四季の掛け布団？冬、端境期、夏の前後、夏におすすめ掛け布団の特徴を解説

今どんな掛け布団を掛けたら良いのか布団選びで迷う方は多くいます。

四季に応じて寝室の温度は変化します。また1日の温度と湿度も変わります。

掛け布団は、寝室の温度変化に応じて5種あれば快適にお休みいただけます。

布団選びにおいて重要なのは最低温度です。次に重要なのは温度変化域の幅です。特に1日の温度変化が激しい端境期においては平均気温ではなく最低気温を目安にしてください。

最低温度は布団選びでの保温力の目安になり、温度変化域は布団選びでの温度調節機能の目安になります。

寝室の湿度は布団選びでの通気性の目安になります。

今快適な掛け布団とは

掛け布団は、快適な睡眠を得るには四季の温度と湿度に応じて交換しなければなりません。5種類の掛け布団の種類を紹介します。

• 保温力がある冬用の掛け布団
• 保温力はやや劣るが温度調節機能がある合い掛け布団
• 保温性の高い肌布団
• 通気性のある肌布団
• 通気性と放熱性に優れた薄いワタ入りケット(タオルケット含)

おすすめの掛け布団と寝室の最低室温について説明します。

冬用掛け布団を使う温度

冬用の掛け布団は、最低室温が16度が目安に使い始めて下さい。おすすめは保温力と温度調節機能に優れた羽毛布団です。

冬用の羽毛布団を使う前後は端境期にあたり、保温力が冬用と比べると低い合い掛け布団をおすすめします。

冬用の掛け布団を使い始める目安である16度は合い掛け布団の保温力により多少前後します。

冬用の掛け布団から合い掛け布団に交換する目安となる温度も16度となります。

16度は羽毛合い掛け布団で寒くない温度なので冬用掛け布団とオーバーラップしている温度です。

合い掛け掛け布団を使う温度域

「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、掛け布団においてもこの頃合いが交換のタイミングになります。秋と春の年2回ある端境期が始まる時です。

冬用の布団が暑く感じたり、保温性の高い肌布団では寒い場合は合い掛け布団です。おすすめは手頃な保温力と温度調節機能がある羽毛合い掛け布団です。

合い掛け掛け布団を使う温度域は、羽毛布団の性能にもよりますが冬用の掛け布団との交換温度の16度、合い掛け布団が暑くなり始める22度前後です。

保温性の高い肌布団の時期

合い掛け布団が暑くなった場合とか、通気性に優れた肌布団では寒い場合は保温力に優れた肌布団です。ウールとか羽毛の肌布団がおすすめです。

肌布団を使う季節は温度と湿度が日々変化する時期です。温度としては22度から27度ぐらいで湿度が高くない季節です。

おすすめはダウンケットですが、一般的な羽毛製品の生地はダウンプルーフ加工を施しているため、通気性が悪く湿度が高くなると蒸れ感が発生します。

そのため使用期間としては短く、パジャマとか敷きパッドをうまく組み合わせれば下記の通気性のある肌布団で代用も可能です。

通気性のある肌布団の時期

通気性のある肌布団はシルクワタとか綿ワタの肌布団です。

個人差とパジャマとか敷きパッドの組合わせが必要ですが、おすすめ温度域は22度から27度ぐらいです。

室温が22度以下の場合は保温力のあるパジャマと敷きパッドが必要です。室温が27度以上の場合は、エアコンにより温度調節が必要です。

この肌布団でエアコンにより室温を下げる必要性があれば下記のケットがおすすめです。

通気性と放熱性に優れた夏用ケット

通気性と放熱性に優れたケットとは、ワタ入りのタオルケット等です。おすすめは熱伝導率の高い麻100%の薄い掛け布団です。

夏におすすめする掛け布団なので、エアコンの風よけと適度な保温性と放熱性が必要になります。

真夏でも北海道とか標高の高い場所ではエアコンが不要な場合もあるでしょうが、夏用ケットをおすすめする温度帯は25度以上です。

夏用ケットのポイントは、ケットの全ての素材が熱伝導率の高い素材であることとです。熱伝導率の低い素材が混ざると放熱性が低下します。

今快適な掛け布団まとめ

寝室の温度と湿度により快適にお使い頂ける5種類の掛け布団と温度域を説明いたしました。個人差により多少の温度差はありますが、注目すべきは知名度の低い端境期の合い掛け布団と真夏の麻100％の掛け布団の存在です。

寝床内の温度は、掛け布団と敷きパッド・敷き布団が作る空気層によりコントロールされています。

掛け布団以外のパジャマ・布団カバー・敷きパッドなどを適宜交換しながら、室温に応じて5種類の掛け布団を交換して快適にお休み下さい。

筆者:野口　英輝

関連サイトのご案内