2018年の原毛ダウン価格

2018年羽毛布団の品質指標

2017年の春に終息した鳥インフルエンザの影響は大きく、マザーグースの値上がりは避けられませんでした。もう一つダウン価格を上昇させた要因があります。ダウンジャケットの需要です。それも巨大なマーケットである中国での流行が大きく広がったことです。昨年予想したとおりマザーグースの供給量の減少は現実になりました。

羽毛布団の価格は全体に上がったはずです。しかし、市場では相変わらず低価格の製品が出回っています。これまでよりダウン率を低下させた製品などが目につきます。購入に当たっては注意が必要になってきています。

2018年のマザーグース

マザーグースの価格は値上がりしています。しかし、マザーグースにおいても低価格のものが存在しています。トレーサビリティが確かなメーカーの羽毛布団においても、一部低価格の物がありました。ただ安いものには何かしらの理由があると考えられます。信じられない価格のものもありました。信じられない製品を仕入れられません。

2018年は大きな為替変動もなかったように思います。感覚的には1ドル111円平均であったと思います。インフルエンザの影響も無かったと思います。この状況下において低価格のダウンがでた原因を考えて見ると、traceability管理を徹底するメーカーにおいては、原毛ダウンの仕入れルートの変更があったかも知れません。行き先がなくなったダウンが安く販売された可能性も否定はできません。

2018年の低価格ダウン羽毛布団

2018年の低価格の羽毛布団は、何かを犠牲にしていると考えて間違いないと思います。あるメーカーの説明では、品質は悪くてもとにかく安く販売できるものが必要な販売店があるとの事です。ダウン率、ダウンパワーの数値は問わないので、とにかく安い羽毛布団が必要なので、販売店が希望する売価の羽毛布団を作れないかとの要望がある旨の説明を受けました。

価格優先の製品を製造するメーカーはあります。しかし、製造原価にも限界があります。その先に現れるものは偽装です。じわりじわりと現れてくるかもしれません。もしかすると2018年にはかなりの割合で浸透しているかも知れません。

2019年の羽毛布団

2019年初めには、西川3社が統合され西川株式会社になることも、羽毛布団に何らかの影響があるかも知れません。西川の羽毛ふとんにダウンパワー値が表示されるのかどうか?羽毛布団の選び方における基準値のひとつがなくなるのではないか?また、10月の消費税が10%になることも影響がでるのは必至です。

世界情勢が不安定になっているので、円高にふれる傾向があるのでダウン価格は少し安く手に入るかも知れません。羽毛布団の価格を決定する要因はいくつもあり予想はつきません。食生活の変化にともないグース鳥肉の需要は減少しています。ダウン羽毛は食肉の副産物なので、当然ダウンの供給量も減少傾向です。マザーグースの飼育数も当然減少傾向であり、上質のダウンは採取される量に限界があるため安くならないと考えます。特に低価格の羽毛布団を購入する際には、これまで以上に注意深く商品説明を読む必要があると考えます。

ホームページを開設して2019年で20年を経過致しました。羽毛布団に携わり30年になりますが、一時的に円高と暖冬の影響でダウンが値下がりした年もありましたがその後は値上がり傾向です。しかし、市場には低価格の製品が相変わらずあります。

羽毛布団を購入する際の注意点としてサイトを設けましたが、当初は注意項目も少なかったのですが、いつの間にか18箇条が28箇条になりになっています。