羽毛布団の側生地が破けて穴が開きその穴から羽毛が吹き出した際の対応方法について説明をします。穴の大きさと使用年数により対応方法に違いがあります。
穴の大きさが丸い場合は2センチ位、または穴の形状が線状なら3センチ位までなら補修布での対応処置が可能です。ただし使用年数が長く例えば10年以上の場合で縫い目に沿って破けた場合で線状に長さが3センチ程度までなら応急処置として補修布もお使い頂けます。
羽毛布団の穴を補修布で塞ぐ
羽毛布団の補修布は、側生地に開いた小さな穴を応急処置的に補修するのが本来の目的です。応急的なので長期間にわたり使用可能ではありません。
ただ羽毛布団の状態が新しい場合と古い場合では使用可能期間に差があります。また生地素材によっても期間に差がでます。
まずは、補修布を用意する必要がありますが同梱されている場合とされていない場合がございます。
補修布は布団の生地の色目に応じて、ピンク系、ブルー系、生成等の色の補修布が同梱されている場合がございます。羽毛布団に同梱されていない場合はネット通販とかホームセンター等で入手してください。
羽毛布団の補修布の使い方
側生地の穴を塞ぐために用意するものをリストアップします。補修布、アイロン、当て布、タバコ等で側生地を焼き丸く穴を開けた場合には、側生地素材に近い生地をその穴の大きさにカットし用意してください。(下図の左側の茶色い部分)
羽毛布団の破れた穴を補修府で塞ぐ方法
- 補修布を羽毛布団に開いた穴を十分に覆うだけの大きさにカットして四隅の角を丸くしてください。
- 上の図の左の例のように穴の形状が丸く開いている場合は、穴の形に合うように同じ素材の布をカットしてください。
- 穴の周辺の羽毛を周辺に取り除き、穴が丸く開いている場合はその穴に用意した布を重ねるようにして穴を塞いで下さい。
- 穴を塞ぐように補修布を置きアイロンで補修布に付いている接着剤を溶かして貼り付けてください。
- 十分に冷ましたら補修布の接着は完了します。
丸く穴が開いている場合は必ず穴の形状と同じ形の布を用意して穴を塞いでからその上に補修布をあててアイロンを掛けてください。穴を塞がずに補修布を置きアイロンを掛けると裏生地に補修布が接着してしまいます。
アイロンを掛ける際は当て布を間に介して掛けてください。アイロンの温度は羽毛布団の素材により異なりますが120℃~140℃位です。説明書に従ってください。
アイロンは補修布の部分にあててください、他の部分にアイロンをあてるとダウンプルーフ加工が台無しになります。
新しい羽毛布団の場合
比較的新しい場合は穴を塞ぐことでしばらくは使用可能です。
ただこの方法は、接着剤をアイロンの熱で融かして接着しているため、接着材が硬くなるために長く使用するうちに補修布の周囲から破ける場合があります。
使用年数にもよりますが数年で生地が破ける可能性があります。上質の柔らかい生地の場合はより早い時期に補修布の周囲から破けてきます。
新しい羽毛布団の場合はリフォームを検討されてもよいと思います。
使用年数が長く古いふとんの場合
使用年数が10年以上の場合は、補修布で穴を塞いでもそのシーズンは無事に使用できるかもしれません。
しかし、長期にわたり使用すると元々の生地自体が弱くなっているため、破けてカバーの内部でダウンが散乱することもあり得ます。
特に縫い目に沿って破けている場合は、羽毛布団の寿命がきているのでシーズン終了後か早期に買い替えをお勧めしています。
ダウンを打ち直してリフォームを検討される方もいますが、10年以上使用されている場合は費用対効果の点でお勧めしていません。耐久性に優れた側生地の羽毛布団を選びもご検討ください。
羽毛布団の補修布の添付
以前は補修布は全ての羽毛布団に添付されていたような気がします。しかし、最近はこの補修布を添付していない製品が増えたように感じます。
たぶん消費者の方が修理することが難しいとのご意見が多くなったのだと思います。メーカー側は、あくまで応急処置的な修理と考えていても、完璧な修理でできたと捉えられる場合があるのかもしれません。
応急処置としては補修布もよいのですが、補修布がない場合は布団の破れた生地部分にガムテープの糊が付かないようティッシュペーパー等で傷口を覆い、ガムーテープを貼り付けて翌朝に販売店に相談される方が適切なアドバイスを受けられます。
羽毛布団のトラブルと対処方法のサイトを用意しています。