西川羽毛ふとん用毛布カバー

羽毛布団1枚では寒い場合に、毛布とか肌ふとんを併用される場合がありますが、毛布を掛けて使用すると朝には布団が移動して寒い思いをした経験があると思います。この問題を解決するのが、タオルカバー/綿ベロアカバーなのです。

羽毛布団と毛布の相性は良いとは言えません。毛布には植毛の方向性があり、どちらか一方に滑りやすくなっています。猫の毛を逆撫ですると抵抗を感じますが、毛並みに添って撫でると抵抗なく撫でることが出来る様なものです。ゴルフ場の芝の順目と逆目の様なものです。人間は睡眠中に少なくとも20回程度の寝返りを打ちます。(寝返りの回数は敷き布団の堅さに関係しています。)この寝返りの際に、毛布の上に掛けた羽毛布団が毛布の植毛の順目方向に移動してしまいます。ベッドでご使用の場合は掛けふとんがベッドから落ちます。

布団カバーと綿毛布が合体、西川羽毛布団用タオルカバー

そこで布団カバーを、綿毛布の生地で作ると羽毛布団と毛布は一体化でき、寝返りをしてもずれることはなく 保温性も増し、暖かく寝ることができます。

綿ベロアカバー 綿ベロアカバー

綿毛布のような生地とは、ベロア生地と呼んでいますが、ベルベットよりも毛足が長く綿の起毛状の生地です。左に毛の密度の異なる生地の画像を掲載致します。(目盛りはmm単位です。)価格により使用されている生地が異なります。

ベロア生地なのでパジャマの生地によっては、まとわりつきやすくなります。言い換えればフィット性が良いとも言えます。寝返りの時は体にフィット=まとわり、背中が少し寒いときもあります。マイナスの点を差し引いても、この柔らかな肌触りと吸湿と保温性に優れたカバーは、愛用者も多くお勧めしたい寝心地感です。西川ブランドのシングルサイズ(150cm×210cm)国産カバーで、10,000円~20,000円程度と少々お値段は高いですが、 有り難い話ですがリピーターの方が多くいるカバーです。

タオルカバーを羽毛布団にお勧めする理由は、毛布との併用と異なりカバーなので布団と一体化するため、寝返りをしても布団が移動することも無く朝まで暖かい点です。綿毛布のような生地なので保温効果もアップするため、より一層暖かく羽毛布団のカバーとしてお勧めです。また、カバーなので家庭で洗濯が出来るので経済的です。

タオルカバーは長所だけが有るわけではありません。上記の様にフィット性が良いことは、別の言い方をすれば「まとわりつく」とも言えます。寝返りは1時間に3回(20分に1回)程度すると言われています。パジャマの生地によっては、まとわりついて背中が寒い場合もございます。また、生地が厚いので羽毛布団の軽さである長所を打ち消すことにもなります。このようなデメリットを考慮してもお勧めしたいカバーであると思います。タオルカバーは立体1層構造の羽毛布団には軽量なのでお勧めです。

最近は、タオルカバーの特徴に似たもので、綿よりも保温性に優れたマイクロマティークという繊維を使用した、起毛状の生地で作られたカバーなどもございます。超極細繊維なので肌触りも良く、保温性に優れているので羽毛布団のカバーとしてお勧めです。