バスタオルで自分用を枕を作る
理想の枕は、安眠と癒しを与えてくれる寝具の1つです。
しかし個人の好み、体形が違うようにその人に合う枕の形も違います。寝具に携わってきたプロがいくつもの枕を試しましたが、ピッタリと自分に合う枕に出会えませんでした。
そこでバスタオルで枕を作る事を考えました。バスタオルを2枚と約40cmの紐を2本で自分に合うバスタオル枕の作り方とうまく作るコツを紹介します。
枕の形状とサイズ
理想の枕とは、平らな壁に背中をつけて立った状態で、その壁と首との隙間を埋め且つ肩幅の長さ以上のものです。 尚、体が敷き布団に沈むことも考慮に入れて下さい。 こちらに敷き布団の硬さについて説明をしています。
バスタオル枕の作り方
バスタオル枕の構造はシンプルであり。まずは、下記の写真の様に1枚のバスタオルをグルグルと巻いて円柱状にして両端を紐で括ります。
上の写真のようにバスタオルを巻いていきその巻きの直径が、ご自分の人指し指の長さになるようにします。
巻き込む際にバスタオルを半分にたたんで巻くと速く巻けるのですが、仕上がった際にたたんだ織り目が硬くて違和感が出ます。バスタオルは端から丁寧に巻き込むのがコツです。
バスタオル1枚では足らない場合は、下の写真の様にタオル(写真では青色)を重ねて巻き込んで下さい。頚椎・首の後部にあたる枕の高さは、自分の人指し指の長さと言われています。
巻き込んで両端を紐で結んだ状態が下の写真です。紐は違和感がでないようにテープ状の柔らかなタイプがおすすめポイントです。
別のバスタオルを半分にたたんで、上記の芯になるバスタオルを端から1/3ぐらいの所にのせます。
半分にたたんだバスタオル(写真ではピンクのストライプ柄)で芯になる円柱のバスタオルを挟み込むように折り返せば完成です。
挟み込む際に少しヒダを残すように折り返すと肩口にバスタオル枕がフィットしやすくなります。
バスタオル枕の使い方と調整方法
バスタオル枕の芯の部分を首の後ろに当てて眠ると気管が圧迫されず、頭の重さを、首・肩にかけず分散できるので肩こりの予防にもなります。
写真で説明をすると、バスタオルで作った芯の部分より左側に後頭部がきて、右側に肩口がくるように使います。
しっくりしない時は、バスタオルの巻きの太さをタオル等を追加して調整してみてください。このバスタオル枕は、ヒモを解けば簡単に洗え便利です。自分にあった高さの枕ができたときは、とくに心地よく感じます。
上の写真で使用したバスタオルは115×60cmのサイズのものです。体格が良い方は少し大きいサイズのバスタオルがおすすめです。
バスタオル枕の調節方法
バスタオル枕を作る際は、自分の「人指し指の長さ」を目安に芯になる部分を作って下さい。ご使用の敷き布団の柔らかさ(体の沈み具合)も考慮にいれてください。枕の高さは、底にタオルを入れて調節できるので、少し低めのものをお勧めします。
高さを調節するには、バスタオルで作った芯の太さを太くする方法と、その芯をはさむバスタオルの厚さを厚くする方法があります。後者の場合はバスタオルの生地を厚い物にするかタオルを追加する方法があります。
枕の形状と高さは敷き寝具の硬さと大きく関係しています。敷き寝具が柔らかすぎると体が沈みすぎ、結果的に枕が高すぎることになります。敷き寝具は、適当な保温力と寝返りのし易い硬さが選ばれる条件です。
特に成長期のお子様の枕には注意が必要です。枕が高すぎると骨の成長にも影響を与える恐れがあります。バスタオル枕は、成長に合わせて家庭で高さ調整ができるのでおすすめします。
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