の視点は、メーカーの信頼度と国内生産のチェック、上質のマザーグース、柔らかで軽い80番手以上の超長綿の側地、寝室の温度や個人差(冷え性)により、一層か二層・三層の選択です。以上が基本的な羽毛布団の選び方です。

寝室の最低温度が冬の間15度以上ある場合は、上質のダウンを充填した1層構造のタイプでも十分な保温力が確保され軽くてお勧めです。ただし冷え性、寒がりの方は2層構造の羽毛布団がお勧めです。敷き布団、パッド、パジャマ等の組合わせで寝床内の温度は異なるので注意して下さい。各種寝具の選び方は下のボタンよりご覧ください。

誰しもお買い得品を探すお気持ちは理解できます。しかし当然ながら、安い製品には安いなりの理由があります。下記のリンクが当店の商品です。グース羽毛布団に限定して取り扱っています。

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