羽毛布団はいつまで使う?室温と季節?

羽毛布団をいつからいつまで使うのか?衣替えの様にカレンダーに書かれている日はありません。

掛け布団の入れ替えは、季節の変わり目に応じて一言で言えば暑く感じたり寒く感じたときにすればよいわけです。

では実際に寝室の温度が何度ぐらいの時に交換をするのでしょうか。

店主の体感では、24度、20度、16度あたりが切り替えのタイミングです。ただし詳細は下段にて説明を致しますが、秋と春では少し温度差あります。

季節ごとに羽毛布団と合い掛けふとんと肌ふとんをうまく入れ替えることで、寝床内の環境を快適な状態に保つことができます。

羽毛布団、合い掛け布団、肌布団の入れ替えは寝室の最低温度と関係しています。

羽毛布団はいつからいつまで

合い掛けふとんでは寒く感じられたら冬用の羽毛布団と入れ替えがはじまります。

個人差、地域により違いがあるため何月からとは厳密に断定はできません。季節は秋で11月が始まりのように感じています。

寒く感じるのは外気温ではなく寝室の温度です。敷き布団、パッドとかパジャマの保温力の違いはありますが、寝室の温度が16度~18度を切ると冬用の羽毛布団の出番です。(寝具環境以外にも個人差があります。)

合い掛けふとんを使用していない場合は室温が20度前後から冬用に入れ替える方もいます。羽毛布団の品質により温度に違いがあります。

冬用の羽毛布団が暑く感じられたら合い掛けふとんにバトンを渡します。いつからいつまでというように何月からとは断定はできません。ただ、冬用の羽毛布団を使い始めるタイミングより合い掛けに交換するタイミングのほうが、南北に長い日本列島のせいか幅があるように感じられます。

また、合い掛けふとんの存在をご存じでない方も多いようです。冬用の羽毛布団からダウンケットなどの肌掛けふとんに交換される方もいます。羽毛布団の収納の仕方について別途サイトを設けています。

季節ごとの羽毛布団の選び方

季節に応じた掛け布団は、冬、秋春、夏用に大きく3分類できます。

寝室の温度と湿度に応じて、寒い冬は羽毛布団で暖かく、秋と春の温度変化の激しい端境期には羽毛合い掛けふとんで、梅雨時期から冷房が必要な時は肌掛けふとんで快適にお休み下さい。

冬用羽毛布団を選ぶポイント

寒い冬には、ふとんの保温力を第一に重視して、第二には温度調節機能、第三に重さを考慮して選んで下さい。

詳しくはこちらの羽毛布団の選び方のページをご覧ください。

秋春合い掛け羽毛布団を選ぶポイント

秋春の季節には、寒暖差が大きいため温度調節機能に優れた合い掛け羽毛布団をお選び下さい。合い掛けふとんは、通年で3ヶ月から4ヶ月使用期間がありますが認知度が低いように感じられます。

詳しくはこちらの合い掛け羽毛布団のページをご覧ください。

寒暖差が大きい端境期の羽毛は、温度調節機能に優れたマザーグースがオススメです。

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夏用ダウンケットを選ぶポイント

夏の季節は、梅雨前後と真夏に分けて寝具も2タイプ用意された方が理想です。

梅雨前後には季節外れの寒さがあり、ダウンケットなどの肌ふとんもある程度の保温力が必要です。室温は24度ぐらいまでです。

真夏にはエアコンの冷え対策用としてダウンケットは、保温力よりも湿度が高いため吸湿性に優れたものをお選び下さい。

詳しくはこちらの夏用羽毛布団の選び方のページをご覧ください。

室温とふとんの入れ替えの関係

寒くなっていく季節と暖かくなっていく季節により、掛けふとんの交換する室温の違いについて説明を致します。

寝室の室温が24度、20度、16度あたりで、肌布団、合い掛けふとん、羽毛布団を入れ替えるます。掛けふとんが同じでも敷きふとん、敷きパッド、パジャマが冬向きか夏向きかにより寝床内の温度は変わります。

例えば、寝室の最低温度が20度でも、敷きふとん、敷きパッド、パジャマが暖かさを重視した冬向きのものであれば、ダウンケットでも眠ることができます。逆に合い掛け羽毛布団でも、敷きふとん、敷きパッド、パジャマが通気性に優れた夏向きのものである場合は寒い場合がございます。

カバーにも夏向きと冬向きの特徴を持った製品がございます。ふとんカバーについては、羽毛布団カバーの選び方のページも参考にして下さい。

季節の変わり目に羽毛布団を交換される際には、並行して使用する期間を10日程度あってもよいと思います。冬用の掛けふとんは、いつからいつまでと区切らずに、合い掛けを使用するようになっても足下に置いておくと寒くなった時に便利です。

快適な寝具の選び方は、寝室の気温と湿度など環境に応じて、掛け寝具、敷き寝具、パジャマなどをうまく組み合わせ、暑がり寒がり年齢など個人の特性を考慮して選ばれることをお勧めします。

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