テンセル羽毛布団のクリーニング

テンセルとは製品名であり総称としてリヨセルとも呼ばれています。素材の特長は柔らかく吸湿・撥水性に優れて羽毛布団の側生地に使用されています。

羽毛布団はカバーを掛けてお使い頂くようにご案内をしていますが、使用期間が長くなるとどうしてもカバー越しに汚れてしまいます。

そこでお問い合わせを頂くのが、側生地がテンセルの羽毛布団のクリーニングのことです。ネットで検索をすると「クリーニング不可の羽毛布団としてテンセルの側生地」と指定しているクリーニング店が多くあるがどこでクリーニングしてもらえるのか?

結論を先に紹介しますが、テンセル羽毛布団のクリーニングは技術力のある店は対応しています。

テンセル羽毛布団

テンセルがクリーニング不可の理由

テンセル繊維は水洗いすると繊維が縮んだり少しばかり固くなる性質があります。さらに擦れると生地の表面が毛羽立ち白くなる白化現象が起こりがちです。

言いかえると水洗いができずタンブラー乾燥機による乾燥は生地が毛羽立つため使用出来ない。これらの理由によりクリーニング不可とされているクリーニング店が多いと考えます。

タンブラー乾燥はテンセル以外の羽毛布団でもおすすめ出来ません。熱風を当て回転させることで側生地の内側のダウンプルーフ加工が劣化して羽毛が吹き出しやすくなります。

テンセル羽毛布団をクリーニングする技

水洗いの時間を短くするか弱いドライクリーニングあるいは特別な洗剤を用いることで洗濯をしている店はあります。さらに乾燥方法もコインランドリーのタンブラーの様に布団を回転させずに、布団を広げた状態で短時間で乾燥させる技術を持つクリーニング店はあります。大手のクリーニング店は羽毛布団の乾燥は通常タンブラー乾燥はしていないのではないでしょうか。

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テンセル羽毛布団の見分け方

テンセル羽毛布団の品質表示票

テンセルとかリヨセルは通常は商品説明蘭には記載されますが、品質表示票には記載されない場合が多くあります。

写真の品質表示票には再生繊維(リヨセル)と表示されていますが、多くの場合は指定外繊維としか記載のない場合があります。

指定外繊維とは、家庭用品品質表示法に指定されていないと言う意味です。羽毛布団の品質表示票に指定外繊維とか再生繊維と有る場合にはテンセルの可能性が高いです。

メーカーに品番を添えて確認する方法が間違いがなくおすすめします。

まとめ

テンセル羽毛布団のクリーニングについてお問い合わせを頂いたため、ネット対応であり全国対応していてテンセル羽毛布団のクリーニングに対応できる技術力のある会社を探してみました。

今回ご紹介する会社は、大阪市内に本社がある「株式会社フレスコ」さんです。ネット検索は「布団丸洗いのフレスコ」で調べればヒットすると思います。電話にて「テンセル生地の羽毛布団のクリーニングは対応していますか」と問い合わせたところ対応しているとの返事を頂きました。

フレスコさんへのクリーニングの依頼は発注条件等をご自身で確認して自己責任にて行って下さい。

お近くのクリーニング店を探すのにお役に立てるかもしれません。全国クリーニング生活衛生同業組合連合会に加盟店舗検索技術力の目安は乾燥方法?

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