西川の統合直前に羽毛布団について「西川三社の羽毛布団は価格が同じなら品質は同じか」との問い合わせがございました。

実際のお問い合わせは、価格が同じ場合にどの西川のものがよいのか?と言うものでした。正直なところ簡単に回答ができない質問でした。

その直後の2017年には西川三社の統合の話があり2018年に統合するとの事でした。

しかし統合は2019年に持ち越され実際に変化が始まったのは2020年夏頃からです。

統合後の品質基準について知り得る情報を記載いたします。

西川三社の羽毛布団の品質は同じ?

統合前の西川3社とは、東京西川、京都西川、西川リビング(大阪西川)の3社です。

西川3社においては、統一した品質基準をベースに各社がオリジナリティーを出した羽毛布団を企画製造していました。

2020年までは統一後の西川(株)のロゴが印刷されたダンボールケースに入った『京都西川』の羽毛布団が入荷することもありました。

社名が統一されただけで3社各様の製品がまだまだ製造?されているか在庫分を発送している感じでした。

2020年春以降2021年までは、コロナの影響により仕入れに出向くことはなくなり、カタログ上での製品を見比べる事になりました。

西川三社の羽毛ふとんの特徴

東京西川の羽毛ふとんの特徴はダウンパワー表示が無いことです。

もちろん西川3社共通の基準をベースとしているためマザーグースであれば430dp以上とか混成率1%未満などの基準は守られています。

またダブルサイズにおいてカバーの取り付ける紐の位置が襟元の辺に4ヶ所あるのが特徴です。デザインはモダンなイメージです。

マザーグース羽毛布団についての詳細は羽毛布団マザーグースのページをご覧下さい。

西川リビングと京都西川の羽毛ふとんにはダウンパワー表示がされていました。

西川リビングにおいては色々パターンのキルトが特徴であり記憶に残っているのは近江キルトです。京都西川のキルトではダブルフェイスキルトでしょう。

京都西川のダウンパワー表示には特徴があり、例えば430dpのラベルを添付する羽毛ふとんのダウンは社内での複数回の検査の平均値が440dp以上あることが社内のルールとしていました。

その為京都西川の羽毛布団は格段にボリュームがありました。

デザインは西川リビングの羽毛布団はおしゃれで若者向きだと思います。京都西川のデザインは年配向きの様に感じます。

カバー留めの紐の縫合方法

品質基準の変更とまでは言えないかもしれませんが、布団の4角以外のカバー留めの紐の縫合方法が変更になりました。

京都西川の羽毛ふとんでは辺の中央部のリンク状の紐は布団外周部の外側に出ていましたが、内側に折り込まれ縫合されるようになっています。

ただし、当店が京都西川にオリジナル柄で企画製造依頼した羽毛布団の仕様は2020年においても以前のままです。品質表示票にも株式会社京都西川とあります。

西川の羽毛ふとんのダウンパワー表示

2020年のカタログ上の羽毛布団にはダウンパワー表示は記載されていません。ただ全ての羽毛ふとんにダウンパワー表示をしていない訳ではありません。

販売店の別注した一部の羽毛ふとんにはダウンパワーラベルが添付されています。

ダウンパワー表示をしない理由について、以前に聞いた話ではダウンパワー値は測定した場所とか時期により同じ羽毛でも差がでるためとの事でした。

確かに以前のかさ高値の測定方法においては静電気等の要因により数値が高く出る場所があったようです。

しかし現在の測定方法では誤差は僅かになったと言われています。

ダウンパワー表示の必要性

羽毛布団の品質比較において、「ダウンパワー値の表示がない製品があるので比較する方法がない」とのお問い合わせもございました。

販売店はダウンの品質に関する情報を知っていると思います。販売店は仕入れ交渉の際にダウンの品質について情報交換を通常はします。

メーカーも仕入れたダウンの品質について納入条件を満たしているか確認のため、少なくとも社内においてダウンパー値を当然測定しています。

そのためダウンパワー値を知る方法としては、販売をされているお店に直接お尋ねされるのがベストです。

ダウンパワー表示がある方が他メーカーの羽毛布団との品質を比較する際に便利なため必要と思います。

当店の製品にはダウンパワー値のラベルを添付してもらっています。

西川の羽毛布団の品質基準まとめ

これまで西川3社で展開をしていた各ブランド毎に羽毛ふとんは継続されています。ただブランド数は絞られていき統一された基準になっていくのではないでしょうか。

ダウンパワー表示においては、他社製品との品質を比較する消費者の視点から表示する方向に舵をとられることを希望します。

追記2024年3月

西川株式会社の社長が交代して、コロナもやや静かになってきたので寝具業界にも変化が期待されています。

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