羽毛布団メーカーの信頼感で選ぶ

羽毛布団メーカーでは西川(株)は有名ですが、山甚物産(株)もおすすめです。

有名メーカーの製品は信頼感があるのは事実ですが、知名度が高くない会社にも良い羽毛布団をまじめに作っているところがあります。

逆に、メーカー名だけで品質内容を聞くに及ばない会社もあります。中身のダウン品質を知り得るのは製造工場です。羽毛布団選びにはメーカー名の確認は必須です。

目次

羽毛布団メーカーでの選び方

羽毛布団の品質は主に見えない中味のダウンで決まります。たとえ見えたとしても品質を見極めるのは難しいものです。

失敗しないためには、品質表示が信頼できる有名ブランドの羽毛布団をおすすめします。しかし、気になるのは知名度が高くなくても良質の羽毛布団を製造している会社だと思います。

有名ブランドとしては西川をはじめネットで検索をすれば会社名は出てきます。問題は知名度があまり高いとは言えない会社の製品評価だと思います。

そこで知名度でメーカーを分けてご説明を致します。

有名ブランドの羽毛布団

有名メーカーの製品にもランクがあります。寝心地より製造コストを優先させた低価格の羽毛布団が、あたかも「お買い得品」かのような宣伝もあります。

宣伝文に注意

市場には当初から安価で販売するために製造されたものがあります。

広告の例
「厳選有名メーカーの最高級羽毛を使用の羽毛布団が激安にて..ダブルもあり」

有名メーカーの製品だから全ておすすめかと言えば?製品のラインナップは幅広くあるため、おすすめできるランクの製品は限られています。どうしても高いお値段のものになってしまいます。

広告の説明文は深読みする必要があります。有名メーカーの部分には西川などが記載されケースが多いと思います。ただ厳選、最高級、激安などは主観的で極めて曖昧な表現です。誰がどの基準でどの程度厳格にえらんだのか?高級感、お値段の高い安いも人それぞれです。

廉価品は購入する際に決断するハードルは低いですが、やはりご使用される方の寝心地を考えると低価格の羽毛布団よりも合繊綿の布団をおすすめします。

有名ブランドの羽毛布団にも山積みされて販売される安物もあります。

2019年に西川(株)は、西川産業(株)、(株)京都西川、西川リビング(株)が統合してひとつの会社になっています。

この三社は統合以前においても羽毛品質において統一した基準を設けていたため、 統合後も商品の品質面では大きく変わらないと思います。

知名度の低い製造会社

知名度の高低は個人の判断におまかせします。ここからは寝具店としての当店の私感であることを了承願います。

寝具店として羽毛布団メーカーを選ぶ際の基準として、まず第一の基準は製造工場と羽毛品質の検査設備を自社内で持っていることです。製造工場は系列の会社でも問題はありません。

この条件を調べる方法としては、経済産業省の認可団体である日本羽毛製品協同組合のホームページにヒントがあります。

日羽協の加盟各社一覧リストにはリフォーム認定工場の記載があります。羽毛の打ち直しができる工場なので製造工場を持っていると考えられます。(日羽協の加盟していても自社工場を持たずにOEMに頼っている会社も?)

正会員の中にも西川ローズ、北陸ヤマジンの様に最高級ランクの製品を扱う製造工場を持っている会社でも、リフォームの工場として認定を受けていない会員もあることを合わせてご案内致します。

また、日羽協による過去の試買テストで問題が発覚した事実もあることから、加盟リストにあっても全て信頼できる会社であるとも断言できません。

しかし、経済産業省の認可団体である日羽協のサイトに紹介されていることはひとつの目安になると考えます。

知名度の点ではこれからと言う表現になりますが、まじめに物作りをされているメーカーの羽毛布団は、割安感というかコスパ的に魅力があります。

一例としては、島根県の出雲市にある浅尾繊維工業(株)は田んぼのなかにある会社ですが、自社内に羽毛の検査室も構えています。

羽毛の側生地縫製と吹き込み作業をする工場も訪問しましたが、工場長自ら作業現場を説明しながら案内を受けて感じたことは、従業員の方々の作業所作から「まじめさ」が感じられました。おすすめしたいブランドです。

羽毛布団メーカー名のチェック

会社名をリスト化して具体的に良し悪しを紹介することはできませんが、人気のあるなしで評価は自ずと出ています。

メーカーの信頼度の高さは、取扱販売店の数におおよそ比例すると考えられます。特にデパートとか専門店などでの取扱が多いブランドは信頼度は高い傾向にあります。

メーカーの信頼性の見極め方

認知度の低いメーカーの信頼性を見極める方法として、上記の日羽協のリストと取扱店の数は指標にできますが、さらに指標となるポイントがメーカーの製品ランクにあります。

有名ブラントの製品ランクは幅が広いと説明しましたが、ここにヒントがあります。どのようなランクの製品を製造しているのかを見れば良いわけです。

信頼性はさておき、廉価版を中心にズバリ申し上げると安物ばかり作っているメーカーはおすすめできないと言うことです

メーカーの製品ランクの幅

仮にA社の製品ランクを調べる方法は簡単です。ショッピングモールの楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾン(amazon)あるいは価格ドットコム等で価格帯を指定してA社をキーワードにして検索すればででくるはずです。

A社と羽毛布団をキーワードにして、価格帯を50000円未満と50000円~70000円、70000円~100000円、100000円以上で絞り込みをすれば見つかるはずです。

絞り込みの結果を見れば、そのメーカーの得意とするランクが見えてきます。合わせて寝具店からの人気度が解るはずです。日羽協のリストと照合しながらメーカーの信頼度を見極めるのもひとつの方法です。

販売店に人気があることは安心につながります。全ての販売店とは言えませんが、販売店は安心できる製品をおすすめしたいものです。

販売店の中でも寝具専門店・寝具店は寝具業界裏事情とかメーカーの評判は消費者の方より知っています。多くの寝具店は評判の良くないメーカーの製品は取り扱いたくないはずです。

やはり、フィルターとして機能する店を選ぶことも大切です。真にフィルターとして機能する店の羽毛布団なら、メーカー名に必ずしもこだわる必要はないと思います。そのような店は、仕入れの際に品質にこだわりを持っていると思います。

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お問合せの多いメーカー

羽毛布団の購入時に色々検索された結果、何点かの商品に絞り込みをされて迷いお問合せを頂く事があります。

やはり多いのは、西川産業(株)、(株)京都西川、西川リビング(株)を含めて西川(株)です。その次に山甚物産(株)でしょうか。(株)ロマンス小杉、昭和西川(株)などのお問合せも頂く事がございます。

これらのメーカーの羽毛布団は、ネット通販で販売されているために選ばれていると思います。

各社独自の品質基準を設けているため比較が難しいのも事実です。どのメーカーの羽毛布団が優れているというより、個々の製品の品質を見極めることもあわせて重要です。

メーカーにこだわる理由

下の表は羽毛が農場で採取され、販売店からお客様に届くまでの過程です。

ポーランド・ハンガリーなど各国にある鳥の飼育農場

各農場から羽毛を集める組織、ポーランドのアニメックス社、ハンガリーのFBZ社など

輸出入に携わる商社が介在します。商社は羽毛に触れることはありません。

製造会社は、ダウンを検査して側生地に吹き込みます。羽毛の品質を知り得ます。

販売店は、製品を側生地越しに品質を推測します。店の眼力は?

消費者の方は、はじめの羽毛布団で印象が決まります。上質であれば良いのですが?

消費者の方には解りませんが、寝具店がメーカーの信頼度を計る基準に、この表の中の二番目の「ポーランドのアニメックス社、ハンガリーのFBZ社」などの会社とのパイプの太さがあります。

商社主導ではなく、メーカーが羽毛供給会社と如何につながっているかが判断基準になります。

羽毛の流通過程

株式会社京都西川では、下の画像にて羽毛のトレーサビリティ管理の説明をされています。原毛ダウンがどのように流通して、お客様に届くかの説明がなされていました。

京都西川の羽毛のトレーサビリティ管理イメージ

製造会社の自主検査

羽毛が生産者からメーカーに届くまでに品質検査は当然されています。しかし、契約した品質を満たさないダウンが工場に届き返品したとのこと、出荷元の検査だけに頼るのではなくメーカーの厳しい検査基準が必要と考えます。

製品に仕上がる前の段階で、最後にダウンを直に見ることができるのは製造工場なのです。羽毛の品質を知っているのはメーカーです。

販売店は、添付されたラベル等の数値を参考にしながら、ダウンの品質を生地越しの感触で推測することしかできません。

もちろんダウンの品質をQTECなどの検査機関にて調べることも可能ですが、コストの面から現実的ではありません。

メーカーの許容誤差への認識

日本羽毛製品協同組合のラベルを添付する場合でも、品質表示の数値がラベルの基準値に対して余裕を持ったものか?社内検査基準の厳しさが問題となります。誤差の許容範囲に対する認識、あるいは物作りに対するメーカーの姿勢が重要になります。

西川のローズ羽毛ふとんの商品部の担当者の話ですが、「ダウンパワー値430dpと表示する場合は、公的機関の検査をクリアするのは当然であるが、社内において複数回検査した平均値が440dp以上あることが条件である」とも言っていました。

「平均値が440dp以上」の話は、羽毛に30年以上携わっている当サイトの筆者の手の感触からも納得できる話です。他のブランドの440dpと比較しても決して遜色は感じません。

また別の商品部の方の話ですが、「契約条件の品質を満たさない羽毛が入荷したため返品した」と聞きました。日本に輸入された原毛は海外に輸出されることはまずありません。この現物の行き先は・・・?国内のどこかの会社が購入したことになります。

やはり中身の見えない羽毛布団を選ぶ際には、メーカーにこだわる必要性がここにあります。製品やサービスに関する国際規格のISO9001を認証取得メーカーの規格は寝具業界の規格より厳しいと思います。

羽毛布団をメーカーの信頼感で選ぶ

メーカーの中には、製品企画の段階において、当初から許容誤差範囲も計算に含めている会社もあるとの話を聞いたことがあります。価格競争は良いと思いますが品質重視の姿勢がメーカーに望まれます。「安かろう悪かろう」よりか、上質であれば適正な価格で十分ではないかと思います。おすすめポイントは下記ページをご覧ください。

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余談ですが、契約した品質でなかったため、受け取りを拒否された羽毛の行き先が気になるところです。たぶん検査基準のあまい会社?あるいは品質よりも製造コストを優先させるメーカー・・?極端に安い価格で販売されているものは避けられた方が無難です。

羽毛布団の選び方においてメーカーの信頼度は重要なポイントです。購入前には、少なくとも製造会社名の記載の有無と信頼度について確認をして下さい。

メーカーの信頼度がいかに大切なのか?例えば冬用のシングルの羽毛布団をネット通販で購入される際に、多くの方は現物に触れることができません。

同様のことが寝具店においても仕入れる際にあります。例えば店側の条件でメーカーに製造を依頼する場合は、企画書の品質条件で発注することになります。

布団の側生地は超長綿にするのか?抗菌加工をするのか?羽毛の種類はグースにするのかマザーグースにするのか?産地はポーランド産かハンガリー産か?洗浄度の問題なども注文書に記載されるだけで現物の羽毛布団は存在しません。

オリジナルの羽毛布団を発注するとなると、信頼度の点から発注先は限定されてしまいます。それだけ製造会社の信頼度は重要です。

筆者:野口 英輝

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