夏用の羽毛の布団の蒸れ

夏用の羽毛の布団の蒸れ感

今年は夏用の羽毛の布団いわゆるダウンケットの蒸れ感を感じる。蒸れ感があるとより暑く感じてしまうものです。布団屋の性なのでしょうか。寝ている間も寝心地を追求してしまいます。羽毛の量が多すぎるためなのか?それとも側生地に問題があるのか?寝ながら考えているのですが、夢の中では解決できた問題も起きると未解決であることに気付きます。

羽毛量と蒸れ感

今回使用しているダウンケットの品質表示票を見ると羽毛量は300gとなっています。夏用の羽毛の布団として決して多すぎる量ではありません。ダックダウンを充填したダウンケットです。グースと比べるとダウンボールが小さい分蒸れやすいと言えます。しかし、充填量が300gなので量的な問題で蒸れ感がでることはないと考えます。

側生地素材と蒸れ感

羽毛の充填量が300gのダウンケットが、6月上旬に蒸れ感が気になるのは不思議です。どうも側生地素材に原因があるように思います。品質表示を見ると綿100%の表示があります。よく見ると中にポリエステル100%の生地が入っていました。このポリエステル100%の生地が気になり、綿100%の側生地のダウンケットがないため綿70%のダウンケットで試験することにしました。初日は蒸れ感は感じませんでしたが、その後、出張があり体感ができていませんでした。昨日から再度使うことになりましたが、雨のため気温が低いことも有り本当の意味で蒸れ感は試すことができていません。ただ、午前5時頃までは蒸れ感は少ないように感じました。まだ3日程度ですがダウンケットの側生地素材と蒸れ感の関係は有るように感じています。

最初のものはダックダウン300gで表生地が綿100%裏生地がポリエステル100%を使用していました。後のものはグースダウン300gで側生地が綿70%ポリエステル30%のダウンケットです。同じダックダウンのダウンケットで、側生地素材の違うものを用意できればよいのですができませんでした。しかし蒸れ感とポリエステル100%はかなり関係があると感じています。

蒸れ感と熱伝導率

素材の熱伝導率を見るとポリエステルの次にウールそしてシルクであり、その次に綿コットンそして麻と続きます。やはりポリエステルは熱を伝えにくい素材なのです。順番から言えば夏の素材である麻の次に綿なので、夏用の羽毛布団にの側生地は綿素材がよいと言うことになります。

ただ綿100%の生地で柔らかいものとなるとコストがアップします。そのため夏用の羽毛布団には綿とポリエステル素材を混ぜて柔らかくしています。綿100%の生地で低コストとなると、硬くてゴアゴア音がする生地になってしまいます。そのため夏用の羽毛布団には、綿70%ポリエステル30%の生地が多いように思います。蒸れ感は羽毛の布団だけでなく、熱伝導率と敷きパッドの関係も気になっています。

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