赤ちゃんの布団を購入する際に、掛け布団と敷き布団と枕等を組み合わせたベビーセットの布団を購入される方は多くいます。

ベビー用の布団セットを選ぶ際に、キャラクターのプリントとか羽毛布団にするかポリエステル系の綿布団にするか迷われる方は多くいますが、敷き布団の硬さで選んでいる方は少ないのではないでしょうか?

赤ちゃんの成長において敷き布団の硬さは成長に重要な関わり合いがあります。

赤ちゃんのベビー用敷き布団の硬さ

赤ちゃんが布団の上で行う一大イベントとは『寝返り』です。

赤ちゃんが寝返りをする時期は、首がすわり足腰の運動機能が成長した生後5ヶ月~6ヶ月頃です。このことから解ることは、頭から首へそして腰から足へと成長したことで寝返りがうてる様になったと言うことです。

体圧が掛かる体の部位

仰向きに寝た状態で体圧がどこに集中的に掛かるのか?下図の赤い部分に高い圧力が集中しています。部位は後頭部、肩甲骨、腰部、肘、ふくらはぎ、かかとに体圧が集中しています。

体圧が掛かる体の部位

寝返りのし易さは、敷き布団の硬さに関係します。柔らかすぎても寝返りはしにくく、硬すぎるのも睡眠の妨げとなります。

上の図の様にある程度の体圧を感じるぐらいの体圧分散が寝返りはし易くなります。全く体圧を感じないほどフカフカの敷き布団では寝返りがうちにくくなります。

赤ちゃんが寝返りを打つ支点の部位

赤ちゃんが寝返りをする際の支点となるところは、頭と肩とお尻さらに踵に体圧が掛かっています。この部分が深く沈み込んだなら寝返りは打てません。

ベビー用マットレスの硬さ比較

赤ちゃんの成長とマットレスの硬さ

柔らかすぎる敷き布団の場合、大人と同様に赤ちゃんの体が沈み込み過ぎると寝返りのタイミングが遅れるだけでなく、骨格の成長にも悪影響を与えます。

ベビー用敷きふとんの硬さ比較

赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、生後4ヶ月ぐらいからゆっくりと落ちつきはじめ3才ぐらいで安定をいます。

それまでの間は、頭蓋骨の安定をサポートするように真ん中がドーナツ状にくぼんだ枕の存在からも解りますが日々成長を続けています。しかし、枕の高さは敷き布団が柔らかすぎると体が沈み結果として枕が高くなってしまいます。

赤ちゃんの敷きマットレスは柔らかすぎず、どちらかと言えばやや硬めのマットレスが理想と言えます。マットレスの上には薄いタイプの敷き布団(パッドでもよいかも)が必要です。

うつぶせ寝とマットレスの硬さ

寝返りができる様になるまでは、うつぶせ寝は注意が必要です。とくに顔が沈み込む様な柔らかい敷き布団は窒息の危険があります。やはり少し硬めで通気性のある敷き布団がおすすめです。

ベビーセットの敷き布団の硬さまとめ

ベビー

赤ちゃんの敷き布団は、寝返りが適切な時期にはじめられるようにやや硬めがおすすめです。マットレスが柔らかいと体が沈み込み枕の位置が高くなるなど骨格の成長によくありません。

また、うつぶせ寝の時に敷き布団が柔らかいと窒息の危険もあることから、赤ちゃんのマットレスはやや硬めで通気性の良いものを基準にベビーセットを選ばれてはいかがでしょうか。

ベビーセットのマットレスのサイズとベビーサークルのサイズは同じものにしてください。

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