温熱敷布団の温もり

温熱敷布団は、温泉の温もりで体を温めてくれるような敷き布団です。熱源は電気を使用しています。電気毛布を内蔵した敷き布団とも違います。この敷き布団の「ぬくもり」がお勧めポイントです。優しく「ほのぼの」とした暖かさ、「嫌みでない温もり」とでも表現すべきなのか、とにかく朝まで、心地よく「優しい温もり」で体を包んでくれます。

温熱敷布団の熱

温熱敷布団の温もりは、熱の種類と表現すべきなのか「遠赤外線」という種類の熱との事です。熱源から遠い所を温めてくれる熱との事です。逆に「近赤外線」はニクロム線などから発する熱で、熱源から近い所を温める熱です。近赤外線は一昔前の電気ストーブが発していた熱でストーブの近くは暖かいが、少し離れた所では暖かくありません。

温熱敷布団の遠赤外線の熱は、体の深部に熱を伝えているために、「優しくほのぼの」とした暖かさを感じるのだと思います。それにくらべて、電気毛布のニクロム線から発する近赤外線熱は、体の表面を温めているため違和感を感じるのではないかと思います。

この違和感は、体の熱の流れに逆らっている為ではないでしょうか。体の深部で発生した熱は体表へと中から外へ伝わり放熱しています。しかし、近赤外線熱は、体表から熱を体表の外から内へと伝えようとしています。その為に体表部において、熱がせめぎ合いを起こしているために違和感が感じられるのだと思います。

温熱敷布団は高齢者冷え性の方に

高齢者とか冷え性の方は、寒さとか冷えの為に入眠しにくく、また目覚めやすい方が多くいます。寝床内の熱は、敷き布団を通じて床とかベッドのマットに60%以上奪われています。

その為にいくら高級な羽毛布団を掛けても、敷き布団が悪ければ寒くて寝られません。高齢者とか冷え性の方は、この温熱敷布団の「優しくほのぼの」とした温もりで体を包み込み熟睡されることをお勧めします。

上記の感覚的な表現は体感から生まれています。特に雪が降っている夜明け前の寒い日でも、この温熱敷布団のフンワリとした温もりに包まれていると寒さを感じませんでした。トイレに行くときの床の冷たさが、かえって心地良く感じることすらありました。まさに温泉気分の敷き布団です。

温熱敷布団と遠赤外線

今回体感した温熱敷布団は、(株)京都西川のローズテクニーです。この敷き布団の発熱体は、ジグザグ状の金属のニクロム線を使用せず面状カーボン発熱体を使用しています。布状の繊維に特殊なカーボンを織り込んだようなものが、温もりを体の深部に伝えてています。その熱が内側から体表に放熱されていく仕組みです。

温熱敷布団の遠赤外線の熱が、体の深部を温めている事が簡単に解る方法があります。温熱敷布団のスイッチを入れて温度を「高」に設定をして、何も敷き布団の上に掛けずに一時間ほど放置してから、敷き布団に触れても温もりが感じられませんでした。

しかし、羽毛布団を掛けて15分もすれば、羽毛布団がフンワリと暖かくなり、その暖かさが敷き布団にも伝わり敷き布団も暖かく感じました。熱の伝わり方が理解できました。羽毛布団とローズテクニーとの使用感は別途ページを設けました。

電位敷布団の温もり

敷き布団の表面をマイナス電位にすることで、敷き布団の上に寝た人の体表面をプラス電位にするそうです。科学的な難しいことはよくわかりません。

電位敷布団の使用感

マイナス電位の状態にして電位敷き布団の上に寝てみました。はっきり申し上げて何も感じません。たぶん効果が現れるのは長期間使用することにより、薄皮をはがすがごとく現れてくるのではないかと思います。

店主の一言

(株)京都西川のローズテクニー等の温熱敷布団は、販売するに当たり医療機器販売営業所管理者講習を受講した管理者の存在と、並びに管轄の保健所に販売届けを提出する必要があります。店主は受講済みで修了書を持っていて、保健所への手続きも完了しています。