布団が寒い原因

布団が寒くて眠れない!なぜ寒いのでしょうか?どこが寒いのでしょうか?当サイトの作成者の店主は気になる寝具は試しに寝てみます。寝床内環境の寒さの原因は、敷きふとんにあるのか?羽毛布団を含めて掛けふとんにあるのか?パジャマなどの寝間着にあるのか?寝具のサイズが体格に合っていないのか?色々な角度から体感しています。

寝心地を探究する際、なかでも寒さの原因を探るときは背中とお腹と膝の感覚を使います。仰向けに寝たりうつ伏せに寝たりすることで、寒さの原因が掛けふとんなのか敷きふとんなのかを調べます。また寒く感じるところが背中なのか、お腹なのか、体の両側部分なのか等を感覚的に調べます。

寒い原因が掛けふとんの場合

寝床内の温度は、掛けふとんが蓄える熱量は4割未満と感じています。体から発する熱を掛けふとんで逃がさないようにするには、熱を貯める空気層を作る必要があります。この空気層を作るのが布団に充填されている綿、羊毛ウール、化学繊維綿、羽毛等です。この充填素材と品質により蓄える熱量が決まります。

当然ながら身長体格に掛けふとんのサイズが合っていない場合は論外になります。足が出ないサイズの布団が必要です。

羽毛布団のサイズ
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掛けふとんの暖かさ保温力は、充填素材の品質と量に関係します。ただし充填量を増やすことは、重くなるのとフィット性の低下につながります。低品質の充填素材は寒さの主な原因です。

羽毛布団を含めて掛けふとんが寒い原因は、熱をためる空気層のパワー不足とフィット性が悪いために放熱されていることです。ふとんが寒いのは体から出た熱が掛けふとんを通り外部に放熱されているためです。

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寒い原因が敷きふとんにある場合

敷きふとんとかパッド類は体圧を掛けて体と密着しています。そのため熱が敷き寝具には伝わりやすい状態です。熱が伝わりやすいと言うことは熱が奪われていることです。寝床内の熱の半分以上が敷きふとんに奪われています。

布団の中で仰向けに寝ていて背中が寒く感じたら、お腹に手を当てて冷たくない場合、うつ伏せに寝返りお腹が寒く感じるかどうか試してみて下さい。お腹に冷たさを感じるようであれば、敷き寝具の改善が必要です。仰向けに寝た状態で体の側面が寒い場合は、掛けふとんに原因がある場合もございますが、パジャマなど寝間着に寒さの原因がある場合がございます。

肩口だけが寒く感じる場合があります。掛けふとんと敷きふとんに原因があるわけではない場合があります。もちろん布団のサイズが短い場合なども考えられますが、それ以外にも掛けふとんの構造上の問題もございます。

敷き寝具の疑問

布団が暖かいのも寒いのも原因の6割以上が敷き寝具にあります。7割以上かもしれません。...

布団が寒い時の対策

掛けふとんを暖かく使う方法

低品質の素材が充填されている場合は、保温力はあまり期待できません。暖かくお使い頂くためには肌ふとんとか毛布などを重ねた方が暖かいです。また、薄手の綿毛布のような生地のカバーをふとんにかけると暖かくお使い頂けます。ただ少し重くなります。

掛けふとんを暖かく使うためには、熱をためる空気層を作ることです。そのためには布団を干すことです。干すことで繊維が伸びて布団がふくらみ湿気も取れるのでふくら暖かくなります。

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ふとんを使用して5年以上経って、干しても膨らまず暖かく無くなった場合は充填素材の汚れが原因かもしれません。その場合はクリーニング店に相談して下さい。ご自分で洗う場合は羽毛布団の洗濯のページをご覧ください。ダブルサイズの場合は間違いなくクリーニング店がお勧めです。

布団から足が出たり、寝返りをすると背中が寒い場合はお勧めはサイズアップです。ロングロングサイズにするか、シングルサイズならダブルサイズにされた方が良いと思います。

布団の長さの問題は、ロングサイズのものを用意すれば解決できますが、足下に毛布とか肌ふとんを掛けると暖かくなります。また、えり元にバスタオルとかハーフケットなどを掛けると暖かくなります。

長年使用してダウンボールが割れたりして羽毛布団がふくらまなくなった場合は、羽毛布団の寿命とあきらめ新しく購入されることをお勧めします。

羽毛布団を暖かくする方法として別途サイトを設けていますのでご覧下さい。

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敷きふとんを暖かくする方法

掛けふとんと敷きふとんを暖かくするには、乾燥した日に干すことが簡単にできることです。朝起きたら寝具の湿気が出やすいように布団に風を通して下さい。湿気がなければかなり快適になります。

寝床環境の温度で見逃しがちなのは敷き寝具です。寝返りをしやすい硬さと断熱効果のある敷きふとんマットレスをお使い下さい。特に冬場は保温性の高いパッドが必要です。敷き寝具の寝床内の蓄熱、保温比率は6割以上だと思います。別の言い方をすれば、体から出た熱の6割は敷きふとんの方に奪われていることになります。断熱、保温性の高い敷き寝具をプラスすることで暖かく寝ることができます。

敷きパッドには、夏用・冬用のタイプがあります。また、マットレスには夏冬で裏返して使用するタイプ等もあり、四季に応じて組み合わせて快適な眠りを得てください。 詳しくは、こちらの敷きふとんの選び方のページにてご覧下さい。

寝具を保温・寝心地の観点からとらえた場合、多くの方は羽毛布団など掛け寝具を重視される傾向がありますが、敷き寝具も重視していただければと思います。またトコツキ感と敷きふとんの硬さ・厚みについては、こちらの敷きふとんの硬さと寝返りの関係のサイトにてご覧下さい。

その他寝具で暖かく寝る方法

敷きふとん、あるいはマットレスと床との間に断熱効果のあるマット等を入れる事で、床に奪われていた熱が敷きふとんに蓄熱され暖かくなります。ただし、床とマット、マットと敷き寝具の間にカビの原因となる結露が起こるので、敷きっぱなしにはしないで下さい。

寝間着はゆったりサイズで保温性と吸湿性に優れた素材のものをお勧めします。汗、湿気は熱を奪うと考えて下さい。

(株)京都西川の製品で、吸湿発熱わたを使用したインナーケットとパッドがあります。併用されると暖かさが増します。

寒い布団を暖かくする方法

布団が寒く感じるのは、体の熱がふとんに伝わり床とか空気に放熱され過ぎているからです。冬の寒い季節には、ふとんに如何にして熱を蓄えるかで寒さが和らぎます。そのためには蓄熱効率のよい空気層を作ることです。

蓄熱効率のよい空気層にするには、布団の充填材(中綿など)を熱が逃げにくくすることです。干してボリュームアップする事も大切です。更に毛布を重ねて掛けるなど空気層を多層にすることもよい方法です。敷き寝具の断熱も同じことです。敷きふとんの上にパッド等を敷くことで空気層を作っています。

寝具の素材選びでは、熱伝導率の低いものを選んで下さい。熱が伝わらなければ熱は逃げず暖かくなります。逆に熱伝導率の高い素材、例えば「麻」などは夏の寝具に使われています。品質の良い充填素材のふとんがお勧めです。また、よい状態を保つために日々のお手入れ一定期間毎の洗濯、クリーニングも必要です。

筆者:野口 英輝

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