羽毛布団の収納ケースに付いて下記の様な質問を受けたことがある。
『マザーグースの羽毛布団なのに、柔らかな袋のような収納ケースしか付いていない!四角い箱のような収納ケースは付かないのか?』という質問です。
そこで、お問い合わせの『羽毛布団の収納ケース』について回答した内容を下記にまとめます。
羽毛布団の収納ケースの種類と特徴
羽毛布団の収納ケースは大きく分けて2種類あります。四角く箱状のハードケースと柔らかい生地で形はやや丸みのあるソフトケースの2種類です。
下記にそれぞれの特徴をまとめます。
羽毛布団の収納ハードケースの特徴
ハードケースの特徴は名前の通りハードで硬いのが特徴です。収納ケースの内壁に厚紙を芯にした板状のものを「ロ」の字の様に配して箱の様に四角いのが特徴です。
ハードケースは箱状なので豪華さがあり中身のふとんも高級品に見えます。具体的に言えば、中身のふとんの品質は甚だ疑問に感じられ、製造会社の表記すら無い製品の中にはハードケースが際立って豪華なものがあります。
ケースの側面に「コ」の字状にファスナーが有り、写真の前面部分の生地が開閉できる様になっています。
羽毛布団を収納する際はファスナーを開けて前面を開くと「ロ」の字状に口を開けた状態なので、羽毛布団をケースに簡単に入れることができ、ふたを閉じてファスナーを閉じるだけなのでハードケースは収納が簡単です。
また、ハードケースは四角く箱状なので安定感があります。上部の面が平らなので軽いものならケースの上に置くことが出来ます。
ファスナーを開けて、中板を折たためばコンパクトになります。
ケースの生地は写真の様な布の様なものもあれば不織布を使ったものもあります。布のものは通気口が付いています。
ハードケースのデメリットは、硬いのでケースを収納する場所は縦横高さがケースより大きいスペースが必要です。
羽毛布団の収納ソフトケースの特徴
ソフトケースは文字通り柔らかなのである程度は変形出来るのが特徴です。羽毛ふとんをケースから出した後は柔らかいのでコンパクトに折たたむことが出来て便利です。
羽毛布団の収納ソフトケースは、ハードケースと比べるとやや高級感に欠ける点は否めませんが、収納スペースの大きさに合わせて形を少々変形出来ることがメリットです。
ケースの生地は、写真の様なものから不織布を利用したものもあります。不織布を利用したソフトケースは廉価版に使用される傾向があります。
ソフトケースのデメリットは、ハードケースのように前面のふたの部分を開いた状態の時にハードケースのように口を開けた状態にならないため、折たたんだふとんを入れる際は少し手間がかかります。
ソフトケースに収納するコツは、開いたケースの上にふとんを載せて両開きのファスナーのどちらかを少し取ることで簡単に収納できます。
羽毛布団の収納ケースまとめ
羽毛布団の収納ケースには、ハードとソフトの2種類有りどちらも長所短所がある。現状では羽毛布団購入時に収納ケースを選べませんが、ハードとソフトの文字が示すとおり収納する場所に合わせて変形出来るか否かは重視すべき特徴です。
羽毛布団を購入する際には、ハードケースは豪華に見える傾向があるのでふとん自体の品質を十分に確認しないと、ハードケースの豪華さに惑わされ低品質の羽毛布団を買い失敗する可能性もあるので注意してください!!
羽毛布団の収納ケースのハードタイプとソフトタイプの両方に共通して言えることは、しっかりとした作りのものから製造コスト優先のものまて品質ランクがあります。特別ハードケースが収納性能に優れていることはありません。
上の2種類の収納ケースは西川の同クラスの羽毛布団が入っているものです。収納ケース自体のコストは少しだけソフトタイプが高いと聞きました。
ふとんの収納ケースは、ネット通販の普及もあり送料との兼ね合いから少々なら変形・縮小出来るソフトケースが増えると予想されます。ハードケースの中には、中板を取り外し収納時に変形したり縮めたり出来るタイプの収納ケースもあります。
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