羽毛布団の選び方を解り易く説明
羽毛布団を買う際に、価格・品質ランクなど羽毛布団の選び方に迷われることでしょう。そして誰しも、西川など有名メーカーの羽毛布団をお買い得な値段で買えないかと思われるでしょう。
そこで羽毛布団の選び方で悩んでいる方の為に、この道30余年のプロの寝具店主が選び方をわかり易く説明します。
羽毛布団の軽さ・暖かさ・温度調節機能といった魅力は、羽毛と側生地と内部キルト構造が生み出すハーモニーの様なものです。
これらの羽毛と生地とキルト構造には、それぞれに羽毛布団の良し悪しを分ける品質指標があり、これらの指標の意味が解れば羽毛布団の基本的な選び方は理解できます。
そこで、値段と品質ランクの関係をより明確に理解頂く為に、基本的な選び方に必要な指標の表向きの意味と裏の真相と言うべきプロの知識を紹介します。
指標の真相を知れば、寝具専門店と同じ羽毛布団の選び方ができる知識が得られます。
まずは、主な指標情報が記載された品質表示票と添付ラベルの写真をご覧ください。

羽毛布団を選ぶ際に、『日本製』を選択条件に探す方は多いはずです。しかし品質表示に日本製と記載されていても海外生地を海外縫製した『日本製羽毛布団』は多くあります。
このような品質表示票の行間情報も交えながら各指標の意味を説明します。
羽毛布団の選び方で最も悩ましいのが羽毛品質のランク分けです。
目次
- 羽毛布団を選ぶ際のチェック指標
- 羽毛品質ランクでの選び方
- 羽毛布団の側生地素材の選び方
- 羽毛布団のキルト構造の違い
- 純日本製羽毛布団の選び方
- 羽毛布団のサイズ
- 西川などメーカーでの羽毛布団の選び方
- 寝心地での羽毛布団の選び方
- 価格での羽毛布団の選び方
- まとめ
羽毛布団を選ぶ際のチェック指標
羽毛布団を選ぶ際に必ずチェックして頂きたい項目を表にしました。優先度が高い順に左から並べています。
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メーカー信頼度がベース |
羽毛布団を選ぶ際の各指標のおすすめの基準を案内します。ダウン率などの業界用語の意味は後ほど説明するので、意味が解らなくても読み進めて下さい。
- 1.グースかダックか鳥の種類によりダウンの構造が異なる為にダウンの鳥の種類の確認は必須。おすすめはグースとマザーグースです。
- 2.保温力に関係するダウン率とダウンパワー、おすすめは90%、400dp以上、羽毛布団の保温力と重さに関係するダウン充填量の確認!
- 3.側生地素材のチェック、おすすめは超長綿か合成繊維(合繊)!羽毛布団の重さの約半分は生地です。
- 4.内部キルト構造の確認、1層立体キルトで良いが寒がりの方は2・3層キルト構造!
- 5.日本製の製造工程?可能な限り国内縫製・国産生地がおすすめ!
- 6.布団のサイズ(体を被う十分な丈と幅)!
- 7.メーカー名の記載の有無?寝具メーカーの信頼度のチェックは重要!おすすめは老舗メーカー西川(株)、山甚物産(株)などです。
品質を表示しているのはメーカーです。
羽毛布団の各品質の指標とか基準は寝具メーカーの信頼度がベースになります。
羽毛布団は、基本的に「冬用」を前提に選んで下さい。秋春は合い掛け布団を使うなど季節に応じた保温力の掛け布団をお選び下さい。
値段も気になるでしようが、先ずは羽毛布団の値段と品質の関係を理解してから予算を決めて下さい。
羽毛品質ランクでの選び方
羽毛とはどのようなものか?どのような構造をしていて、どのように熱を蓄えるのかを説明致します。
羽毛とは

羽毛はダウンとも呼ばれ、写真左の様に立体的に羽枝と呼ぶ枝を広げたダウンボールと、写真右の様に平面的な小さな羽根(スモールフェザー)を含みます。
ダウンボールのことを単にダウンとか羽毛と呼びます。
ダウンボール構造と熱を蓄える仕組み

ダウンボールは中心の核から放射線状に羽枝が生えています。この羽枝には小羽枝と呼ばれる枝が生えています。
羽毛が熱を蓄える仕組みは防風林が空気(熱)の移動を遮る様なイメージです。
羽毛の羽枝は熱に反応して羽枝の間を開閉します。寒くなると羽枝の間を密に閉じて温かい空気を『とうせんぼう』して下図の様に熱を布団内部に留めます。

羽毛布団の保温力と温度調節機能の差は、布団内部の温かい空気(熱)の移動を調節する羽毛の品質性能の差でもあります。
羽毛の品質の良し悪しは、ダウンボールの大きさと羽枝と小羽枝の密生度・フサフサ感で判定されます。
羽毛をランク分けする指標
羽毛のランクを分ける指標は、採取した水鳥の種類、飼育期間、ダウン率、ダウンパワー、充填量、産地、洗浄度などです。
羽毛の鳥の種類・ダック、グース、マザーグースのダウンの違い
羽毛が採取される水鳥はグース(鴨)とダック(アヒル)の2種類です。グースには飼育期間が1年以上のマザーグースが含まれます。
ダック、グース、マザーグースの順にダウンボールは大きく羽枝も長く本数も多く密生度が高くなり、羽毛の保温力・温度調節機能・耐久性が良くなります。
ダウンボールが大きく密生度の高いグースとマザーグースがおすすめです。

ダウンの鳥種による布団の品質差については、こちらのグースとダックのダウンの違いをご覧ください。
ダウン率とは

羽毛の内訳はダウンとフェザーであってダウンの割合がダウン率です。
保温・温度調節機能はダウンボールの働きによるものなので、ダウン率が高い羽毛布団は良質であり、ダウン率は90%以上できれば93%以上がおすすめです。また、この比率が高いほど耐久性にも優れています。
ダウンとフェザーの割合について詳しくはダウン率のページをご覧ください。
ダウンパワーとは
ダウンパワーはダウンのボリュームを表す指標であり単位はdpで表されれ保温力の目安となります。
ダウンパワーが高いことは羽枝が長く密生度が高いことを表しています。そのためダウンパワーが高いほど布団内部の熱の移動を遮り蓄熱量も多くなり温かい布団なります。
400dpと440dpの羽毛を同量入れた羽毛布団の保温力の差を表したのが下図です。440dpの羽毛布団の方が放熱量が少なくダウンパワーが高い羽毛布団が基本的に温かくおすすめです。

ダウンパワーは下の画像の様なラベルで表されます。

ダウンパワーで羽毛布団を選ぶ際は、グースの400dp以上は必要であり出来れば430dp以上がおすすめです。

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ゴールドラベルでの羽毛布団の選び方

日本羽毛製品協同組合(日羽協)のゴールドラベルはダウンパワーとダウン率により、最高ランクのプレミアムゴールドラベル、ロイヤルゴールドラベル、エクセルゴールドラベル、ニューゴールドラベルの4種類にランク分けされています。
おすすめはプレミアムゴールド(93%・440dp以上)とロイヤルゴールド(90%・400dp以上)です。

ゴールドラベルの注意点は、ラベル裏面に記載の羽毛を吹き込んだ会社名(ID)のチェックが重要です。
日羽協は経済産業省の認可団体であり、日羽協に加盟しているメーカーの信頼度は高く安心できます。
しかし、西川(株)のように加盟していてもラベルを付けないメーカーもあります。

西川基準とプレミアムゴールド基準の差異?西川はゴールドラベルを付けない理由とは...

日羽協がダウンの品質基準を4ランクに区分した最高ランクのラベル!マザーグースとは限りません。...
マザーグースの羽毛布団の選び方
マザーグースダウンの特徴は保温力、素早い温度調節機能、耐久性です。「軽さ、暖かさ、快適さ」と言った羽毛布団の魅力をハイレベルで求める方とか室温が5℃以下とか寒がりの方におすすめです。
マザーグースダウンの品質にはランクがあり品質基準もメーカー毎に異なります。マザーグースの羽毛布団を選ぶ際にはダウン率、ダウンパワー、充填量を調べて下さい。
羽毛の充填量と保温力の関係
羽毛の充填量はダウンパワーとダウン率と羽毛の鳥種により適量が決まります。
これらの値が低いと保温力を補うために羽毛を増量します。そのためダックはグースより100g~200g程度多く入れる傾向です。
充填量で冬の羽毛布団を選ぶ際は、400dp・90%以上のグースならシングルで1.2kg-1.3kg、ダブル1.6kg-1.7kgを目安にお選び下さい。440dp・93%以上のグースならシングルで1.2kgが標準、450dp・95%以上のグースならシングルで1.0~1.1kgで保温力は十分です。
羽毛の保温力
羽毛の保温力は、ダウンパワー✕ダウン率✕充填量✕羽毛の鳥種による評価(グースよりダックは低い)で表せます。
羽毛布団としての保温力は、側生地のフィット性とか内部キルト構造も関係しています。
ダウンの色と性能
ダウンの色はホワイト、シルバー、茶系などです。色の違いによる性能差はありませんがホワイト系が人気なので価格はやや高くなります。

ホワイトグースとシルバーグースどちらが良いのですか?というご質問があります。結論から言えば、色...
羽毛の産地と選び方のポイント
有名な羽毛の産地はポーランドとハンガリーです。次いで欧州諸国、ロシア、中国、カナダなどです。
羽毛の産地のランクはポーランドとハンガリーは定評があり、次にドイツ、ロシア、カナダ、ウクライナ、中国の順にランク分けされます。
2022年後半からロシア、ウクライナ産のダウンは減少傾向です。
ダウンの産地と鳥種をチェックするには、布団に添付されている下の様なラベルをご覧ください。

羽毛の産地の国名をチェック
「欧州産の羽毛」はプロの視点では「原産国不明のダウン」となります。羽毛布団選びでは、羽毛の産地の国名のチェックは重要ポイントです。
羽毛の洗浄度とは

洗浄度とは、羽毛を洗浄したあとの水の透明度であり500mmとか1000mmと表示されます。
洗浄度の目安は1000mm以上がおすすめですが、ゴールドラベル基準の500mmでも問題はありません。
羽毛の洗浄度の記載がなくても、ゴールドラベルが添付されていれば500mm以上の洗浄はされています。プレミアムゴールドとロイヤルゴールドラベルは2021年4月1日より1000mm洗浄になりました。
羽毛の臭い
羽毛の獣臭は洗浄度も無関係ではありませんが、未成熟ダウンに多く残っている油脂が主な原因です。
低ダウン率のダックは飼育期間が短かいためか未成熟ダウンが多い傾向です。
羽毛布団の側生地素材の選び方
羽毛布団の側生地素材の選び方のポイントは、重さと柔らかさと熱を羽毛に速く伝える熱伝導率が高いこと、さらに蒸れ感を軽減するために吸湿・通気性に優れている事です。生地素材の吸湿性と保温力の関係は比例します。
生地素材には、シルク、超長綿、合繊、ポリエステル等があります。主流は超長綿と合繊です。
シルクの特徴
シルクのメリットは吸湿性に優れ柔らかく肌触りも良いことです。
そのため高級羽毛布団に使われていますが、近年は高級品においても上質の超長綿が主流になってきています。
シルクは、耐久性にやや劣るのと価格が高いのがデメリットです。
超長綿の特徴
超長綿は、繊維の長い綿花を紡いだ糸で織った布で柔らかく熱伝導率と吸湿性に優れています。糸の紡ぎ方と太さと織り方により側生地の厚みと柔らかさと重さが異なります。
糸の種類は単糸、双糸、精紡交撚糸があります。
糸の太さを表すのが糸番手でありこの数字が大きいほど糸は細くなります。細い糸の布は薄くて柔らかく軽くてフィット性に優れています。
糸番手は、単糸は50~100番、双糸は200~340番、精紡交撚糸は360tとか480tです。

織り方には、サテン織り・ツイル織り・平織りがあります。主流はサテン織りです。
ツイル織り・平織りは細番手の100単糸でも「カパカパ」と少しペーパー音がします。
合繊の特徴


合繊とは、天然素材の綿と化学繊維のポリエステルとか指定外繊維のテンセル(リヨセル)、中空繊維のエアキープ等を混合した側地です。柔らかく軽いのが特徴です。
合繊は綿の割合が少ないと蒸れ感が増し、綿の割合が多くなると重くなるので綿の割合をチェックして下さい。
ポリエステルの特徴
ポリエステルはお値段が安いのと軽いのが特徴ですが蒸れ感と静電気が気になります。

ポリエステルには安いのものだけでは無く、近年は室温が低いとか冷え性の方向けにラクティス等の蓄熱加工を施した繊維があり高級品に使われています。
吸湿性に劣るポリエステルと吸湿性に優れたテンセルとの組合わせもあります。
生地の重さと羽毛布団の総重量
羽毛布団の重さの約半分は側生地が占めています。生地の素材と糸の太さと織り方により重さは異なります。シングルサイズでシンプルな構造の仕切り布を含む生地の重さを素材毎に案内します。
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軽い順に並べると、精紡交撚糸480t(700g)<ポリエステル(750g)<100単糸超長綿(800g)<合繊(900g)<80単糸超長綿(950g)<60単糸超長綿(1100g)の順に重くなります。シルクの重さは幅があり精紡交撚糸から100単糸の間です。
生地素材と品質の違いは、羽毛布団の重さと生地の関係のページをご覧ください。
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羽毛布団のキルト構造の違い
布団内部の仕切り方(内部構造)はキルティングとかキルトと呼びます。
キルト構造の大きな違いは1層か2・3層かの違いです。2・3層にすると保温力はアップしますが少し重くなります。
立体1層キルト構造

羽毛布団の内部は基本的に格子状に仕切られています。図のように布団の表と裏の側生地はマチ布を介して立体的に縫合されています。
立体キルトは安くて軽いのですが、マス目の境界部で布団の厚みが薄く熱が逃げやすいのが短所です。
2・3層キルト構造


2層構造は、上下の層でマス目の数を違えて境界部の位置をずらし布団の厚みを平均化することで熱が逃げにくく1層構造より温かいのが特徴です。
3層構造は2層に中層を設けた構造です。2層構造よりさらに1層多いため保温力は増します。2・3層構造は層を仕切る布の分シングルサイズでは約200g程度は重くなります。
ハイマチ密閉キルト


ハイマチキルトとは、図の様にマス目の境界部で布団の厚みが薄くならないように、マチ布を広くして布団の厚さを平均化して保温力を上げています。
ハイマチの幅は7cm~10cmと広いため羽毛の片寄りを防ぐため密閉キルトとセットで採用されます。
純日本製羽毛布団の選び方
羽毛布団を選ぶ際に『日本製』を条件にしている方は多いはずです。しかし、海外生地を海外縫製して日本国内で仕上げれば日本製羽毛布団なのです。
製造工程の違いが、同じ指標条件の羽毛布団でも価格差が生まれる一因になっています。
羽毛布団の製造工程は、側生地の染色加工・縫製・羽毛充填からなります。
日本製羽毛布団の製造工程
羽毛布団の製造工程は下図の3パターンであり全て日本製との表示が認められています。

- 海外生地を海外縫製して国内充填(羽毛)
- 国産生地を海外縫製して国内充填
- 全工程を国内で仕上げる
「純」日本製羽毛布団の選び方

日本製は商品の強力なセールスポイントです。しかし、上記の3パターンの製造工程の区別が難しいのが現状です。
『純』日本製羽毛布団の選び方のポイントは、『国産生地・国内縫製』の8文字か『J∞QUALITY認証』の記載、あるいは高級羽毛布団の指標ともいえるグランドマザーグースとか精紡交撚糸とか、キルト構造では西川のダブルフェイスなどのキーワードで探すと見つかります。
羽毛布団のサイズ

羽毛布団を選ぶ際は、体格に合ったサイズの布団をお選び下さい。布団から足が出たり寝返りを打つと背中が出るようでは快眠できません。
180cm以上の高身長の方に向けの掛け布団にはロングロング丈の230cmのタイプとか、太い方にはシングル以外にダブルとか、他にもクイーン・キングサイズの幅広タイプもあります。
お二人で寝る場合は、背の高い方とか体格が大きい方に合わせたサイズをお選びください。

お二人の場合は大きい方に合ったサイズがおすすめ!ダブルよりクイーンとか大きいサイズを選んで下さ...
西川などメーカーでの羽毛布団の選び方
「西川 羽毛布団 マザーグース 日本製」の条件から『西川』を除くとさらに価格差は大きくなります。品質指標はメーカーの信用が前提です。専門店はメーカー選びにもこだわっています。
羽毛布団の中綿品質を知っているのは、羽毛を入れたメーカーなのだからメーカーにこだわることは大切です。

おすすめメーカーは西川ですが知名度は低くても良い会社はあります。しかし社名だけで品質を聞くに及...
西川などメーカーの許容誤差の認識
許容誤差を認めない厳しい会社もあれば、日羽協の試買テストで表示内容との大きな差異により退会に至ったメーカーもあります。
メーカー名の記載の無い羽毛布団は避けて、信頼できるメーカーの羽毛布団をお選び下さい。信頼度においては、西川(株)とか山甚物産(株)は定評があります。

羽毛布団の選び方西川編!ゴールドラベルとダウンパワー表示が無くてもランクが解る!...
寝心地での羽毛布団の選び方
暖かさを優先しがちですが快適な睡眠を得るには、重さ・暖かさ・温度調節機能が程良く調和する必要があります。
羽毛布団の重さに着眼した選び方
羽毛布団の重量は、羽毛と生地と内部を仕切る布の重さです。暖かくて軽い羽毛布団の条件は、マザーグースなどの上質羽毛と軽い100単糸以上の超長綿と1層キルトです。

布団の重さはダウンと生地と布団内部の仕切り布です。マザーグースと超長綿とシンプルなキルト。...
羽毛布団の保温力に着眼した選び方
羽毛布団の保温力は、ダウンパワー✕ダウン率✕充填量✕羽毛の鳥種✕側生地のフィット性✕キルト構造で決まります。
暖かさ重視の羽毛布団の条件は、上質グースとかマザーグースダウンにするとか充填量を標準量より100グラム増量とか2・3層キルトです。
冬用羽毛布団は最低室温が15℃、10℃、5℃あたりでタイプが異なります。詳細は、こちらの室温と季節での羽毛布団の選び方のページをご覧ください。
羽毛布団の温度調節に着眼した選び方
温度調節重視した羽毛布団の条件は、上質ダウン、吸湿性と熱伝導率に優れた100単糸以上の超長綿の生地、熱の対流を妨げない1層キルトです。ただし蒸れ感を完全になくすことはできません。
羽毛布団の寝心地を重視した選び方
軽さ・暖かさ・温度調節機能の全てをランクアップするには、羽毛を上質マザーグースにして、側地を軽くて温度調節に優れた国産の細番手の超長綿にして、構造を軽さと温度調節に優れた国内縫製のハイマチ密閉キルトなどにすれば可能です。
寿命・耐久性重視での選び方は、羽毛の核が丈夫で羽枝が多いマザーグース、厚めの側生地、羽毛が片寄りにくいキルトが長持のポイントです。ダブルの場合は羽毛を100g増量することで寿命が延びます。

ふとんの寿命は、買い替えを検討されたタイミングかもしれません。使用期間は10年から15年ぐらい...
価格での羽毛布団の選び方
羽毛布団の価格はピンキリであり迷うのも当然です。寝具専門店から見れば、リーズナブルなのはダックですがグースかマザーグースがおすすめです。
ご予算の都合でダックダウンを選ばれる際は、93%400dp以上またはロイヤルゴールドラベルの羽毛布団をおすすめします。
寝心地ランクと価格の関係については下記サイトをご覧下さい。

布団の寝心地を5分類!購入を後悔するものから早く購入しなかった事を後悔するものまで。価格は?...
まとめ
羽毛布団を購入する際には、「メーカーの信頼度、ダウンの鳥種、ダウン率、ダウンパワー、ダウン充填量、生地素材、内部キルト構造、日本製の製造工程、布団のサイズ」の全ての項目のチェックは重要です。特にメーカーの信頼度のチェックをおすすめします。
上記の項目をチェックできるサイトとして、羽毛布団購入時チェックリストをご覧ください。
同じ室温でもベッドか床に布団を布団を敷いて寝るのでは寝床内温度に差がでます。敷き寝具の保温性とか床の断熱性の違いなど睡眠スタイルも考慮して羽毛布団を選んでください。
こちらが羽毛布団商品一覧です。
おすすめ羽毛布団・西川製
おすすめ羽毛布団4選を紹介します。メーカーは【西川】、【国産の超長綿80サテンの生地】を使用して【国内縫製の純日本製】にこだわって選びました。季節と室温に応じて保温力の異なるタイプ4選!
最後に羽毛布団選びで気になる『洗える、価格・アウトレット、柄、レビュー』については下の関連サイトをご覧ください。
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