羽毛布団の選び方は品質表示票を読む

羽毛布団を買う際に選び方に悩まれランキング情報も気になったります。ネット通販では画面情報だけで羽毛布団の品質ランクを見分けなければなりません。当店の羽毛布団の選び方は、布団を料理に例え暖かさを満腹感、寝心地を味と考えます。羽毛布団は標準的な暖かさ(満腹感)を確保して寝心地(味)ランクを上げる選び方がお勧めです。羽毛布団の品質ランクの見分け方は、隠し味を探る様に品質表示票と添付ラベルを注意深く読む必要があります。布団店の視点から見逃しがちな隠れた注意点をご案内致します。

羽毛布団の品質表示票

羽毛布団の品質表示票

羽毛布団の品質表示票の説明ですが、はじめて購入される方に、 業界用語の「ダウン」「フェザー」「グース」等の言葉を並べて、羽毛布団の品質の違いをご説明するのは余りにも乱暴かと思います。 そこで業界用語の頭にを付けて業界用語←ここにタブレット・スマホの場合はタッチして下さい。 マウスの方は、カーソル(マウス)をのせて頂くと小窓が開き用語の説明が表示されます。

羽毛の品質?生地の品質?内部構造?日本製?等の項目には、品質表示票に記載されていない隠れた品質ランクの違いがあります。 この品質の違い(価格差)を業界の裏事情等を織り交ぜて解りやすく羽毛布団の選び方をご案内致します。

羽毛布団の選び方ポイント

羽毛布団の選び方のベースとなる主要ポイントは3つあります。品質差=価格差は、基本的には「羽毛の品質」「側生地の素材と品質」「内部構造」の違いによりランク分けができます。 そこで、まず主要な3ポイントについて品質表示票の行間を補いながら羽毛布団の品質と価格の関係をご案内致します。

このサイトを作成している店主も今尚、寝心地を探究中でございます。 こちらが2018年の羽毛布団の価格予想です。


羽毛品質での羽毛布団の選び方

羽毛布団の良さは、軽くて暖かく温度調節機能があることです。そのため秋から春までの長期間お使い頂けます。 「軽さ・暖かさ・温度調整機能」に優れたものが良い羽毛布団といえます。 この3つの特徴は羽毛の品質と大きく関係しています。

羽毛の品質

羽毛の品質は、ダイレクトに羽毛布団の品質に大きく関係しています。 そこで、まず羽毛とはどのようなものかを説明した後、品質の良し悪しを見分ける基準値の説明を致します。

羽毛のダウンとフェザー

ダウンとフェザー 羽毛の中味を分類するとダウンとフェザーの2種類に分けられます。 ダウンは、羽枝を球状にひろげてボールのような形になることからダウンボールとも呼ばれています。 フェザーは写真の様な羽根の小さいものです。ダウンと一緒に採取されて混ざり完全には取り除けません。 また、羽毛(フェザーを含む)のことを総称してダウンと呼ぶ場合もあります。

ダウン率とは

羽毛布団の品質表示票 品質表示票の詰めものの蘭は、ダウンが93%でフェザーが7%であること示しています。 この比率のことをダウン率と呼んでいます。この比率が高い羽毛が品質の良いものです。 ダウン率は羽毛布団の選び方における重要な基準値のひとつです。 この比率に関係することですが、羽毛布団と羽根布団は別物です。 価格差も10倍から100倍以上あります。

ただし、ダウン率はダウンボールが割れた羽枝とか、未熟ダウンも含まれるため1つの目安と考え下さい。 偽装表示の話も珍しくありません。 信頼できるメーカー(例えば、西川、山甚物産など)の羽毛布団で、最低でもダウン率90%以上と申し上げたいのですが93%以上がおすすめです。 この比率が90%のダウンでは、保温力を確保するために100g程度多く入れる場合があります。

品質表示票の情報

消費者の方がこの品質表示票から得られる情報は、「(株)京都西川製の150cm×210cmシングルロング羽毛布団で、ダウン率93%のグース(後述)羽毛1.2kgを綿素材の側生地で仕立てている。」これ以上はありません。 付け加えるとすれば、キルティング製品なので許容誤差+5%、-3%があり得ることを示しています。 しかし、この情報だけでは品質の良し悪しを判断できません。品質表示票の行間を補う追加情報が必要です。 品質表示票に記載されていない情報は添付ラベルにより補われています。

羽毛はグースとダックの2種類

羽毛布団に充填されている主な羽毛は、グースとダックの2種類の鳥から採取されています。 おすすめはダウンボールが大きいグースダウンです。ダウンボールが大きければ、少量で保温力のある軽い羽毛布団に仕上がります。 また温度調整機能においてもダックよりグースがおすすめです。

品質は、ダック、グース、マザーグースの順番で上質になっていきます。 当然価格も高くなっていきます。採取量はダックダウンが多くマザーグースが少なくなります。 各々のダウンにも鳥の体格・飼育環境・採取時期などにより品質差がございます。 グースかダックかは羽毛布団の選び方において重要な選択です。

グースとダックのダウンボールの違い

ダウンボール羽枝 グースとダックのダウンの品質性能の違いをご説明いたします。 グースとダックではダウンボールの大きさだけでなく構造にも違いがあります。 ダウンボールの構造は、写真の様にファイバー(羽枝)の集合体であり、木の枝が放射線状に枝分かれしたようなイメージです。 羽枝には、更に木の枝のように小さい羽枝が出ています。 この羽枝の太さと小羽枝の付き方にグースとダックでは違いがあります。

グースの羽枝は細くてしなやかで小羽枝の枝分かれが密であるのに対して、ダックの羽枝は太くて付き方も粗く小羽枝が先端部分に集中する特徴があります。 そのため、保温力、耐久性、回復力等においてグースダウンが優れているため当店ではグースをお勧めしています。 回復力とは下記で案内する反発力ではなく、羽毛布団を長年使用したときに元のボリュームの状態に戻ろうとする力の様なものです。耐久性に含めても良いかもしれません。

注意して頂きたい事は、 グースとダック以外の条件が同じである2枚の羽毛布団を手で押さえ、元に戻る反発力を比較すると羽枝が太いダックダウンの方が早く戻ります。 この反発力が強いのが良い羽毛布団ではありません。 ダックの羽枝は太いから反発力があるのです。また、羽枝の付き方が粗いことは空気が通りやすく熱を貯める力が劣ることです。

同じ鳥の種類の場合でも、アジア産とヨーロッパ産では湿度気温等季候の違いがあり、ヨーロッパの厳しい環境下において飼育された鳥の羽毛が品質的にも優れています。 ネットでは手の感触は伝わりませんが、当店ではヨーロッパ産グースダウンをお勧めしています。

ダックとグースの羽毛の価格

食肉の副産物である羽毛の価値・価格について、ダックとグースの両方の羽毛を供給している最大手の会社のCEOより、「1羽の鳥においてダウンの平均的な価値はグース6%とダック3%である。」と説明して頂きました。 食肉としての価値がメインであることは理解できます。 ただ羽毛としての価値の6%と3%の差から解ることは、ざっくりというならダック羽毛の価値(品質、保温力、温度調節機能)はグースの半分だと言うことです。 詳しくは >ダックとグースの違いにて。

ダックとグースの優劣について、上質のダックダウンは、粗悪なグースダウンより品質がよい場合も希にありますが、基本的にグースがダックより上質です。 グースダウンの羽毛布団を選ぶには、品質表示票または説明文にグースの文字があるか否かが重要なポイントです。 グースダウンであればグースの文字が必ずあります。グースの文字がない場合はダックと考えるべきです。 基本的にグースとダックの羽毛布団の価格を比較するとグースが高いです。

マザーダックの文字を最近見かけますが、羽毛布団の業界ではマザーダックの規格はありません。 紛らわしいので羽毛布団を買う際には注意して下さい。マザーグースのようにグースの文字が無ければダックダウンだと思って下さい。

ダウンの色と羽毛布団の品質

ダウンには、鳥の色の違いによりホワイト、シルバーなどの違いがあります。 羽毛布団の側生地の色が淡い場合には、シルバー系は透けて見えることがございますが、他の条件が同じ場合は暖かさには差はありません。 カバーを掛けてお使いの場合は問題にならないと思います。耐久性においてはシルバー系が僅かですが良いとも言われています。 ただし、ホワイトグースとシルバーグースにおいて、同じ品質レベルの場合はホワイトグースの羽毛布団が少し価格は高くなります。 暖かさは同じです。羽毛布団の選び方においてダウンの色はさほど重要ではありません。

ダウンパワーとは

羽毛の品質を評価する基準にダウンパワー値がございます。 この値が高いダウンは弾力・保温性に優れています。布団の中の状態に似た環境下での羽毛1グラムの体積のことです。 440dpの羽毛1gを500mlのペットボトルに入れると、加重されないためほぼ満杯になります。(以下cm3/gはdpと記載)

羽毛布団のダウンパワー値ラベル 羽毛布団の品質表示票を補うために、写真の様なダウンパワー値を示すラベルが添付されています。 メーカーによりデザインは多少異なりますがラベルでdp値が確認できます。 写真のラベルは京都西川の製品に添付されている430dpを表すものです。 日本羽毛製品協同組合(後述)に加盟しているメーカーは、組合が発効する4種類のラベルで確認することができます。

ダウンパワー値と暖かさの関係のイメージはdp値 この値が大きくなるほど保温力が増し、温度調節機能もよくなります。 基本的にこの数値が大きいほど羽毛布団の品質がよくなり価格は高くなります。 ダウンパワー値は、羽毛布団の選び方において重要な基準値のひとつです。

測定方法は同じでも算出方法に違いがあるのか?平均値なのか最低値を採用しているのか?同じ数値でもメーカーにより差を感じます。

同じダウンパワー値の場合なら、飼育環境とか採取時期などから品質、特に耐久性に違いがでるように感じます。 グースとダックのどちらかを選ぶならダウンボールの羽枝(ファイバー)の形状が密なグースがお勧めです。

アパレル業界では羽毛品質をフィルパワー値で表していますが、測定方法が異なるため混同しないようにして下さい。 別途詳細はフィルパワーのページにて説明します。

ダウンパワーの400dpと440dpの違い

かさ高のイメージ 400dpと440dpの違いは40dpの差です。 この40dpの違いを羽毛布団での違いに置き換えると計算では1.5cmの厚みの違いになります。 そのために、この値の差を布団のボリューム感(ふくらみ)として説明する場合があります。

しかし、羽毛布団の厚み、ボリューム感とdp値は無関係ではありませんが、40dpの差は後述の内部構造とか側生地の厚さ(重さ)の違いにより、布団の厚みとしてストレートには現れません。 ダウンパワーの差は保温力、温度調節機能、耐久性、寝心地感の違いとして出ます。もちろん価格も違ってきます。 400dpのダウンでシングルロングの羽毛布団を作るときは、保温力を補うために2層構造にしたり充填量を100g多い1.3kgにすることもございます。

※上記の写真は、ダウンパワーのイメージです。 保温力の点から見ると同量の羽毛を充填したとするならイメージに近い状態になります。価格は画像以上に違いが出ます。

※暖かい羽毛布団の選び方において、羽毛の品質以外に布団のフィット性も重要です。 内部構造と生地の柔らかさも重要です。羽毛布団を購入する際はご予算もあるでしょうが、まずは価格より品質をご確認ください。

飼育期間とダウン品質

鳥の飼育の目的(食肉、産卵)、期間、方法、環境によりダウン品質に差がでます。成鳥のダウンがお勧めです。

羽毛を採取する鳥の飼育方法には、放し飼いに近い状態で育てるものから、食肉用(北京ダック)に飼料を与え短期に育てるなど様々です。 栄養バランスの点から耐久性に差がでます。食肉用に短期間に育てられた若鶏は食肉としては価値がありますが、ダウンは未成熟なものが多く品質は劣ります。

未成熟ダックダウンには鳥特有の臭いが強いものがあります。グースは16週-18週程度飼育されるため臭いの問題は少ないです。

マザーグースとは

マザーグースは、徹底したDNA管理がされている”グランドマザーグース”が産卵した鳥のことです。 マザーグースが産卵した鳥が食肉用のグースになります。一般的なレギュラーグースダウンは食肉用のグースから採取されたものです。

マザーグースダウンとは、産卵用に1年以上(最長で4年)育てられた親鳥(グース)から採取されたダウンのことであり、 丈夫で一粒一粒が大きく羽枝も伸びているため、少量で同じ保温力を得ることができるため羽毛布団を軽くすることができます。

しかし、マザーグースにも採取時期とか飼育環境により品質ランク差あります。採取時期は晩秋に採取されたものが特に良質のものです。 飼育環境に置いても寒い地域とか乾燥具合により品質に差がます。 マザーグースの羽毛布団を購入する際には、ダウンパワー値も合わせてチェックする必要があります。

マザーグースには、産地、グースの種類(大きさ等)、飼育方法(放し飼で自然の餌)、採取時期、飼育期間、選別・洗浄方法によりランクがあります。 上質マザーグースは、産地、グース鳥の種類(コーダ種など)、採取時期(晩秋)、ダウン率など色々な点でランクが異なってきます。 見逃しがちなのが「採取時期」です。採取時期が表示されている羽毛布団は少ないですが上質です。 マザーグースにも品質と価格にランクがあります。

確かにマザーグースは上質ですが、羽毛布団を選ぶ際にマザーグースは必須条件ではありません。 信頼できるメーカーの羽毛布団で、400dp以上のグースダウンで適量充填されているなら実用的であり合格点は付けられる品質です。 価格もお手頃の製品が多いのではないでしょうか。 「マザーグース」はお勧めしたいクラスであり、高級羽毛布団の選び方においてのキーワードです。 マザーグースの羽毛布団の価格は少々高くなりますが、日割り計算をすると僅かな差しかありません。

ダウンパワーとマザーグース

マザーグースのダウンパワー値の業界の規定は定まっていません。 ただ、生産者情報等の流通履歴が追跡可能(traceability)なマザーグースであるなら、430dp以上の品質であると考えています。 後述する日本羽毛製品協同組合が発行するプレミアムゴールドラベルのマザーグースは、440dp以上となっていることからも間違いではないと思います。

(株)京都西川・西川リビング(株)の羽毛布団において、 マザーグースのダウンパワーは430dp以上の表示になっています。西川ブランドにおいても440dp~の表示のマザーグースもございます。 西川産業(株)の羽毛布団では、この値を表示していないようです。 メーカーごとにマザーグースのダウンパワー値のボリュームゾーンが異なっています。 山甚物産(株)においては後述する添付ラベルの関係かもしれませんが、440dpの表示の羽毛布団が多いように思います。

ダウンパワーと絡むダウン

絡むダウンとは、スティッキーダウンとかリンケージダウンとか呼ばれています。 一粒一粒のダウンボールが絡み合う特性がある羽毛のことです。一粒一粒が絡み合うことで熱を逃がしにくい特徴があります。 ただ絡む特性のためかさ高がでにくいため、ダウンパワー値の表示をしていない場合がございます。 その代表格がアイダーダックダウンです。絡み具合も強弱あります。

ダウンパスについて

ダウンパスの表示をした羽毛布団を見かけます。動物愛護の精神に基づき作られた基準であり、飼育方法とかダウンの採取方法において動物に苦痛を与えない方法を定めたものです。 当店の知りうる限りにおいては、レギュラーグースダウンにおいては飼育方法、採取方法において基準に適合しているのではないかと思います。 マザーグースの羽毛は各国の独自の法律に従って飼育、採取されているようです。

マザーグースとレギュラーグースの差

マザーグースとレギュラーグースの違いは飼育期間の違いです。飼育期間は成長度合いの違いです。 成長度合いの差は、ダウンボールの大きさの違いであり羽枝が多い少ないの違いと中心部の核の大きさ違いとして現れます。 羽枝の量と核の大きさは保温力と耐久性の違いです。更に湿度と温度調節機能の違いとして出ます。

ダウンの湿度と温度調節機能

マザーグースとレギュラーグースのダウンボールの大きさは、湿度と温度調節機能の速さと幅の違いです。この機能は湿度と温度の変化に対応して放湿したり放熱したりすることです。 羽毛布団の保温力は、ダウンの量と例えば2層構造等の内部構造である程度調節出来ます。 しかし、湿度と温度調節の速さと幅(温度差)の違いはダウンボールの大きさ成熟度の違いにより差がでます。 羽毛のマザーグースとレギュラーグースの大きな違いは、湿度と温度調節機能の差であり羽毛布団の寝心地感の違いです。

羽毛の採取方法は非表示

羽毛の採取方法は、ダウンボールの核が傷つかない手摘みされた羽毛は丈夫で長持ちします。 しかし、採取方法の表示はされていません。 羽毛の多くは飼料で短期に成長させた食肉用の鳥から採れた「副産物」です。 飼育期間はダックよりグースが長いです。 また、マザーグースダウンには冬用と夏用があり採取時期(非表示)により品質に差がでます。 飼育期間と採取時期、採取方法によっても価格差がでます。

羽毛の産地ポーランドやハンガリー等

羽毛の産地は、ポーランド/ハンガリー/ドイツ/チェコ/シベリア/カナダ(順不同)の産地がおすすめです。 これらの地方の冬は極寒であり、鳥自身が生き抜くためには、格段に保温力のある羽毛が必要なためであり評価が高い理由です。 ただし、日本に輸入されている80%はアジア産です。ポーランド産は1~2%程度、ハンガリー産は5~6%程度です。

ポーランド産ハンガリー産羽毛は10%未満

ポーランド産とハンガリー産羽毛の実際の輸入量は、5%-6%程度です。 更にマザーグースとなると1%程度です。 市場にあるポーランド産、ハンガリー産と表示している羽毛布団は、多すぎるのではないかと疑問に思います。 おすすめは信頼できるメーカー製です。

羽毛の産地として、まずはじめに出てくるのが「ポーランド」です。 なぜポーランドなのかと言いますと、地理的条件による冬の極寒の季候・飼育環境もさる事ながら、 ポーランドは国家事業(コーダ研究所など)としてグースの交配を重ねて鳥の品種改良を行ってきた結果、現在上質の羽毛がとれるグース種があるためと言えます。 特に高級羽毛布団に使われている「ホワイト・コーダ」種の冠が付いたマザーグースは格上のものと言えます。

良くある羽毛布団のお問い合わせの中に「ポーランドとハンガリーでは、どちらが良いのですか?」とのご質問があります。 ポーランド産であれば、ハンガリー産よりも「必ず」優れているとは言えません。 ハンガリー産のA農場のマザーグースは、ポーランド産B農場のマザーグースよりも優れた品質である場合も当然ございます。価格においても同様です。

上記の理由により知名度ではポーランド産がやや高いと思いますが、鳥の「種」の違い、あるいは同一国内にも寒い地域と温かい地域があり、 また飼育期間、飼育方法、採取時期の違いがあり、ハンガリー産とポーランド産の違いだけでは羽毛布団の品質において優劣は一概につけられません。

ご案内の通り上記産地のダウンは有名ですが、例えば「ポーランド産グースダウン95%1.2Kgの羽毛布団が魅力的な価格○○○○○円」のようなメーカー名のない広告商品は、本当にお買い得品なのでしょうか? 残念ながら現状は、ブレンドされていたりアジア産ダックを「ポーランド産グース」と偽装していた話はめずらしくありません。 羽毛布団の選び方においては、羽毛の産地も重要ですがダウンパワーとメーカーの信頼度も重視すべきです。

羽毛の充填量

羽毛布団の中身の羽毛の量は品質により適量がございます。 上質グースダウンの場合でシングルなら1.2kg以上、ダブルサイズなら1.6kg以上です。ダックの場合はグースより多く必要です。

羽毛布団のダウンの充填量は、上質のものは少量であり粗悪品は量を多くする傾向があります。 ダウン率93%で400dp~460dpの品質のものを充填する場合、シングルなら1.1~1.3kg、ダブルでは1.5~1.7kgがお勧めです。 充填量も合わせてチェックして下さい。

430dp~440dpのダウンならシングルサイズの場合の充填量は、1.0kgでも十分暖かであるとの説明を見かけたことがありますが、 当店では、保温力・耐久性の点からシングルなら1.2~1.3kgの羽毛布団をおすすめします。 ただ、440dpダウン率が95%以上の場合は1.1kgでも十分な保温力を確保できる場合もあります。 各メーカーのダウンパワー値の許容誤差に対する社内基準により違いがあると感じます。

少量のダウンで十分な保温力と耐久性を兼ね備えた羽毛布団を作ることができるのであれば、有名メーカーも充填量を少なくしたタイプを競って作るはずですが、 現状は定番品(ダウン率93%)のシングルサイズの場合430dp~440dpの羽毛を1.2kgを充填しています。

最近、シングルサイズで充填量1.1kg(1.2kgより100g少ない)のタイプの羽毛布団を見かけますが、 100gの量の違いは保温性と耐久性に違いがございます。充填量の確認は羽毛布団を選ぶ際の重要ポイントです。 価格においても100g少ないタイプは、羽毛量の差以上に低価格で販売されているケースもあります。 ただし、寝室の温度コントロールがされている場合などは、上質の羽毛を1.0kg程度でも十分に暖かくお休み頂けます。 ダウン量の目安

ただし、別格の極上羽毛が存在するのも事実です。(極上には極上である説明があります。 たとえば、上述のコウダ種とか、希少なアイダーダック(毛綿鴨)などがあります。) 尚、アイダーダックは、人工飼育のアイダーリッシュとは別物であり大きな価格差が有ります。

安い価格の羽毛布団にみかけますが、充填量を多くしてボリュームを出しています。 しかし、過度に多く充填(シングルサイズで1.5kg~)するとボリュームがでて暖かそうに見えますが、フィット性が悪くなり体と布団の間に隙間ができ保温性が下がります。 また、重くなるのと温度調節機能も下がります。

430dpのマザーグースの場合シングルサイズの充填量は通常1.2kgです。 このクラスの羽毛布団は最高級ですが、低品質の羽毛を多く充填したものと並べて反発力を比べると上質の布団が見劣りするかもしれません。

実演販売コーナーで布団を手で押しつけてパッと離すシーンとともに「この反発力をご覧下さい!!」という台詞が聞こえてきそうです。 高級羽毛布団の「反発力」は強くありません。手で押さえつけても「じわじわぁ~」とゆっくりと時間をかけて復元してきます。 グースとダックのダウンボールの違いでもふれましたが、ダックのダウンボールの羽枝は太いため反発力も強く、充填量が多と更に復元力も強くなります。

羽毛布団の温度調節機能

羽毛布団を買う際には、どうしても暖かさ保温力に注意を向けがちです。 暖かさ保温力は、ダウンの品質と量に比例します。ダウンパワーとダウン率は、数値が高い方が保温性と温度調節機能が良くなります。 この温度調節機能とは室温の変化に応じて保温性を高めたり下げたりする機能です。

この温度調節機能は、羽毛布団の構造と生地品質にも関係しています。2層3層構造になると保温性を優先するため温度調節機能はどうしても下がってしまいます。 1層構造で羽毛に熱が伝わり細番手の超長綿の生地が温度調節機能が良いと考えます。暑がりの方は1層構造がお勧めです。

一定レベル以上の羽毛布団の価格の差は、保温力よりも湿度と温度調節機能の性能にあると考えます。 湿度と温度調節機能の性能差は、ダウンの品質と側生地の品質の差に比例しています。温度調節機能の性能差は、温度変化の激しい秋口と春の寝心地差とも言えます。

羽毛の洗浄度とは

品質管理の良いメーカーでは、国内で選別・洗浄、殺菌等の高水準の処理をしています。この処理は、羽毛の品質を左右する大切なの工程です。

日本の業界基準では、羽毛を洗った水の透明度が500mmになるまで洗浄をする事になっています。 高級羽毛布団には、業界基準の2倍の1000mmまで洗浄しているものが多いです。 1000mm洗浄をすることで、よりクリーンな羽毛になるため保温力と温度調節機能がアップいたします。 このレベルまで洗浄しても羽毛固有の臭いは極僅かに残ります。特に梅雨の時期には臭いが僅かにでることがあります。

ダウンの洗浄度と臭い

この臭いはダウンの核に含まれている油脂分によるものなので完全に除去することはできません。 この油脂分を取りすぎると、ダウンボールが髪の毛の枝毛のように割れやすくなります。 臭いに特に敏感な人、あるいは調香師のように臭覚が優れている方は臭いを感じるかもしれませんが、通常は気になるほどのレベルではありません。 羽毛の洗浄度は保温力と軽さと温度調整機能に関係しているので、羽毛布団の選び方において注視ポイントです。

鳥特有の獣臭がする羽毛布団は、洗浄度と全く無関係ではありませんが、ダウンの核に含まれている油脂分の量と関係しています。 この臭いの成分は未成熟ダウンには多く含まれています。現状では食肉用に短期間に育てられたダックから採取された未成熟ダックダウンに臭いの問題が多いようです。 特にアジア産ダックに未成熟ダウンが多いように思います。ネット通販サイトで選ぶ際には臭いを嗅ぐことは出来ませんがグースを選ぶことでリスクは小さくなります。 臭いに関しては羽毛布団の臭い原因と対策のページにて説明をしています。

羽毛布団の寿命

羽毛布団の寿命は、側生地素材の種類、ダウン品質、使用状況により異なると思います。 ダウンに関して言えば、マザーグースは通常のグースより耐久性に優れます。 ダウンの寿命は使用しなければ50年とも言われています。羽毛布団の寿命は店主の私感では10年~15年です。 ただし、ダウンに薬品などによるパワーアップ加工を施している場合は、 保管状態にもよりますがパワーアップ加工後(製造)から劣化が始まるようです。 この加工がされている場合は、使い始めてしばらくすると羽毛布団を干してもボリュームが回復しない場合があります。

日本羽毛製品協同組合

日本羽毛製品協同組合の羽毛布団添付ラベル

このラベルは西川ブランドの製品には見かけませんが、 羽毛の品質に応じて日本羽毛製品協同組合(日羽協)が定める4ランクの品質を表すプレミアムゴールド/ロイヤルゴールド/エクセルゴールド/ニューゴールドの4種類のラベルを添付した羽毛布団があります。 ラベルは写真の右から左に向かって品質が良くなり価格も高くなります。 こちらが日本羽毛製品協同組合(日羽協)のサイトです。

羽毛布団添付ラベルロイヤルゴールド裏面 このラベルは、各メーカーが日羽協より購入し羽毛布団に添付しています。 ラベルの裏には通常はメーカー名か識別番号が記載されています。裏面のメーカー名の確認をおすすめします。 この写真は上の4種類のラベルの右から2番目のロイヤルゴールドラベルの裏面です。ダウンパワーが400dp以上であることと、羽毛布団の製造メーカー名が確認出来ます。

※日羽協では、組合に加入事業者の羽毛布団の試買テストを行っています。 公的機関での中味を検査した結果を発表しています。

2012年の結果は、52点の羽毛布団を検査したうち違反が18点(約35%単純計算で3枚に1枚)であり残念な結果でした。 2014年の結果は、30点を購入して検査をして表示通りの羽毛布団は5枚に1枚であったと言う残念な結果が出ています。 また、2016年には、朝日新聞によると羽毛の産地偽装が記事になっていました。偽装は、今も・・・?

ポーランド産とハンガリー産のダウン輸入量と流通量の関係は、有名ブランドのお米の流通量に似ています。 お米はブレンドの仕方によっては味がよくなります。 しかし、羽毛布団においてダウンのブレンドは、製造コストの削減はできますが品質の向上にはなりません。 余談になりますが、ヨーロッパのなかでもドイツ製の羽毛布団の品質は良いとの声もありますが、 ドイツを含むEUにおける鳥種混合率の許容値は30%であり日羽協の基準の3倍です。

検査機関では、ダウン率、ダウンパワー値、グースかダックの鳥の種類などについては判別することができますが、 ハンガリー産かポーランド産かの産地を精確に調べることはできません。 ただし、DNA鑑定も可能な正真正銘のポーランド・ホワイト・コウダ種グース(ANIMEX社)のようなトレーサビリティ管理がされているものもございます。 羽毛布団の選び方において大切なことは、ポーランドやハンガリーなどの産地も大切ですが、 中身のダウン品質を知っているのはメーカーでありメーカーにこだわることも大切です。

ある有名寝具メーカーにおいて、納入された原毛羽毛の品質をサンプリング検査をしたところ、 契約内容の品質を満たさなかった為に納入業者に返品をしたという話を聞きました。 さすがに有名メーカーは厳しい検査をされていると安心致しました。 ところで、その話を聞いた時に思ったのですが、この返品された原毛の行き先は?。 日本に輸入されたものが輸出されることは無いと思います。 たぶん検査基準のあまいメーカー、あるいは品質より製造コスト価格を優先するメーカー・・・? (信じられない事ですが、羽毛を納入する業者が添付した品質証明書を信用して、納入された現物のサンプリング検査をしていないメーカーの話も聞いたことがございます。) 安心できる羽毛布団の選び方は、メーカー名を確認することです。

店主のひと言:上記の様にダウンの品質ランクを決めるポイントがございます。 例えば「ポーランド産マザーグース95%」と表示されている羽毛布団が、本当に表示通りの品質であるかどうかを知っているのはメーカーなのです。 当店が信頼しておすすめ出来るメーカーは、残念ながら極僅かしかございません。 メーカー名の確認は、羽毛布団の選び方において重要なポイントです。価格競争も必要なことですが適正価格があると思います。

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羽毛布団の生地の素材での選び方

寝心地は、側生地の素材と品質ランクも関係しています。側生地の素材には、超長綿、長綿、シルク、合繊などがあります。各素材の特徴と織り方を簡単に説明致します。

羽毛布団の側生地の素材と品質

羽毛布団の側生地の素材により、肌触り柔らかさ、軽さ、吸湿性、フィット性が異なります。同じ素材でも糸のランクとか織り方により風合いが異なります。 このことをまずご理解下さい。例えば同じ糸番手(糸の太さ)の超長綿でも、織り方、糸の品質、綿花の種類などの違いにより羽毛布団に仕上がったときにはランク差を感じます。

羽毛布団の側生地の主流は超長綿

羽毛布団の側生地の主流は超長綿です。 この超長綿にもランクがあります。生地に織る糸の太さとか種類(単糸、精紡交撚糸、双糸)更に品質の違いにより差がでます。 糸の太さは糸の番手60~100番単糸の違いがあります。 綿糸の種類には、最もポピュラーなものに綿繊維を撚って1本の糸にした単糸があります。 単糸になるまで強く撚りを掛けていない状態を粗糸い言いますが、 この粗糸を2本撚り合わせて1本の糸にした精紡交撚糸、 あるいは2本の単糸を撚り合わせて1本の糸にした200双糸・300双糸が有ります。

超長綿の場合は60番糸の超長綿でも支障は無いと思いますが、やはり上質の超長綿で作られた羽毛布団は、柔らかく体にフィットして保温性にも優れ素晴らしい寝心地です。 100単糸の超長綿になるとシルクとまでは言えませんがとても柔らかで軽いです。 糸番手が大きくなると生地は薄く柔らかくなり結果として軽くてフィット性が良くなります。ただ少し耐久性は下がります。

糸番手と羽毛布団の重さ

糸番手と羽毛布団の重さについて簡単に説明を致します。 内部構造については下記にて説明を致しますが、今回は最もシンプルな立体1層構造のシングルサイズを例に致します。 シングルサイズの羽毛布団は横幅が150cm丈が210cmですが縫い代を入れると、1枚の布団に必要な生地の面積は表裏合わせると約6.5平方メートルです。

羽毛布団の100番単糸綿サテンの生地の重さは1平方メートルあたり約95g-100gです。80サテンの場合は115g-125gです。 60サテンになると130g-140g程度です。因みに480t精紡交撚糸の生地は85gのものもあります。

100番単糸サテンを使用して、1200gのダウンを充填した場合の羽毛布団の重さは、生地の重さ650g(100g×6.5)とダウンの1200gを足した1850gになります。 実際は仕切り布とか縫製する糸などがプラスされるため2000g程度になります。 糸番手以外の条件が同じ羽毛布団において、100番手と60番手では約260gの違いがあることになります。

生地の品質とか染色工程、ダウンプルーフ加工後の仕上げ工程により重さは多少異なります。 この違いが同じ糸番手の生地を使用した羽毛布団でも価格差ができる要因の1つです。

現状では羽毛布団の生地に関する情報が少ないと思います。 品質表示票には、綿とポリエステル等の素材に関する情報は記載されていますが、具体的な品質(糸番手など)を見分ける情報が少ないと思います。 超長綿の糸番手を示す品質表示票の記載は現状はなく、またそれを補うラベル等の情報も少ないのが現状です。

日本製布団生地と海外製

超長綿でも精紡交撚糸クラスは国内産と言えますが、100番手ぐらいまでの超長綿には、海外生産の側生地も使用されている場合がございます。 総じて海外製と比べると国産の側生地が柔らかで光沢があります。価格においても海外製と国産生地を比較すると同じ糸番手の超長綿でも大きな違いがあります。

同じ品質数値の羽毛布団なのに、価格差が生まれる要因は品質表示の行間あります。 有名メーカーは、国産にこだわると製造コストは高くなり価格も高くることを承知で、国産生地で国内縫製の羽毛布団を製造しています。 その理由は寝心地の違いがあるためと考えます。

純日本製の羽毛布団を買うなら、国産生地と表示の超長綿とか、精紡交撚糸、 双糸の側生地に絞り込むと、100%ではありませんが純日本製の羽毛布団を買えます。 以前は100単糸の超長綿の生地は日本製と考えていましたが、最近は海外製のものがございます。

高級羽毛布団の選び方においては、国産生地・国内縫製であるか否かは重要なチェックポイントです。 染色加工する前の生地のことを生機「きばた」と呼びますが、国産生地においても生機は輸入品が多くあります。 国産生地と表示しているものは、厳格な検査がなされた後に、生地を整える前処理をして染色加工されるためハイレベルな生地に仕上がっています。

国内の染色工場見学をさせて頂いた際に、日本製の素晴らしさが際立つ工程を拝見致しました。 布団の側生地の最終工程としてダウンプルーフ加工後に、生地を柔らかくなめらかな風合いを出す工程がありました。 この工程では生地の通気度を測定しながら、 巧みな職人技で羽毛布団に適する様に柔らかくなめらかな風合いの生地に仕上げられます。 この通気度の値により蒸れ感に違いがでます。この最終工程は企業秘密となっているようです。 それだけ生地品質に関係する重要な工程と言うことになります。

高級羽毛布団生地はシルク

シルクは、綿と比べると光沢があり柔らかで肌触りもよく、 また、吸湿・発散性に優れているためハイクラスの羽毛布団に使用されています。 ただ問題は、綿製の側生地と比較すると耐久性において劣ることは否めません。最近は高級羽毛布団にも極細の超長綿(精紡交撚糸)が多くなってきました。

新合繊の羽毛布団生地

新合繊は、ポリエステルと綿などを合わせて織り込んだ布で、柔らかく肌ざわりも良いのですが、 安い価格の羽毛布団に見かけますがポリエステル系繊維の比率が多くなると、吸湿・発散性が劣るため蒸れやすくなります。また、ポリエステル繊維の比率が多くなると静電気の発生率が高くなります。 (ポリエステル系繊維にも色々あり高級羽毛布団にも使用されている高付加価値繊維もあります。) 最近注目されてる繊維にシルクのような光沢と100単糸超長綿の柔らかさを持ったテンセル(商標名:テンセル 素材名:リヨセル)などの合繊は近年増えつつあり、 特に「テンセル」は、柔らかく吸湿・放湿性に優れ、羽毛布団の側生地としても魅力的な素材です。 新合繊には、透湿機能・蓄熱機能を持った生地もあります。

側生地の織り方と寝心地

羽毛布団の側生地の織り方は、「平織り」「ツイル」「サテン」などがございます。 3種類の織り方の中でもサテンが主流になっています。 耐久性を重視する場合にはツイル織りの生地を使う場合もございます。 以前は低価格の「5040(50番手40番手の糸)ツイル」の生地を多く見かけましたが、 最近は100番手の糸のツイル織りの生地を使用した製品も見かけます。 平織りは耐久性に優れていますが、生地の硬さの点から国内産の羽毛布団には少ないと思います。

羽毛布団の側生地の通気度は、綿とかポリエステルなどの素材の違いによるものと織り方による違いもございます。 サテン織りの綿100%では2cc/秒以下が一般的です。ポリエステルは更に低くなり蒸れ感がでます。 一般的にサテンよりツイル平織りが通気度の値は高いのですが、柔らかさペーパー音等の問題で綿素材ではサテン織りが一般的です。 綿の側生地は糸番手が大きくなるほど通気度の値は高くなります。

側生地の品質表示の行間

羽毛布団の品質表示票には、側生地素材:綿100%あるいは超長綿の表示だけですが、同じ織り方、同じ糸番手でも柔らかさフィット感において差があります。 糸になる前の段階において、インド綿(ラムコ)、エジプト綿(ギザ45等)、新疆綿などの上質の綿花から紡がれている場合は、織り上がった生地もやはり柔らかです。

私感ですが同じメーカーの羽毛布団でも、80番糸の超長綿とソフト加工された60番糸の超長綿の側生地が同じ柔らかさに感じられる場合もあります。(生地の厚さと重さは異なります。) お子様用には60番糸の側生地で問題はないと思います。成人の方には80番糸・100番の側生地の羽毛布団は魅力があります。 羽毛布団を購入される場合は、耐久性を優先するのか、寝心地を優先するのかなど、使われる方に合う選び方をお勧めします。

羽毛布団の側生地のソフト加工に生地の表面を薄く削るピーチスキン加工があります。 生地の表面が桃の表皮の様に毛が生えたような状態になります。アレルギー体質の方にはアレルゲンが付着しやすく取れにくいのではないかと気になるところです。 (私感)この加工をした羽毛布団はアレルギー体質の方には不向きかもしれません。アレルギー体質の方は布団カバーの選び方も重要です。価格は高くなりますが防ダニ、防花粉カバーがあります。

店主のひと言:側生地の素材と生地の品質ランクに注視した羽毛布団の選び方があります。価格に応じて品質に違いがございます。 店主のお気に入りの側生地は国産の超長綿です。寝心地を優先した選び方なら100単糸か200双糸以上の番手の生地です。耐久性を重視して羽毛布団を選ぶなら60番手の超長綿です。 寝心地と耐久性の両面から選ぶなら、やはり上質の国産の80番手の超長綿と言うことになります。軽さ条件に加えるなら100単糸か200双糸以上になります。

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羽毛布団の内部構造での選び方

羽毛布団の内部構造には、各メーカーにより色々なパターンがあります。保温性を重視したタイプとか羽毛の片寄りを防止した構造を採用したものがあります。 保温力をアップするため多層構造にしたものから、凹凸感を軽減したような構造の羽毛布団もあります。そのなかでも最近多いのは多層構造のタイプです。

羽毛布団の多層構造と保温力による選び方

羽毛布団の一般的な内部構造には、下のイメージ図の様に左からヨーロピアンキルト、立体キルト、2層(3層)キルトがございます。 この3タイプの中でもポピュラーなのは、立体キルト、2層(3層)キルトです。 ヨーロピアンキルトは格子状に仕切った部分が、表生地と裏生地が直に縫い合わされているため、この部分に羽毛が無く熱が逃げるため主に夏用ダウンケットに用いられています。 立体キルト、2層(3層)キルトは冬用の羽毛布団のキルト構造に用いられています。 寝心地は、ダウン品質と側生地素材と品質によっても違いますが、羽毛布団の内部構造によっても違いがでます。


羽毛布団のヨーロピアンキル 羽毛布団の立体キルト 羽毛布団の2層(3層)キルト

1層立体キルト構造の特徴

羽毛布団の立体キルト構造とは、表生地と裏生地の間に空間があることです。 かつまた羽毛の片寄りを防ぐために格子状に仕切られたブロック構造のことです。 上の図の中央のイメージ図の様に表生地と裏生地の間にマチという薄い布が存在します。 この布でダウンを格子状に仕切っています。マチ幅を狭くすると凹凸感(ボリューム感)は増しますが、マチの部分の厚みが狭くなり保温力が下がります。 1層立体キルト構造は、軽い生地で上質のダウン(例えば430dp以上のマザーグース)を適量入れて作ることで、軽くて暖かく調湿性(蒸れ)にも優れた羽毛布団を作ることができます。 御高齢者向けの羽毛布団の選び方としては、軽さと暖かさは重要な条件です。

羽毛布団の格子状のマス目の数は、シングルサイズでは、横方向に3列、縦方向に4行の12マスのタイプ。 横方向に4列、縦方向に5行の20マスのタイプあるいは、横方向に5列、縦方向に6行の30マスのタイプがあります。 マス目の数が増えるとフィット性と羽毛の片寄りは防げますが、製造コストはアップするため羽毛布団の価格は高くなります。

羽毛布団のボリューム感を出す方法としては、マチ幅を狭くする方法以外に、食肉用に短期間で育てられた鳥の粗悪なダウンを多く詰めるとふくらみます。 どちらも、体にフィットしにくく暖かくありません。例外的なものは別にして通常の「上質ダウン」の充填重量は、シングルで1.2~1.3kg、 ダブルでは1.6~1.7kgがおすすめです。

2層・3層構造の羽毛布団

保温性を重視するなら、2層・3層構造の羽毛布団がおすすめです。 1層立体構造のマス目とマス目の境界部分は、マチ布の幅しかなく薄くなります。 この問題を解決したのが2層・3層構造の羽毛布団です。 例えば、上の図のように2層構造の場合、上層と下層の凹部の位置がずれることにより、羽毛布団の厚みが平均するため保温力が増します。 しかし、マス目の数が多くなり作業工程が増えるため少々お価格が高くなります。

1層の倍で2層構造の羽毛布団だから2倍暖かいのではとのご質問を頂くこともございますが、 同品質のダウンで「同量」であるなら2倍も暖かくはありませんが、確かに1層より2層が少し暖かいです。 ただし、上層と下層を仕切る布が1枚存在するため、健常者には気にならない程度ですが僅かに重くなります。 また1層構造の羽毛布団と比べると調湿機能も僅かに下がります。その分暖かいとも言えます。シングルサイズの場合、1層と2層の重さの違いは布団全体で150g~200g程度です。 実際は体に触れている部分の重さだけなので気づかない程度です。

2層・3層構造のなかでも保温性・フィット性・耐久性に優れてた(株)京都西川の独自3層キルト構造の羽毛布団でダブルフェイス構造はおすすめです。

冬には薄手の羽毛布団を2枚合わせ、夏は1枚にして使用するタイプがあります。 便利ですが夏には汗をかくので必ずカバーを掛けてお使い下さい。クリーニングするとダウンの劣化(冬寒い)は避けられません。

羽毛布団の内部構造と寝室温度

寝室の最低温度が冬の間15度以上ある場合は、上質のダウンを充填した1層構造のタイプでも十分な保温力が確保され軽くてお勧めです。 ただし冷え性、寒がりの方は2層構造の羽毛布団がおすすめです。敷き布団、パッド、パジャマなどの組合わせで寝床内の温度は異なるので注意して下さい。

上質のダウンは保温力が高いだけでなく温度調節機能も優れています。室温が高くなれば熱を逃がして寝床内の温度を調節しています。 そのため、ダウンの品質と量と羽毛布団の内部構造は寝床内温度と深い関係があります。 最低温度が15度あれば1層構造がお勧めと申し上げましたがダウン品質と充填量はチェックして下さい。 シングルサイズでは、おすすめする1層構造のダウン品質は、耐久性も考慮するとマザーグース430dp、充填量は1.2kgです。 マザーグースより品質で劣りますが、レギュラーグースの場合は400dp、1.2kg-1.3kgは必要と思います。

羽毛布団の内部構造と耐久性

羽毛布団には、各マス目毎に羽毛を吹き込むために、隣のマス目と仕切る布には吹き込み用の筒を通す穴が空いています。 この穴の仕様によっては、長年使用するとこの穴から羽毛が隣のマス目に移動してボリュームがなくなったマス目が出来るものがあります。

内部キルト方法には、吹き込み用の筒を通す穴を完全に閉じる完全密閉タイプのものから、ほぼ密閉(普及品)されているタイプの羽毛布団がございます。 通常は布団が膨らむと吹き込み通路が閉じて羽毛の片寄り防止しています。安い価格で販売されているものには移動しやすいキルト方式のものがございます。

店主のひと言:羽毛布団の内部構造の違いは、微妙な違いですが暖かさと重さに違いがございます。 暖かさと重さの違いに関しては、内部構造が一層二層の違いだけでなく、ダウンの品質による充填量と側生地の素材と品質(糸番手)による側生地の重さも関係しています。

軽くて暖かな羽毛布団を選ぶには、上質ダウンと100番手以上の細い糸で織られた国産の側生地で一層構造がお勧めです。 ただ内部構造での重さの違いは、健常者にとっては微妙な違いしかないためあまり意識する必要はないと思います。 御高齢者の方とかご病人におすすめなのは、できるだけ軽い羽毛布団です。暖かさを優先する場合は、二層三層構造のタイプが少し優れていると考えます。

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羽毛布団のメーカーの信頼度での選び方

西川グループは有名ですが、 製品やサービスに関する国際規格のISO9001:2008を認証取得した山甚物産(株)の羽毛布団もおすすめです。 有名メーカーの製品は信頼感があるのは事実ですが、あまり知られていないメーカーにおいても良い物作りをしているところがあります。

羽毛布団メーカーでの選び方

羽毛布団の品質は、見えない中味のダウンで決まります。たとえ見えたとしても消費者の方が品質を見極めることはできないでしょう。 失敗しないためには、品質表示が信頼できる有名メーカーの羽毛布団をおすすめします。

しかし、有名メーカーの羽毛布団にもランクがあります。 寝心地より製造コストを優先させた価格の安い羽毛布団が、あたかも「お買い得品」かのような宣伝もあります。 やはり、フィルターとして機能する店を選ぶことも大切です。真にフィルターとして機能する店ならメーカー名に必ずしもこだわらなくても問題は無いと思います。 そのような店は、仕入れの際にメーカーにこだわりを持っていることでしょう。

メーカーにこだわる理由

下の表は羽毛が農場で採取され、販売店からお客様に届くまでの過程です。

ポーランド・ハンガリーなど各国にある鳥の飼育農場

ダウンの原産国

各農場から羽毛を集める組織、日本のJA(農協)のような組織

ダウンを集める組織

輸出入に携わる商社が介在します。商社は羽毛に触れることはありません。

製造メーカーは、ダウンを検査して側生地に吹込ます。 羽毛の品質を知り得ます。

羽毛布団になるまでの過程3

販売店は、製品化された羽毛布団を側生地越しに品質を推測します。店の眼力は?

羽毛布団が店から消費者への流通過程

消費者の方は、はじめの羽毛布団で印象が決まります。上質であれば良いのですが?

株式会社京都西川のホームページでは、下の画像を用いて羽毛のトレーサビリティ管理を説明をされています。 原毛ダウンがどのように流通して羽毛布団に充填されお客様に届くかの説明がなされています。 京都西川羽毛布団の羽毛のトレーサビリティ管理イメージ

羽毛が生産者からメーカーに届くまでに品質検査は当然されています。 しかし、先に書いたように、契約した品質を満たさないダウンが布団メーカーに届くことがあり、出荷元の検査だけに頼るのではなくメーカーの厳しい検査基準が必要と考えます。 羽毛布団に仕上がる前の段階で、最後にダウンを直に見ることができるのはメーカーなのです。
羽毛布団に入れたダウンの品質を知っているのはメーカーです。

販売店は、添付されたラベル等の数値を参考にしながら、仕上がった羽毛布団の生地越しにダウンの感触を確かめることは出来ますが推測の域です。 羽毛布団の詰め物の品質をQTECなどの検査機関にて調べることも可能ですがコストの面から現実的ではありません。

誤差と許容範囲のメーカーの認識

日本羽毛製品協同組合のラベルを羽毛布団に添付する場合でも、品質表示の数値がラベルの基準値に対して余裕を持ったものか? メーカーの社内検査基準の厳しさが問題となります。誤差の許容範囲に対する認識、あるいは物作りに対するメーカーの姿勢が重要になります。 やはり中身の見えない羽毛布団を選ぶ際には、メーカーにこだわる必要性がここにあります。ISO9001認証取得メーカーの規格は寝具業界の規格より厳しいと思います。

補則

※羽毛布団の企画製造段階において、当初から許容誤差範囲も計算しているとの話も聞いたことがございます。 価格競争は良いと思いますが品質重視の姿勢が羽毛布団メーカーに望まれます。「安かろう悪かろう」よりか、上質であれば適正な価格で十分ではないかと思います。

※ニュートラルな立場なので追記しておきます。ISO9001認証取得は、(株)京都西川の工場の西川ローズ株式会社甲賀事業所と株式会社西川リビング熊本も取得しています。

※先に説明を致しましたが、契約した品質条件を満たさずに受け入れを拒否された羽毛の行き先が気になるところです。 たぶん検査基準のあまいメーカー?あるいは品質よりも製造コストを優先させるメーカー・・・???極端に安い価格で販売されているものは避けられた方が無難です。 羽毛布団の選び方においてメーカーの信頼度は重要項目です。

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羽毛布団のサイズでの選び方

羽毛布団は身長と体格で選ぶ

羽毛布団を選ぶ際には、当然価格と品質も気になると思いますが、 使用される方の体格、寝相、お一人か複数なのかにより羽毛布団のサイズが異なります。 まずは、品質表示が信頼できるメーカーの製品の中から、 背の高い方はロングロングSLLがおすすめです。太い方はワンサイズアップがおすすめです。

羽毛布団の最適なサイズ

羽毛布団のサイズには、シングル、セミダブル、ダブル、ダブルより20cm広いクィーン、 ダブルより40cm広いキング(40cmと考えると広いようですが、お二人でおやすみの場合、片方に20cm広くなったと考えるとキングサイズも良いのでは)、 長身の方には230cmのロングサイズもございます。また、お一人でお休みされる場合でも、体格の良い方には、シングルサイズよりダブルサイズがゆったりとお休み頂けます。 ダブルサイズの価格は、シングルサイズの1.5倍程度です。また体格が良い方で寝返りを多くうつ方にもワンランク広いサイズのがおすすめです。 羽毛布団のサイズでの選び方のポイントは、寝相とか体格に合ったサイズの羽毛布団を選んで下さい。

羽毛布団のサイズについて、良くお問い合わせを頂く質問に「セミダブルのベッド」で使うサイズについてのものがあります。
セミダブルサイズがジャストサイズと思いますが、あいにくセミダブルサイズの羽毛布団は、基本的に受注生産のものが多いと考えます。 言い換えればが生産数量の点からもお買い得品は少ないと思います。寝具業界においてもこのサイズは事実少ないです。 セミダブルのベッドで使われる場合はお一人ならシングルサイズをおすすめします。ベッドの形状・ベッドの位置などでおすすめできるサイズが異なってきます。 ベッドで使う羽毛布団のサイズについてはベッドで使う羽毛布団の選び方にてご説明致します。

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純日本製羽毛布団の選び方

日本製羽毛布団の製造工程

日本製と表示されている羽毛布団ですが、全製造工程が日本国内で行われているとは限りません。 日本製と表示されている90%以上が、海外製あるいは日本製の生地を海外で縫製しているパターンが多いのが現状です。 製品化された羽毛布団は、生地が国産か海外製か、あるいは国内での縫製か否かの見分けが可能なものもあれば難しいものもあります。

例えば「ポーランド産マザーグース93%、430dp、超長綿80番糸サテン生地、日本製」この説明だけでは純日本製かどうかは判断できません。 日本独自の側生地である場合とか、完全密閉キルトとか(株)京都西川のダブルフェイス構造の羽毛布団の様に、高度な技術が必要なものは純日本製と判断が付きます。

海外の生地で海外の縫製だから、品質が特別悪いと言うことはありません。更に上質の羽毛布団をお求めなら、純日本製がお勧めであると申し上げたい訳です。 海外生産の生地を海外で縫製した羽毛布団と純日本製を比較すると、生地の質感に違いがあったり、縫製の丁寧さに違いが感じられます。 これらの違いによりメーカーは、製造コストが高くても純日本製を製造していると考えます。 当然ながら製造コストが高いため価格も高くなります。まさに品質表示票の行間に羽毛布団の選び方のポイントがあります。

日本製の生地を国内縫製した場合と海外製生地を海外縫製した場合のコストを比較すると驚くほどの差が有ります。 価格は高くなっても純日本製の羽毛布団をお勧めしたいのが本音です。 理由は行間からお察しください。やはり日本と海外の品質管理のレベル差を感じます。

注意点としては、「日本製生地使用」と表示がある場合に縫製も日本国内と思ってしまうことです。 また、羽毛を洗浄・充填する日本国内の工場を紹介している説明を読むことで「純日本製」であると思ってしまうことです。 側生地の縫製段階までは海外で、最終工程のダウンの充填を国内の工場でするパターンが多いのが現状です。 精紡交撚糸などの特別な生地は別ですが、日本製生地との案内がない場合は、海外製の生地を海外で縫製した可能性が大きいと思います。

すでに察しが付いていることと思いますが、 純日本製の羽毛布団の選び方は、日本製の布団の側生地を国内縫製している事、更に国内工場においてダウンを充填している事の確認をとることです。 「日本製布団側生地」「国内縫製」「国内での羽毛吹き込み」この3つのキーワードを確認する事です。 注意深く確認しないと全ての工程が日本国内での製造と思い込んでしまう画像なり説明文があります。 「日本製」のラベルは、最終の製造工程が日本国内であることを意味していると認識された方が良いと考えます。

国内縫製においてもランクがございます。同じ仕様の羽毛布団でも、1枚当たりの縫製代金の差額が国内縫製でも1,000円以上の差があります。 縫製代金と仕上がり品質は、スーツのお仕立てに似たところがあります。

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柄での選び方

羽毛布団の選び方において、価格の次に気になるのが柄ではないでしょうか。確かに柄は寝具店が仕入れる際ににも気になる所ではあります。 しかし、とりあえず品質を優先して選んで下さい。

羽毛布団の柄と色調

柄で羽毛布団を選ぶのは最後の基準にして頂く事をおすすめします。寝具のような使用期間が長い、耐久消費財の布団の柄は飽きの来ないものが理想です。 カバーの柄に影響を与えない淡い色調がおすすめです。また淡い色調の場合は汚れたことが解るので、クリーニングに出すタイミングが解りやすくおすすめです。

羽毛布団を選ぶ際に、価格は重要ですが似た製品でも開発の背景を見ると、寝心地を優先した製品と製造コストを優先した製品があります。 この違いは、耐久性よりも寝心地の著しい違として現れます。どうか慎重に布団を選んで頂ければと願います。 寝具の価格は寝費と食費を比較すると決して高くはありません。

お任せ柄の羽毛布団

お任せ柄、言いかえれば柄を選べない羽毛布団の品質についての注意点をご案内します。まずはじめに申し上げておきますが、お任せ柄の全ての製品に該当することではありません。 例えば「ポーランド産マザーグース93%、410dp、超長綿60番糸サテン生地、日本製」この品質にもランクがあることは上述の通りです。 しかし、柄を選べないことは、柄が異なる可能性が高くなることで、生地が異なる可能性が高いことを意味します。また残り生地(売れ残った)で、まとまった数量がない場合が多くあります。縫製工場も異なる可能性が高くなります。 結論から言えば品質にばらつきがある可能性が高いと言うことです。

売れ残った理由は色々あると感じます。販売店は残った理由が何であるのかを見抜く必要があると思います。(店主のつぶやき)


当店の羽毛布団の選び方

当店ではグースダウンにこだわっています。極寒の産地のグースダウン・410dp以上(最低でも400dpなら2層構造、羽毛量1.3kg)・日本製・ダウン率は90%以上、 充填量はシングルの場合1.2kg~1.3kg・側生地は超長綿/新合繊/テンセルなど・信頼できるメーカーの羽毛布団であることです。以上の条件が選び方のベースとなります。 いずれかの項目が、ずば抜けて良くても品質は良くなりません。逆に、ひとつの項目でも悪ければ、桶の中に水を入れた時に短い板(悪い項目)の分までしか水が溜まらない「桶の理論」の様なもので羽毛布団の品質は低下します。

グースダウンの羽毛布団にこだわる理由は、前述の「グースとダックのダウンボールの違い」とか原毛価格3%と6%の違いでご案内した通りでございます。 原毛価格の3%と6%の違いは、アパレル業界も含めた市場取引価格の差と言うことです。市場取引においては、人気があれば高くなり低ければ下がります。

当店では、上記の条件を満たす羽毛布団の中から、経験上得た感触五感で選ぶ羽毛布団と申し上げたいのですが訂正します。 ボリューム感等は視覚、生地の硬さを聴覚、手で触れてみる触覚、 羽毛布団の臭を嗅ぐ臭覚は使いますが味覚は使いません・・・(^_^;。 メーカーの信頼度、原毛価格の動向などを判断材料に選んでいます。 特に視覚はボリュームだけでなく寝具店としての目で布団の細部にまで確認をしています。

五感で選ぶ羽毛布団といいながら四感ですが、布団を仕入れる際に迷ったら第六感の知覚「勘」に頼ります。 味覚の代わりに知覚として五感で選ぶ羽毛布団とさせて頂きます。

インターネットでの羽毛布団の選び方は、メーカー名、ダウン品質・側生地素材と品質、 キルト構造、ボリューム、品質表示表の画像の確認が重要です。(メーカー名の記載がないものはおすすめできません。) 布団に添付されているラベル等に書かれている不明な業界用語は調べて下さい。また、上質品をお探しなら「純日本製」についても確認されるとをお勧めします。

羽毛布団の選び方においてメーカー名は重要ですが、有名メーカーの布団にもランクがあります。 ズバリ申し上げると有名メーカーも価格の安い羽毛布団を製造しています。

価格については、ダウン品質、生地品質、キルト構造を決めて有名ブランド品の製品で検索をすることで平均的な価格を出すことができます。 有名ブランド品の羽毛布団の平均的な価格と比較して、極端に安い場合は注意が必要かと思います。

当店のお勧め羽毛布団

ベースとする羽毛布団は、マザーグース430dp以上、1層又は2-3層、80サテンの超長綿です。暑がり寒がりで1層2層は選びます。 更に寝心地を追求されるなら、やはり100単糸とか精紡交撚糸の生地になります。お子様とか若い方には少し重くて硬い生地の60超長綿でも良いのではないでしょうか。

マザーグースをお勧めは致しますが、400dp以上のグースであれば充填量は少し多くする場合もございますが十分に実用的な品質といえます。 ご使用される方の好みにより選ばれれば良いと思います。当店では、経験的に標準的と思える保温力を持った羽毛布団を仕入れています。 料理に例えるなら標準的な満腹感があるランクの製品です。詳細は下段の「関連のサイト案内」のリンクよりご覧下さい。

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羽毛布団の選び方注意点18箇条

購入時の注意リスト

羽毛布団の購入時チェックリストのページを別途用意致しました。 羽毛布団の購入時の注意点18箇条上記の説明をお読み頂いた上で再度チェックリストとしてご利用ください。 また、こちらのページでは、曖昧な商品説明で同じ品質に見えてしまう羽毛布団の価格差が3倍以上ある謎を解き明かしています。 購入時に陥りやすい「トラップ」的な項目が多くあります。

一例としては「羽モウ布団と羽ネ布団は別物」、「マザーグースとマザーダウン」ですが、言葉としてはよく似た響きです。 本当に怖いのは、安さの本当の理由が隠れている場合があります。安さの真の理由が、「まさか・・・信じられない・・・」等もあり得ます。 本当は、羽毛布団の選び方18箇条 + ・・・とまだまだお伝えしたいことがございます。 ネット上で販売されている羽毛布団の商品説明には疑問に感じることがあります。 落とし穴とまで言うことは差し控えますが購入時の盲点があります。 商品情報を真に正しくお伝えしてフィルターとして機能している店かどうかもチェックすべきと思います。 価格というものは品質を表していると思います。 高い布団には高いなりの品質があり、安いものには安なりの理由があると思います。この「理由」が正直に説明されていないことも? 本当の理由は「低コスト=低品質」かもしれません。

どうして良いのか迷われたなら、メールかお電話を頂ければお役に立てるかもしれません。(電話に出られない時もございますことご了承下さい。) ただ、他店で販売されている商品の評価は出来ません。また、こちらから営業の電話をすることはありません。

長くて読みづらい説明文で申し訳ありませんでした。 上記の羽毛布団の選び方がお役に立てたなら幸いでございます。ご不明な点などございましたらメールにてお問い合わせ下さい。

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