プロの羽毛布団の選び方を紹介

羽毛布団を買う際に、価格・品質ランク等羽毛布団の選び方に迷われることでしょう。そして誰しも、西川など有名メーカーの羽毛布団をお買い得な値段で買えないかと悩まれています。

そこで、この道30余年多くのメーカーの羽毛布団に触れてきた寝具のプロが羽毛布団の選び方をわかり易く説明します。

羽毛布団の軽さ・暖かさ・温度調節機能の魅力は、羽毛側生地キルト構造(内部の仕切り方)が生み出すハーモニーの様なものです。

そして羽毛と側生地とキルト構造には羽毛布団の良し悪しを分ける品質指標があり、これらの指標の意味が解れば羽毛布団の基本的な選び方は理解できます。

しかし、同ランクに見える羽毛布団での謎の価格差は基本的な選び方では解明できません。

そこで、価格と品質ランクの関係を明らかにするために、品質指標の基本的な意味品質指標の真相と言うべきプロの知識を紹介します。

まずは、主な指標情報が記載された品質表示票と添付ラベルの写真をご覧ください。

羽毛布団の選び方に必要な指標のラベルと品質表示票

羽毛布団を選ぶ際に『日本製』を条件に探す方は多いはずです。しかし日本製と書かれていても海外生地を海外縫製した『日本製羽毛布団』は多くあります。

このように販売に不利な『品質表示票の行間情報』を交えながらプロの羽毛布団の選び方を説明します。

羽毛と生地とキルト毎に品質指標を説明しますが、羽毛布団の選び方で最も悩ましいのが羽毛品質のランク分けです。

目次

  1. 羽毛布団の選び方のポイント
  2. 羽毛の種類や品質ランクでの選び方
  3. 羽毛布団の側生地素材の種類と選び方
  4. 羽毛布団のキルト構造の種類
  5. 製造工程での日本製羽毛布団の選び方
  6. 西川などメーカーでの羽毛布団の選び方
  7. 寝心地での羽毛布団の選び方
  8. まとめ

羽毛布団の選び方のポイント

羽毛布団を選ぶ際に必ずチェックして頂きたい10の指標を表にしました。

ダウンが採取された鳥の種類、ダック、グース、マザーグースの順におすすめであり、ダウンの鳥種選びの重要性のイメージ 羽毛の産地選びの重要性・精毛会社名の記載があると信頼性はアップするイメージ ダウン率は高いものを選び、おすすめは93%以上、ダウン率での羽毛布団選びの重要性を表すイメージ ダウンパワーは高いものを選び、おすすめは400dp以上、羽毛布団選びでのダウンパワーの重要性を表すイメージ 羽毛布団選びでダウン充填量の重要性を表すイメージ。 羽毛布団の選び方における側生地素材選びの重要性を表すイメージ。 羽毛布団の選び方におけるキルト選びの重要性を表すイメージ。 羽毛布団の選び方における純日本製か否かの大切さを表すイメージ。 体格に応じた羽毛布団サイズの選び方が重要かを表すイメージ

メーカーの信頼度

はじめに、暖かさと快適性において羽毛布団らしさが感じられる品質指標を紹介します。ダウン率等の業界用語の意味は後ほど説明します。

ダウン率93%ダウンパワー400dp以上のグースダウン、側生地は超長綿60番手以上、室温と体質に合うキルトとサイズ、信頼出来るメーカー製、なるべく純日本製。

多くのメーカーの羽毛布団に触れてきた店主の感覚では、同じ品質指標でもメーカーによりボリュームに違いを感じます。

羽毛布団の各品質の指標とか基準は寝具メーカーの信頼度がベースになります。

値段・口コミ・ランキング等も気になるでしようが、羽毛布団の価格と品質の関係を理解してからご予算を決めて下さい。

羽毛の種類や品質ランクでの選び方

羽毛とはどのようなものか?種類、構造、熱を蓄える仕組みについて説明します。

羽毛とは

ダウンとスモールフェザーの画像

羽毛はダウンとも呼ばれ、写真左の様に立体的に羽枝と呼ぶ枝を広げたダウンボールと、写真右の様に平面的な小さな羽根(スモールフェザー)を含む混合物です。

ダウンボールのことを単にダウンとか羽毛と呼びます。

ダウンの構造と蓄熱・放熱の仕組み

ダウンボールの拡大イメージが下図です。

ダウンボールの拡大イメージ図

ダウンボールは中心の核から羽枝と呼ぶ枝が放射線状に生えています。この羽枝には小羽枝と呼ばれる小さな枝が生えています。

水鳥の種類により羽枝の長さや密生度と小羽枝の付き方は異なります。

羽毛は下図の左右のダウンボールのように、小羽枝を開閉して羽枝の間を密にして蓄熱して疎にして放熱をします。

ダウンボールが小羽枝を開閉して羽枝の間を密にして蓄熱して疎にして放熱をするイメージ図

羽毛の品質は、ダウンボールが大きく羽枝と小羽枝の密生度が高くフサフサ感があるほうが良い羽毛なのです。

»大きい羽毛が良い理由を読む

ダウンボールの大きさは野球の野手の守備範囲の広さに例えられます。大きく羽枝が密生しているダウンボールは広範囲に多くの空気(熱)の移動をさえぎりますが、ダウンボールが小さいと同量の熱をさえぎるためにダウンボールの数が多く必要となります。

羽毛布団内部では上図の様に熱がバトンを渡すようにダウンボールA、B、Cへと伝わります。

ダウンボールが小さいと数が多く必要であり熱が伝わる回数も増え温度調節に時間を要します。早く温度調節するにはダウンボールは大きい方が良い訳です。

詳しくは、こちらの羽毛布団はなぜ暖かく適温をご覧下さい。

羽毛をランク分けする指標

羽毛のランクを分ける指標は、採取した水鳥の種類、採取時期、飼育期間、ダウン率、ダウンパワー、充填量、産地、洗浄度等です。

ダック、グース、マザーグースの3種類の羽毛

羽毛が採取される水鳥はダック(アヒル)とグース(鴨)と飼育期間が1年以上と長いマザーグースの3種類です。下図が3種類の鳥のダウンボールです。

ダック、グース、マザーグースの3種類のダウンボール断面図において、この順にダウンボールが大きく羽枝と小羽枝の密生度が高い様子と熱を蓄える量を表す図

羽毛は採取された鳥の種類によりダック、グース、マザーグースの順に品質性能は良くなります。理由はこの順番にダウンボールは大きく羽枝が長く密生度が高くなるためです。(詳細は上記の「大きい羽毛が良い理由」をご覧下さい。)

»水鳥の種類による羽毛品質の違いを読む

ダックダウンは全体に小さく羽枝が太く張りが強く小羽枝が中央部に少ない特徴があります。

グースダウンはダックに比べダウンボールも大きく羽枝に小羽枝が満遍なく付き密生しています。

マザーグースダウンがグースより飼育期間が長く成熟しているためダウンもグースより大きく羽枝の密生度も高いのが特徴です。

ダウンボールが大きく密生度が高いグースとマザーグースが保温力と温度調節機能に優れているためおすすめです。

ダウンの鳥の種類による品質差の詳細は、グースとダックのダウンの違いマザーグースとグースのページをご覧ください。

ダウン率とは

羽毛の内訳におけるダウンとフェザーの写真

羽毛の内訳はダウンとフェザーであってダウンの割合がダウン率です。

保温・温度調節機能はダウンボールの働きによるものなので、ダウン率が高い羽毛布団は良質であり、ダウン率は90%できれば93%以上がおすすめです。また、この比率が高いと耐久性も良くなります。

»ダウン率の欠点と注意点を読む

ダウン率の真相は、未成熟ダウンとか羽枝が折れたファイバーもダウンにカウントされるため正常なダウンの割合は解りません。

ダウン率にカウントされる保温力の低い未成熟ダウンとか羽枝が折れたファイバー

ダウン率が高くなると未成熟ダウンとかファイバーの割合が少なくなるため、羽毛布団を選ぶ際はダウン率の高い方がおすすめです。

ダウン率は、JIS規格により誤差の許容範囲が±5%認められています。ダウン率は93%は最悪88%でも許されています。

ダウン率50%未満の布団は羽根布団・羽ふとんであり羽毛布団ではありません。

ダウンとフェザーの割合について詳しくはダウン率のページをご覧ください。

ダウンパワーとは

ダウンパワーは羽毛のボリューム(かさ高)を表す指標であり単位はdpで表されます。

羽毛のボリュームが高いことはダウンボールが大きく羽枝が密生度していることです。ダウンパワーは羽毛の保温力と温度調節機能の指標です。

ダウンパワーが異なる同じ重さの羽毛をそれぞれ透明の容器に入れたのが下図で羽毛のボリュームが棒グラフの様に示されています。熱を留めるパワーの差が見えます。

ダウンパワーが異なる同じ重さの羽毛をそれぞれ透明の容器に入れ羽毛のボリュームが棒グラフの様に示され熱を留めるパワーの差が見える画像

ダウンパワーは下の画像の様なラベルで表されます。

ダウンパワー値を表示したラベルの写真

ダウンパワーで羽毛布団を選ぶ際は、グースの400dp以上は必要であり出来れば430dp以上がおすすめです。ダウンパワーが低いと羽毛を増量して保温力を補います。

ダックダウンの羽枝の軸は、グースに比べて太く張が強く加重しても潰れにくいため保温力の割にダウンパワーが高くでます。

»ダウンパワーの真相を読む

羽毛布団に触れて選ぶ際の注意点

羽毛布団を手で押さえて復元する様子

羽毛布団に触れて買う際に、布団を押さえて速くふくらむのはグースよりダックです。したがって、速くふくらむ羽毛布団が必ずしも良いとは言えません。

ダウンパワーは、保温力の指標としてグースとダックの鳥種をまたいで比較は出来ません。

スティッキーダウンのダウンパワー

アイダーダックダウンが絡まっている様子

ダウンパワー表示をしない羽毛布団があります。アイダーダックダウンはダウン率と充填量と産地の記載だけです。

理由は、アイダーダックダウンに代表される保温力に優れたスティッキーダウンと言われるダウン同士が絡み合う特性にあります。羽毛が絡み合うため、かさ高が出にくくダウンパワーを記載する意味が無いためです。

スティッキーダウンは絡む程度は違いますが、アイダーダックダウンだけでなくダックダウンとかグースダウンにもあります。

ダウンパワーの測定方法

ダウンパワーの測定方法はJIS L1903に規定されていて、30gのダウンを筒に入れて加重して1g当たりの体積を算出した値です。

羽毛のかさ高を表す別の指標にはフィルパワーがあります。詳しくは、こちらのダウンパワーフィルパワーのページをご覧ください。

ゴールドラベルでの羽毛布団の選び方

ダウンパワーは下記のゴールドラベルでもおおよそのランクの判別ができます。

プレミアムゴールド、ロイヤルゴールド、エクセルゴールド、ニューゴールドの日羽協の4種類のゴールドラベルの写真

日本羽毛製品協同組合(日羽協)のゴールドラベルはダウンパワーとダウン率により下記の4種類にランク分けされています。

  • プレミアムゴールドラベル:93%440dp以上
  • ロイヤルゴールドラベル:90%400dp以上
  • エクセルゴールドラベル:80%350dp以上
  • ニューゴールドラベル:50%300dp以上

おすすめのランクはプレミアムゴールドとロイヤルゴールドです。

»ロイヤルゴールドラベルの真相を読む

プレミアムゴールドラベル裏面

ゴールドラベルの注意点は、ラベル裏面に記載の羽毛を吹き込んだ会社名(ID)のチェックが重要です。

日羽協は経済産業省の認可団体であり、日羽協に加盟しているメーカーの信頼度は高く安心できます。

しかし、西川(株)のように加盟していてもラベルを付けないメーカーもあります。

プレミアムゴールドラベルは、440dp93%以上のダウンであれはダック・グース・マザーグースのどの羽毛布団にもつきます。

このラベルが付いていればマザーグースの羽毛布団だと勘違いしないで下さい。

ロイヤルゴールドのダウン率は90%と93%の2種類あって、93%の方が400dpの条件を余裕でクリアしているものが多いので、ロイヤルゴールドの羽毛布団を選ぶ際はダウン率93%以上をおすすめします。

マザーグース羽毛布団の選び方

マザーグース羽毛の特徴は、保温力と温度調節の早さや耐久性です。「軽さ、暖かさ、快適さ」と言った羽毛布団の魅力をハイレベルで求める方とか室温が5℃以下や寒がりの方におすすめです。

マザーグースダウンの品質にはランクがあり品質基準もメーカー毎に違います。マザーグースの羽毛布団を選ぶ際にはダウン率、ダウンパワー、充填量を調べて下さい。

»マザーグースの品質と価格の関係を読む

採取時期により品質ランク差があり、晩秋に採取されたダウンが上質です。採取時期は添付ラベル等にさりげなく記載されている場合があります。

マザーグース羽毛布団に添付されているダウンの採取時期「羽毛が成熟した頃に丁寧に採取した」との説明文

夏に採取されたダウンはダウンパワー値も低く保温力も低いため価格も安くなっています。

西川(株)製の羽毛布団にはダウンパワーの表示が無い場合もありますが、羽毛ふとんの西川基準においては西川のマザーグースの品質基準は430dp以上です。

マザーグースには種類があります。

国立コウダ・ヴィエルカ動物科学研究所のホワイト・コーダ種のロゴマーク

マザーグースには、高評の『ホワイト・コーダ種』に代表されるマザーのマザーと言うべき『グランドマザーグース』が存在します。

このマザーグースから採取された羽毛は高価ですが最高ランクの品質です。

羽毛の保温力

羽毛の保温力は、羽毛の鳥の種類による評価(グース>ダック)✕ダウン率✕ダウンパワー✕充填量で表せます。

羽毛布団としての保温力は側生地とキルト構造も関係しています。

羽毛布団の種類と充填量

羽毛布団は羽毛量とキルト構造を違えて保温力が異なる3種類あります。内訳は冬用の羽毛布団と秋春用の合い掛け羽毛布団、さらに夏用の肌掛け羽毛布団の3種類です。

詳しくは羽毛布団の種類のページをご覧下さい。

羽毛の充填量はダウンパワーとダウン率と羽毛の鳥種により適量があります。

»羽毛品質と充填量の関係の続きを読む

冬の羽毛布団を充填量で選ぶ際は、90%・400dp未満ならシングルで1.4kg-1.5kg、90%・400dp以上のグースならシングルで1.2kg-1.3kg、95%・450dp以上のグースならシングルで1.0~1.1kg、ダブルなら1.6kg-1.7kgを目安にお選び下さい。

ダウン率・ダウンパワーが低いと保温力を補うために羽毛を増量します。そのためダックはグースより100g~200g程度多く入れる傾向です。

ダウンの充填量の違いは、羽毛布団の重さとダウン品質のページをご覧ください。

過度の羽毛増量は布団が張りすぎてフィット性が悪くなり保温力が低下し、同時に満員電車で手足が動かせないのと同様に羽枝の開閉がしにくく羽毛の温度調節機能が低下します。

羽毛の過度増量により羽毛布団が張りすぎてフィット性が低下して保温力が低下するイメージ図

ダウンの色と性能

ダウンの色はホワイト、シルバー、茶系です。色の違いによる性能差はありませんがホワイト系が人気なので価格はやや高くなります。

»羽毛の色の違いについて続きを読む

ホワイト系とシルバー系の2種類の鳥が下の写真です。

シルバーグースとホワイトグースの写真

ダウンは胸部(写真の丸囲み)の羽毛なのでシルバーですがほぼ白いダウンです。

シルバー系のダウンが野生種に近くホワイト系より丈夫だと言われています。

通販やショッピングサイトでホワイトダウンとの記載はダックダウンのことです。ダックがグースより一般的に劣るためダックの文字を略していると思います。

ダウンの色に関しては詳しくは羽毛の色の違いのページをご覧下さい。

羽毛の産地と選び方のポイント

羽毛の産地のランクはポーランドとハンガリーは定評があり、次にドイツ、ロシア、カナダ、ウクライナ、中国の順にランク分けされます。ダックダウンはイギリスとかフランスが産地に加わります。

ダウンの産地と鳥種を調べるには、下の様な添付ラベルをご覧ください。

羽毛布団に添付されている産地・鳥種を記載したラベルの写真

羽毛の産地の国名をチェック

欧州産の羽毛」はプロの視点では「原産国不明のダウン」となります。羽毛布団選びでは、羽毛の産地の国名のチェックは重要ポイントです。

羽毛の産地国の有無は、トレーサビリティ(追跡可能性)の必須条件です。

産地国以外にANIMEX社とかFBZ社等の精毛会社名の記載が有ればより信頼度は増します。

»羽毛の産地について続きを読む

ダウンベルトと言われる北緯45度から53度に位置するダウンの産地

『ダウンベルト』と言われる北緯45度から53度に位置するダウンの産地を示した地図です。

ダウンの質と気候の関係は寒くて乾燥した地域で飼育されたものが良質で耐久性に優れています。

初期のダウン率・ダウンパワーが同じでも、乾燥した環境下で飼育された鳥の羽毛はヘタリにくいと言われています。

J-TASラベル JBA 羽毛産地認証ラベル

羽毛の産地国を示すJ-TAS(JBA 羽毛産地認証)ラベルが今後普及するとより安心できます。このラベルをつけるとお値段が高くなります。

羽毛の産地に付いての詳細は、こちらの羽毛の産地とダウン品質のページをご覧ください。また、j-tasに付いての詳細は、こちらのJBA日本寝具寝装品協会のサイトをご覧下さい。

羽毛の洗浄度とは

羽毛の洗浄度を測定する方法を示した図

洗浄度とは、羽毛を洗浄した水の透明度であり500mmとか1000mmと表示されます。

洗浄度の目安は1000mm以上がおすすめですが500mmでも問題はありません。

プレミアムゴールドとロイヤルゴールドラベルが添付されていれば1000mm以上の洗浄度であり、他のゴールドラベルは500mm以上です。

»羽毛の洗浄度の真相を読む

羽毛の洗浄度は洗った回数ではありません。洗浄回数が多いと油脂分がなくなり枝毛の様に羽毛が割れやすくなります。

IDFL(国際羽毛検査機関)においては、羽毛のクリーン度の検査のためヘルシーダウンプログラムのテストに合格する基準に清浄度500㎜以上という条件が設定されています。このことからも洗浄度500mmでも問題はないと考えます。

羽毛の臭い

羽毛の獣臭は洗浄度も無関係ではありませんが、未成熟ダウンに多く残っている油脂が主な原因です。

低ダウン率のダックは飼育期間が短かいためか未成熟ダウンが多い傾向です。

信頼できるメーカーのグース90%以上なら羽毛の臭いの問題はほぼ回避できます。

»羽毛の臭いについて続きを読む

上質のダウンでも高温多湿の条件下では僅かに臭いはします。

以前は抗菌・防臭加工ダウンの表示がありましたが、抗菌防臭効果が証明しにくいため最近は少なくなっています。

羽毛品質での選び方のまとめ

羽毛の保温力と温度調節機能は、羽毛の鳥の種類による評価(ダック<グース<マザーグース)✕ダウン率✕ダウンパワー✕充填量で表せます。

おすすめする羽毛品質は、93%400dp以上のグース、さらにおすすめは93%430dp以上のマザーグースです。

羽毛の充填量はダウンパワーにより適量があるため購入時は調べてください。

羽毛の産地はポーランド、ハンガリー、ドイツ、ロシアなどが有名です。産地偽装があるため国名を確かめてください。

臭いの問題は、90%未満のダックダウンは心配です。

洗浄度は500mmでも問題はありませんが1000mm洗浄がおすすめです。

羽毛の詳細は、羽毛品質の見分け方のページをご覧下さい。

羽毛布団の側生地素材の種類と選び方

羽毛布団の側生地素材の選び方のポイントは、重さと柔らかさと熱を羽毛に速く伝える熱伝導率が高いこと、さらに蒸れ感を軽減するために吸湿・通気性に優れている事です。生地素材の吸湿性と保温力の関係は比例します。

側生地素材の種類には、シルク、超長綿、合繊、ポリエステル等があり特徴に違いがあります。主流は超長綿と合繊です。

クリーニングが可能か否かは羽毛布団を購入する際の重要なポイントです。

シルク、テンセル、ゴアラミネート加工の側生地の羽毛布団はクリーニングが出来ません。テンセルはクリーニングOKのお店が増えいます。

シルクの側生地の特徴

シルクの長所は吸湿性に優れ柔らかく肌触りも良いことです。そのため高級羽毛布団に使われています。

シルクの短所はクリーニングが出来ないのと耐久性にやや劣り価格が高いことです。

超長綿の側生地の特徴

超長綿の側生地は繊維の長い綿花を紡いだ糸で織った生地であり柔らかく熱伝導率と吸湿性に優れています。

糸の太さと紡ぎ方や織り方により側生地の厚みや重さと柔らかさや通気性が違います。

»超長綿の側生地の詳細を読む

糸の紡ぎ方は単糸、双糸、精紡交撚糸の3種類があります。

糸の太さを表すのが糸番手でありこの数字が大きいほど糸は細くなります。細い糸の側生地は薄くて柔らかく軽くてフィット性と通気性に優れています。逆に太い糸の生地は耐久性に優れます。

糸番手は、単糸は50~140番、双糸は200~340番、精紡交撚糸は360tとか480tです。糸の太さは、100番単糸と200番双糸が同じくらいの太さです。

サテン織り側生地の1平方メートル当たりの重さは、60番手で140g、80番手で115g、100単糸で110g、140単糸で100gぐらいです。超長綿の側生地は軽いほど価格も高くなります。

側生地の織り方、平織り・ツイル・サテンの3種類の画像

織り方には、サテン織り・ツイル織り・平織りの3種類があります。主流はサテン織りです。

ツイル織り・平織りは軽くて通気性に優れますが、細番手の100単糸でも「カパカパ」と少しペーパー音がします。

超長綿は綿花の種類によりランクが分かれます。

上質の超長綿に使用される綿花ramcoとかgiza45のラベル

高級素材の綿花には、最高ランクの海島綿、新疆綿、スーピマ、ラムコ、ギザ綿があり、同じ糸番手でもこれらの綿花のものは高級です。

細い糸番手の生地は薄く軽くて柔らかいですが寿命はやや短くなります。

100単糸の側生地には経糸と緯糸共に100単糸と経糸が80番手の2種類あります。

お子様とか寝返りが多い方には、60番手か80番手までの生地がおすすめです。

精紡交撚糸の製品名ジュエルコット

精紡交撚糸の側生地は少ないですが、ユニチカテキスタイル(株)の『ジュエルコット』の名称で呼ばれています。

合繊の側生地の特徴

テンセル・リヨセル 中空繊維ツインエア

合繊とは、天然素材の綿と化学繊維のポリエステルとか指定外繊維のテンセル(リヨセル)、中空繊維のエアキープ等を混合した側生地です。柔らかく軽いのが特徴です。

合繊は綿の割合が少ないと蒸れ感が増し、綿の割合が多いと重くなるので綿の割合をチェック下さい。

ポリエステルの側生地の特徴

ポリエステルは安価で軽いのですが蒸れ感が強いのと静電気の発生が欠点です。

ラクティス

ポリエステルには安いのものだけでは無く、近年は室温が低いとか冷え性の方向けにラクティス等の蓄熱加工を施した繊維があり高級品に使われています。

吸湿性に劣るポリエステルと吸湿性に優れたテンセルとの組合わせもあります。

生地の重さと羽毛布団の総重量

羽毛布団の重さの約半分は側生地の重さです。生地の素材と糸の太さと織り方により重さが違います。

»側生地の重さの詳細を読む

シングルサイズでシンプルなキルト構造の仕切り布を含むサテン織りの生地の重さを素材毎に案内します。

軽い順に並べると、精紡交撚糸480t(710g)<ポリエステル(750g)<100単糸超長綿(810g)<合繊(900g)<80単糸超長綿(840g)<60単糸超長綿(1010g)の順に重くなります。シルクの重さは幅があり精紡交撚糸から100単糸の間です。

サテン織りよりツイル織りが軽く更に平織りが軽くなります。

側生地についての詳細は羽毛布団の生地素材のページをご覧下さい。

側生地での選び方のまとめ

おすすめの側生地は、柔らかさと重さやクリーニングの可否と耐久性とか吸湿性や通気性を考慮すると超長綿80番手サテン織りの国産生地です。耐久性に重点を置くなら60番手です。

より快適な寝心地を求めるなら超長綿の100番単糸、200双糸、精紡交撚糸360t以上の細番手の側生地をおすすめします。

暖かさ重視なら蓄熱加工のポリエステル繊維も選択肢の一つです。

側生地は国産と海外製があり国産をおすすめします。

側生地の詳細は、羽毛布団の側生地のページをご覧下さい。

羽毛布団のキルト構造の種類

布団内部の仕切り方(内部構造)はキルティングとかキルトと呼びます。

キルト構造は大きく分類すると立体1層キルトと2層・3層キルトとハイマチ密閉キルト(完全立体キルト)の3種類に分けられます。2・3層にすると保温力はアップしますが少し重くなります。

代表的なキルトの断面図が下の画像です。各キルトの特徴を説明します。

1層・2層・3層キルトとハイマチキルトの断面図

立体1層キルト構造

立体1層構造の断面イメージ図

羽毛布団の内部は基本的に格子状に仕切られています。図のように布団の表と裏の側生地はマチ布を介して立体的に縫合されています。

立体キルトは安くて軽いのですが、マス目の境界部で布団の厚みが薄く熱が逃げやすいのが短所です。

マチ布の幅は4cm~5cmが一般的ですが、この幅を狭くすると凹凸感が増すので極端にボリューム感がある羽毛布団の写真には注意してください。

»マス目の数と保温力の関係を読む

立体1層構造は単に立体キルトとも呼ばれて、マス目の数はシングルで横3マス×縦4マスの12マスから5×6の30マスぐらいまであります。

羽毛布団のマス目の数20マスと25マス

一般的なマス目はシングルでは20マスです。このマス目の数を増やすとフィット性が良くなり保温性が少しアップします。

画像は横4×縦5の20マスと縦に1列増やした25マスのイメージ図です。

縦方向に1マス程度増やすとフィット性は良くなりますが、マス目を増やすと値段は高くなります。

2層3層キルト構造

2層キルト構造

2層構造は、上下の層でマス目の数を違えて境界部の位置をずらし布団の厚みを平均化することで熱が逃げにくく1層構造より暖かいのが特徴です。

3層構造は2層に中層を設けた構造です。2層構造よりさらに1層多いため保温力は増します。

»2層3層キルトの保温力を深読みする

2層キルトは層を仕切る布の分シングルサイズでは約200g程度重くなりますが、布団は広げて使うので重さは分散されるため気にならないと思います。室温が5℃以下とか寒がりの方は2層・3層キルトの羽毛布団をおすすめします。

2層3層キルトは層を仕切る布があるため、布団内部の空気の対流が遅くなり僅かに蒸れ感が出でます。

多層にすることでの保温力の増量は毛布1枚分ぐらいであり2倍とか3倍になるわけではありません。

3層構造には、中層に羽毛を入れるタイプと入れない空気だけのタイプがあります。

暑がりの方は立体1層キルトがおすすめです。

ハイマチ密閉キルト

ハイマチ密閉キルト マチ幅を広くしたハイマチキルト

ハイマチキルトとは、図の様にマス目の境界部で布団の厚みが薄くならないように、マチ布を広くして布団の厚さを平均化して保温力を上げています。

ハイマチの幅は7cm~10cmと広いため羽毛の片寄りを防ぐため密閉キルトとセットで採用されます。

密閉キルト

密閉キルトとは、羽毛が片寄りにくい構造なので長く安定してお使い頂けます。完全立体キルトと呼ぶ場合もあります。

ハイマチ密閉キルトは、縫製行程と羽毛の吹き込み作業が複雑なので価格が高くなりますが、1層と2・3層構造の短所を補った仕様であり一番のおすすめです。

キルトでの選び方のまとめ

羽毛布団の魅力である「軽さ・暖かさ・快適性」の3拍子全てを活かすキルトはハイマチ密閉キルトです。

暖かさ重視なら2層・3層キルトがおすすめです。価格を重視するなら通常の立体1層キルトです。

縫製は国内と海外の2パターンあり、おすすめは国内縫製です。

キルトの詳細は、羽毛布団のキルトのページをご覧下さい。

製造工程での日本製羽毛布団の選び方

羽毛布団を選ぶ際に『日本製』を条件にしている方は多いはずです。しかし、海外生地を海外縫製して日本国内で仕上げれば日本製羽毛布団なのです。

製造工程の違いが、同じ指標の羽毛布団での価格差が生まれる一因です。

羽毛布団の製造工程は、側生地の染色加工・縫製・羽毛充填からなります。

»日本製羽毛布団の製造工程の続きを読む

日本製の羽毛布団の製造工程は3種類あり全て日本製との表示が認められています。

日本製羽毛布団の3種類の製造工程
  • 海外生地を海外縫製して国内充填(羽毛)
  • 国産生地を海外縫製して国内充填
  • 全工程を国内で仕上げる

「純」日本製羽毛布団の選び方

羽毛布団に添付された日本製ラベル

日本製は強力なセールスポイントです。しかし、上記の3パターンの製造工程の違いを見分けるのが難しいのが現状です。

『純』日本製羽毛布団の選び方のポイントは、『国産生地・国内縫製』の8文字か『J∞QUALITY認証』の記載、または高級羽毛布団の指標ともいえるグランドマザーグース、精紡交撚糸、特殊キルト等のキーワードです。

上記の項目の記載が無い日本製はほぼ海外縫製ではないでしょうか。

»純日本製の素晴らしさの続きを読む

純日本製の素晴らしさ

30余年にわたり羽毛布団に携わった経験から言うと、国産生地が総じてなめらかで柔らかく重さも僅かに軽く、国内縫製が丁寧であり技術力の違いを感じます。

J∞QUALITY認証マーク

画像はJ∞QUALITY認証マークですが、商品説明には文字で【J∞QUALITY認証】と表示されています。なぜこのマークをつけて日本製と区別をつけているのか?このことが純日本製の品質の良さを証明しています。

また高級羽毛布団は全製造工程が国内で仕上げられています。さらに海外縫製の製品にも日本製ラベルを付けている事が純日本製の素晴らしさの証明です。

更に詳細は、純日本製羽毛布団の見分け方のページをご覧下さい。

西川などメーカーでの羽毛布団の選び方

「西川 羽毛布団 マザーグース 日本製」の条件から『西川』を除くとさらに価格差は大きくなります。品質指標はメーカーの信用が前提です。

羽毛布団の中綿品質を知っているのは、羽毛を入れたメーカーでありメーカーにこだわることは大切です。

西川などメーカーの許容誤差の認識

許容誤差を認めない厳しい会社もあれば、日羽協の試買テストで品質表示との乖離が大きく退会に至ったメーカーもあります。

メーカー名の記載の無い羽毛布団は避けて、信頼できるメーカーの羽毛布団をお選び下さい。信頼度においては、西川(株)とか山甚物産(株)は定評があります。

»メーカーの信頼度を判断する基準を読む

品質表示を信頼するしか他に選ぶ方法のない羽毛布団においては、顧客満足をめざし総合的な国際規格の『ISO9001認証』取得したメーカーの信頼度は高く安心です。

おすすめメーカーの西川(株)は、マザーグース羽毛布団の鳥種混合率を1%以下に設定しており日羽協の10%未満と比べると厳しい基準です。

メーカーの信頼度は販売店の数に比例します。多くの寝具店が選んでいるメーカーが信頼度は高いと言えます。また、日羽協への加盟も信頼度アップになります。

こちらにおすすめ西川羽毛布団と選び方の視点を紹介しています。

ちなみに欧州のEU加盟国の鳥種混合率は30%まで認められています。30%は間違って混入する量ではあり得ません。海外製の羽毛布団を購入する際は注意してください。

メーカーの信頼度に関しては、メーカーでの羽毛布団の選び方のページをご覧下さい。

西川(株)の羽毛布団には、ダウンパワーの表示がないものがありますが西川の品質基準を知ることで選べます。詳しくは羽毛布団の選び方:西川編のページをご覧下さい。

寝心地での羽毛布団の選び方

暖かさを優先しがちですが快適な睡眠を得るには、軽さ・暖かさ・温度調節機能が程良く調和する必要があります。

羽毛布団の重さに着眼した選び方

羽毛布団の重量は、羽毛と生地と内部を仕切る布の重さです。暖かく軽い羽毛布団の条件は、マザーグース等の上質羽毛と軽い100単糸以上の超長綿と1層キルトです。

詳しくは、羽毛布団の重さのページをご覧下さい。

冬用羽毛布団の種類と暖かさレベル

羽毛布団の暖かさのレベルは最低室温を目安にし個人の体質(暑がり寒がり)に合うタイプを選んでください。

羽毛布団の保温力は、羽毛の鳥種✕ダウン率✕ダウンパワー✕充填量✕側生地のフィット性✕キルト構造で決まります。

羽毛布団の暖かさをレベルアップする条件は、上質グースとかマザーグースダウンを使い充填量を標準量より100グラム増量とか2層・3層キルトです。

»最低室温と羽毛布団の種類の関係を読む

冬用の羽毛布団の保温力は室温が18℃以下の冬季を想定した掛け布団です。

羽毛布団は最低室温が15℃以上、15℃~10℃、10℃~5℃、5℃未満で快適に使用するためには品質指標が異なります。

品質指標が異なる羽毛布団の快適使用温度帯を示したのが下図です。

羽毛布団の種類毎に、合い掛け羽毛布団、通常グース羽毛で1層キルト、上質グースまたはマザーグース1層キルト、その下が上質羽毛を100g増量とか2層キルトの羽毛布団の快適温度帯を表したイメージ図

最低室温が高い条件から低い順に羽毛布団の仕様を説明します。

室温が15℃以上なら、羽毛布団の種類は「上質羽毛+適量の羽毛充填量」の合い掛け羽毛布団で暖かくお休み頂けます。

室温が10℃以上なら、400dp以上グースダウン、シングルならダウン量1.2kgの1層キルトの羽毛布団で快適にお休み頂けます。もちろんマザーグースの方がより快適です。

室温が5℃位まで下がる場合は、400dp以上グースダウンでダウン量はシングルなら1.2kg2層キルトまたは430dp以上のマザーグースダウンならダウン量はシングルで1.2kg1層キルトの羽毛布団をおすすめします。

室温が5℃以下になる場合は、430dp以上のマザーグースで充填量1.2kgハイマチ1層キルトまたは2層・3層キルト、あるいは400dp以上グースダウンでシングルなら充填量1.3kgの2層キルトの羽毛布団がおすすめ条件です。

羽毛を100g増量とか2層キルトの羽毛布団は快適温度帯の下限が広くなりますが上限温度が下がります。

室温と羽毛布団の仕様は一応の目安としてください。個人の体質とか敷き寝具の保温力により差が出ます。

羽毛布団の種類と快適温度の関係は、こちらの室温と季節での羽毛布団の選び方のページをご覧ください。

特に温度に敏感な体質の方は暑がり寒がりの羽毛布団選びのページをご覧下さい。

温度・湿度調節での羽毛布団の選び方

温度・湿度の調節を重視した羽毛布団の条件は、大きく羽枝が密生して温度調節に優れた上質のグースかマザーグースダウン、通気性・吸湿性・熱伝導率に優れた超長綿の中でも100単糸以上の細番手の生地、熱の対流を妨げない1層キルトです。

»羽毛布団の温度と湿度調節の真相を読む

一般的な羽毛布団の側生地は、裏面に羽毛の吹き出しを防ぐダウンプルーフと呼ぶ織り目を塞ぐ加工を施しています。

ダウンプルーフ加工のイメージ

ダウンプルーフ加工は生地の通気性が低下しますが一般的な羽毛の場合は吹き出しを抑えるため必要です。そのため蒸れ感を完全になくすことはできません。

この加工をせずに通気性に優れたノンダンプ生地もありますが、アイダーダックのようなスティッキーダウンとの併用になるため別格の高級羽毛布団になります。

羽毛布団の寝心地を重視した選び方

軽さ・暖かさ・温度調節機能の全てをランクアップするには、羽毛を上質マザーグースにして国産の細番手の超長綿の側生地を採用して、キルト構造をハイマチ密閉キルト等にすれば可能です。

羽毛布団のサイズの選び方

羽毛布団は体を余裕で被うサイズの必要性をアピールする図

羽毛布団を選ぶ際は、体格に合ったサイズの布団をお選び下さい。布団から足が出たり寝返りを打つと背中が出るようでは快眠できません。

成長期のお子様の布団のサイズには注意ください。

»羽毛布団のについて続きを読む

180cm以上の高身長の方に向けの掛け布団にはロングロング丈の230cmのタイプとか、太い方にはシングル以外にセミダブル・ダブルとか、他にもクイーン・キングサイズの幅広タイプもあります。

お二人で寝る場合は、背の高い方とか体格が大きい方に合わせたサイズをお選びください。あるいは、少し大きいサイズのベッドでお二人で寝る場合はスカンジナビア睡眠法というシングルの掛け布団を別々に使うのも選択肢のひとつです。

詳しくは、羽毛布団のサイズのページをご覧下さい。

まとめ

羽毛布団を購入する際には、文頭での羽毛布団の選び方の10の指標のチェックは重要です。特にメーカーの信頼度のチェックをおすすめします。

羽毛布団の価格での選び方

羽毛布団の価格はピンキリで迷うのも当然です。

上記の10の指標をキーワードとして通販サイト等で探すと価格帯は絞られるためコスパに優れた羽毛布団が選び易くなります。

ご予算を決める前に下記をご覧下さい。

»10万円の羽毛布団の価値は食パン半個

寝ることをポジティブに捉えてください。睡眠は脳と体をリフレッシュするための不可欠な活動であり寝具はそのため大切な道具です。

10万円の羽毛布団を平均的な寿命を基に日割りして食費と比較したのが下記サイトです。はたして10万円の羽毛布団は高いのでしょうか?詳しくは羽毛布団の日割り価格ページをご覧下さい。

リーズナブルなのはダックダウンですが、寝具専門店から見ればグースかマザーグースがおすすめです。ご予算の都合でダックを選ばれる際は、93%400dp以上の羽毛布団をおすすめします。

市場の羽毛布団のランクは、こちらの羽毛布団のランクと相場価格をご覧下さい。

商品説明には短所の記載はありません。羽毛布団を選ぶ際には説明文を深読みしてください。下の画像の添付ラベルのチェックも重要です。

羽毛布団に添付される品質表示に関するラベルのサンプル画像

指標をチェックするサイトとして、羽毛布団購入時チェックリストもご覧下さい。

こちらが当店の羽毛布団商品一覧です。

羽毛布団選びで気になる『お手入れの仕方、洗濯、価格・アウトレット、柄、レビュー』については下の関連サイトをご覧ください。

筆者:野口 英輝

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