コスパに優れ実用的な羽毛布団の品質指標をプロが解説する!

ここのところ「コスパに優れて安くて良い羽毛布団はありませんか?」とのお問合せを頂く事が多くあります。
よくよくお話しをお聞きすると、子供さんの大学入学の為に一人暮らしを始めるに当たりお問合せを頂いているようです。
本来「安くて良い」ものは無いとは言えませんが、禅問答ではありませんが基本的に安く売られるものは高くは売れないものなのです。
要するにリーズナブルなお値段でコスパに優れた羽毛布団をお探しと理解してご提案させて頂くことが多くなった気がしています。

コスパに優れた実用的な羽毛布団

羽毛布団で実用的とは、まず十分に暖かく満足できる睡眠が出来ることが条件になります。満足できるとは個人により差はあると思いますが、基本的に寒くない程度にお休み頂ける保温力があるクラスと考えています。
この条件を満たす羽毛布団とは、どのような品質条件にするべきか迷う所です。

実用的な羽毛布団はグースダウン

30余年にわたり羽毛布団を販売してきた経験から言えることは、コスパに優れて実用的な羽毛布団となるとグースダウンでダウンパワー値は400dp以上あることが条件になると考えます。
当店がダックダウンの羽毛布団を販売していない理由でもあります。この条件で線引きをしないと消費者の方を迷わすだけです。これでかなり絞り込みが出来るはずです。
後は側生地を新合繊か60番手もしくは80番手の超長綿にすることで価格ゾーンが狭まります。コスパに優れたと言う条件をどのように判断するかによります。海外縫製にするか、国内縫製にするかにより価格が異なってきます。

コスパに優れた羽毛布団

今回は、できる限り価格を抑えてのご提案させて頂きます。

  • グースダウン
  • ダウンパワー400dp以上
  • 詰め物の量 1.2kg-1.3kg
  • 側生地は 合繊または綿
  • 海外縫製の日本製
  • 信頼出来るメーカー製

これ以上の条件を付けると予算オーバーになるかもしれません。
当店では、この条件にズバリ該当するものはありません。近いものはありますが50000円以上になってしまいます。

実用的な羽毛布団の価格

50000円は高いとのお声が聞こえました。この条件でショッピングモール等で検索すればいくらでも安い羽毛布団はあるよとのお声もあります。低価格の製品があるのも知っています。
販売しない理由は売りたくないだけです。羽毛布団に関わって足かけ30余年ほぼ毎日羽毛布団のことを考えています。
破格値の羽毛布団のご提案も受けることがございます。しかし、店主の手の感触がどうしても仕入の許可を出して貰えないのが現状です。
グースダウンの羽毛布団としてご提案を頂いても、現物を広げてしばらく見ていれば、価格交渉にいたらない場合があります。

コスパに優れた実用的な羽毛布団の指標

品質表示票を見ればグースダウンかどうかは記載があります。ホワイトダウンはほぼダックダウンです。
ダウンパワーは日羽協加盟のメーカーならロイヤルゴールドラベルが付いて入れは400dp以上です。
西川の場合はダウンパワー表示のラベルか付いているものと付いていない製品があります。その場合はダウン率93%以上ならほぼ400dp以上です。
詰め物の量と側生地素材は品質表示票に記載があります。超長綿かどうか?糸番手は別途添付ラベルに記載があります。
海外縫製の日本製かどうかは、ただ単に「日本戦」と記載されている場合は海外縫製と判断しても間違いはありません。
最後に信頼出来るメーカーか否かについては、「メーカー名 羽毛布団」をキーワードとして検索した結果、多くの製品がリストアップされ品質がよい製品が多くあれば一応信頼は出来ます。

非コスパの羽毛布団

「安かったので購入した羽毛布団が寒くて寝られない」とのいう話はよく聞きます。「安物買いの銭失い」にならないようご注意ください。
安く売られる羽毛布団は高くは売れないものなのです。高く売れるものをなぜ安く売る必要があるのでしょうか。安く売れる理由があると考えるのが普通の思考だと思います。
当店も東日本大震災の際には極限まで価格を下げたこともございました。
しかし、その当時でも40000円+税でした。その当時から原毛羽毛は高騰しています。コスパに優れた羽毛布団の価格は限界があります。これ以上の説明は必要ないでしょう。

関連サイト

アイキャッチ
アイキャッチ
初めての羽毛布団購入に失敗しない!..

羽毛布団の購入に失敗した方からお電話を頂くことが多くあります。どのような...

激安羽毛布団
激安羽毛布団のコスパ?ユニクロのダ..

激安羽毛布団は実質的には20000円前後でネット通販では日常的に販売されています。...