羽毛布団の選び方は品質表示票を読む

羽毛布団の魅力は、軽さと暖かさと温度調節機能にあります。これらの魅力は、羽毛と生地と内部構造が協調した成果です。羽毛布団の選び方のポイントは、羽毛と生地の品質ランク、内部構造を審査することです。基本的に羽毛布団は、品質表示票と添付ラベルの情報を審査することで選ぶことができます。しかし、品質表示票の行間(注意点)を読まなければ、満足できる羽毛布団は選べません。

消費者の方が見逃しがちな情報、あいまいな情報、説明されていない情報が品質表示票の行間にあります。これらの情報が羽毛布団のランクを分けています。説明がない事自体が真実の証明かもしれません?

羽毛布団の市場の現状

羽毛布団の市場の現状は、羽毛と生地の品質、内部構造の説明が同じ様な羽毛布団であっても、品質ランクと価格には大きな差があります。

そんなバカなことが現実にはあるのです。その代表例が、「日本製羽毛布団」です。「国産生地、国内縫製」の説明がなければ、ほぼ海外製の生地を海外で縫製した「日本製羽毛布団」です。しかもその割合は驚くほど大きい!

また、鳥の種類によりダウンの内部構造に違いがあり、品質表示の数値だけでは品質の違いが解らないことなどもあります。

そしてこの様な品質ランクの差に気付かず、「同じ様な」ではなく「同じだ」と思い、「お買い得羽毛布団」を購入してしまったら・・・

誰もがお買い得品はないものかと考えます。お気持ちは理解できます。しかし当然ながら、安い羽毛布団には安いなりの理由があります。「安さの理由」を包み隠さず説明していることは希です。高く売れない羽毛布団だからこそ、安く売っていると言っても過言ではありません。

羽毛布団の魅力と寝心地ランク

羽毛布団の軽さ・暖かさ・温度調節機能の順に、羽毛、生地の品質ランク、内部構造の基本的な関係をご説明致します。

羽毛と生地品質ランク、内部構造、業界用語の詳細な説明は下記リンクのページでご説明致します。

軽さ重視の羽毛布団の選び方

羽毛布団の重さは、羽毛と生地と内部の仕切り布(マチ布)の重さです。縫製の糸の重さも僅かですが含まれます。

羽毛布団の立体キルト

暖かさを保ちながら羽毛布団を軽くするにはどうすればいいのでしょうか。それには羽毛量が少なくても暖かい品質ランクの羽毛を使い、生地を軽くし、内部構造をシンプルにすることで軽量化を達成できます。

具体的には、上質のダウン羽毛、細い糸で織られた軽く(薄い)生地による、シンプルな作りの立体一層構造の羽毛布団ということになります。

暖かさ重視の羽毛布団の選び方

羽毛布団の暖かさは、羽毛の品質(保温力)と量、それに見合う内部構造が関係します。また生地の品質も関係します。

羽毛布団の2層(3層)キルト

具体的には、平均的な品質レベル以上の羽毛であれば、適量までは羽毛の充填量を増やすことで保温力はアップします。更に内部構造を、一層ではなく二層・三層構造にすると暖かさは増します。また身体にフィットしやすい柔らかく薄い生地を用いることでも、暖かさはさらに増します。

しかし羽毛を増量した分とか、二層三層構造を作るとなると、層を仕切る布による重さが新たに生じます。

重くなると言っても200g~300g程度ですから、健康な人には気にならない程度でしょう。しかし僅かな重さであっても高齢の方やご病人は別であり、配慮されると喜ばれます。

また温度調節機能が僅かに低下するため、秋口や春には暑く感じる方もいらっしゃいます。

温度調節機能重視の羽毛布団の選び方

ダウンボール羽枝

羽毛布団の温度調節機能は、写真の様な羽毛の一粒一粒の機能を活かすことです。羽毛は温度が高くなると羽枝(ウシ)を広げて熱を逃がします。逆に温度が下がると羽枝を閉じて熱を蓄えます。温度により布団のボリュームは変化します。この機能は羽毛の品質と比例しています。

羽毛の品質ランクの詳細は、下記のリンクページをご覧下さい。

温度調節機能と羽毛量

具体的には、布団に詰められた羽毛が、羽枝を開閉しやすいかどうかです。羽毛量が多すぎると、ぎゅうぎゅう詰めの状態になり開閉しにくくなります。粒が大きく、保温力のある羽毛を少量入れることで、羽枝は開閉しやすくなります。羽枝が開閉し易ければ、温度調節機能はアップします。

しかし羽毛品質に応じた適量までは、羽毛量と暖かさは比例するため、少量でも保温力を確保できる上質の羽毛を充填した羽毛布団をお勧めします。

温度調節機能と生地品質

ダウン羽毛が寝床内の熱に素早く反応するには、熱が羽毛に伝わりやすい薄い生地がお勧めです。羽毛布団の内部構造では、熱を逃がしやすい一層構造がお勧めです。

薄手の生地と言いましたが、ポリエステル系の生地の場合では蒸れ感が増してしまいます。ですから細い糸番手の綿の生地(80番手より大きい番手の超長綿)をお勧めします。

寝心地での羽毛布団の選び方

羽毛布団の寝心地は、個人差によりお勧めするサイズとタイプが異なります。また、余裕をもって体を被えるサイズであることです。軽さ、暖かさ、温度調節機能のランクを上げるためには、上質のダウンを適量充填して、柔らかでフィットしやすく、また同時に軽い生地の羽毛布団をお勧めします。

寝室環境や個人差(冷え性)により、一層、二層、三層構造をお選び下さい。二層だから二倍暖かい、ということはあり得ません。二倍も暖かければ、どれほど寒がりの方でも暑くて寝られなくなります。以上が基本的な羽毛布団の選び方です。

下記の「視点別の羽毛布団の選び方」のリンク先ページでは、品質ランクの具体的な見分け方、および品質表示票の行間の情報(注意点)を合わせてご説明いたします。

ワンランク上の寝心地を得るためには、羽毛布団の品質表示票の行間を読むことが選び方のポイントです。寝心地を追求するなら純日本製羽毛布団です。

各視点からの羽毛布団の選び方

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