夏用羽毛布団の必要性と選び方

バスタオルは湯上がりの濡れた体とか髪を拭くのが本来の使い方です。しかし、寝具店の視点からバスタオルを見ると便利な使い方があります。

バスタオルを寝具として使う際は、使い方によりおすすめするサイズとか厚さ硬さは異なりますが、寝具として便利な利用方法を紹介いたします。

目次

  1. バスタオルの寝具としての利用方法
    1. バスタオル枕
    2. バスタオルのカバー
    3. バスタオルのシーツとケット
    4. バスタオルを肩口えり元ウォーマー
  2. バスタオルの選び方のポイント
    1. 生地の厚さ
    2. バスタオルの吸水性
    3. バスタオルの肌触り
  3. まとめ
バスタオルの寝具としての
利用事例

バスタオルの寝具としての利用方法

寝具はその大きさと充填物により洗濯が面倒なものがあります。その最たるものがカバーとか枕ではないでしようか。

バスタオルを利用することで枕を作ったりカバーの代用をすることができます。さらには保温効果も得られ洗濯も簡単にでき大変重宝な存在と言えます。

それでは、寝具としてのバスタオルの便利な利用方法をご案内いたします。

バスタオル枕

バスタオル枕とはどのようなものかを簡単に説明します。2枚のバスタオルを使用して自分に合った高さとサイズの枕を作ります。

詳しくは、こちらにバスタオル枕の作り方のページをご覧ください。

バスタオルでつくる枕

枕としてバスタオルを利用する際のサイズは、肩幅の広さの幅が必要でありサイズは60cm幅が必要あり、長さは120cm程度あれは十分です。

枕としてバスタオルを使うので、横向きに寝ることもあり頬にバスタオルの生地の跡が残らないように硬さは柔らかなタイプがおすすめです。

バスタオルは簡単に洗えて、自分好みの高さ調節もでき便利です。

バスタオルのカバー

バスタオルを枕カバーに利用されている方は多いのではないでしょうか。寝具店が紹介する事ではないかもしれません。

バスタオルの枕カバー

寝具店の視点で、バスタオルを枕カバーに利用される際のアドバイスを紹介します。枕の高さは微妙なもので須子との変化でも寝心地に影響を与えます。

バスタオルを枕カバーに利用される際のサイズは枕を十分に被えるだけのサイズが必要です。枕を巻き込むように被うのでバスタオルが3枚重ねた厚み分だけ枕が高くなります。

バスタオルを枕カバーに利用する際は、生地の厚い物は避けて柔らかく吸水性に優れたタイプがおすすめです。

バスタオルのシーツとケット

夏の暑いときとか汗っかきの方は、バスタオルをシーツとして利用されている方もいます。

バスタオルのシーツ

バスタオルをシーツとかケットとして利用する場合は、体格に応じたサイズと吸水性に優れた生地がおすすめです。生地の硬さは好みによって選んで下さい。

ケットとして利用される場合は、生地は厚めのタイプが保温性の点からお勧めします。

夏場にバスタオルをシーツとかケットとして使用される際は、熱伝導率と吸水撥水性に優れた麻を含んだ生地などもおすすめします。

バスタオルを肩口えり元ウォーマー

冬に掛け布団と敷きふとんの間にできる隙間対策としてバスタオルをおすすめします。

特に羽毛布団はえり元部分の羽毛が下に片寄り寒くなりがちであり、バスタオルを肩口えり元ウォーマーとしておすすめします。

バスタオルのえり元ウォーマー

掛け布団のえり元に添うようにバスタオルを掛けるとろ、えり元部分の隙間をふさぎ保温効果があるだけでなくえり元部分の汚れ防止にも役立ちます。

バスタオルを肩口えり元ウォーマーとして利用する場合は、できれば掛け布団の幅に近いサイズがよく、生地の硬さは好みにもよりますがフィットし易い柔らかなタイプがおすすめです。

秋春は室温が高い場合も有るため汗をかきやすいため吸水性に優れたバスタオルをおすすめします。

バスタオルの選び方のポイント

バスタオルの選び方は、サイズ・生地の厚さ・吸水性・肌触りの硬さがポイントになります。寝具として利用される場合はサイズは特に重要です。

サイズについては小判から大判までありますが、縦横のセンチを確認すれば簡単に判別できるので説明は要らないでしょう。

バスタオルの生地の厚さ、吸水性、肌触りについて選ぶ際のポイントを紹介します。

生地の厚さ

バスタオルの生地の厚さは重さでもあります。タオル製品はどれだけの糸を使用しているかを業界では「匁(もんめ)3.75g」という単位で表しています。

タオル業界では、この匁で表す単位は1ダース12枚の重さを表しています。そのため1枚あたりの重さを知るには12で割る必要があります。例えば200匁のタオルなら1枚の重さは62.5gになります。

タオルの場合は200~220匁の重さ(厚み)が使いやすくおすすめです。しかし、バスタオルはサイズに幅があり通常のタオルより大きいので1000匁から2000匁程度の幅があります。サイズが大きくなるにつれ生地の厚みは同じでも重くなります。

バスタオルの吸水性

タオルの吸水性は素材と加工により異なります。おすすめ素材は綿です。

タオルの吸水性においては、【今治タオル】は特に優れています。タオルを10mm切り取り、水温20℃±2℃に表側になる方を水面側にして浮かべて5秒以内に沈む程の吸水性です。通常のタオルは10倍ぐらい要します。

寝具としてバスタオルを利用する場合の吸水性は素材が綿であれば十分ではないでしょうか。

バスタオルの肌触り

タオルの肌触りは綿の素材と糸のより方の違いが大きく関係しています。糸に撚る綿の繊維長が長ければゆるく撚ることができ糸は柔らかくなり、繊維が短ければ強く撚る必要があるため硬くなります。

綿の繊維長を表したものが下の写真です。

綿の繊維長

綿の繊維長が長い綿花としては、海島綿、新疆綿、スーピマ、ラムコ、ギザ綿等があります。これらの綿花を使用したバスタオルは柔らかくおすすめしたい肌触りです。

綿花の種類以外で柔らかさを見分ける方法としては、【コーマ糸】などもキーワードになります。コーマとは櫛の事で短い繊維を櫛で梳く様に取り除いた繊維で撚った糸のことです。

バスタオルを選ぶ際の注意点

オーガニックコットンという綿花で作られたタオルは肌に優しいとか、アレルギーの方にお勧めなどのキャッチコピーを見かけます。オーガニックコットンとタオルの肌触りは関係はありません。

オーガニックコットンは農薬の使用の有無を表しています。土壌の環境に優しい農法であることを意味しています。

まとめ

バスタオルをシーツ・ケットとかカバーとして利用されている方はいると思いますが、バスタオル枕とかえり元のウォーマーとしての利用方法は知らない方もいるので、バスタオルを寝具として利用事例を紹介しました。

利用方法によりサイズとか厚みなどを選ぶことでより有効的にお使い頂けます。バスタオルで睡眠の質を向上して素晴らしい目覚めをしてください。

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