枕のお手入れと洗濯方法

枕は3日も使えば臭いが気になります。清潔にするにはカバーとかカバーの上に掛けたバスタオルを交換する必要があります。

しかし、長年使うと枕本体も汚れたり臭ったりしだすため洗濯する必要が出てきます。

枕の洗濯は簡単なようですが、いざ洗うとなると洗えない素材とか乾きにくいものがあるため、素材毎に枕の洗濯について解説を致します。

枕

枕の中芯の種類と洗濯方法

枕の種類は、高さ、大きさなどの形状だけでなく中芯によっても分類できます。特に洗濯をする際は中芯により分類する必要があります。

枕の中芯の種類

中芯をリストアップします。

  • パイプ芯、ストローを1cm程度に輪切りしたパイプであったりビーズ状のものを芯にした枕。
  • 羽毛、羽根の芯、文字通り羽根を芯にした枕。
  • スポンジ芯、ウレタンとは違いスポンジを成形した芯を入れている枕。
  • ウレタン芯、低反発をセールスポイントにした枕。
  • そば殻の芯、昔からあるそば殻を芯に使った枕。
  • コンフィレルの芯、いわゆるダクロン綿を芯に使った枕
  • 檜の木片を芯に使った枕

上記のものが一般的な枕の新素材です。

これらの枕の素材は、簡単に洗えるものもあれば、少し洗うには手間が掛かるもの、あるいは洗えないと言った方がよい素材があります。

枕の洗濯方法

洗濯が簡単なのは、パイプ、スポンジ、コンフィレルを芯にした枕です。これらの芯の枕は、品質表示表に記載の通り洗濯機で洗えるタイプのものが多くあります。

次に洗濯をするには少し手間の掛かる枕を紹介します。羽毛、羽根を芯に使った枕は洗濯時に少し手間が掛かったり使ってはいけない洗剤があったりします。

羽毛、羽根枕はネットに入れて洗うことはできるかもしれませんが、乾燥の事を考えると洗濯はおすすめ出来ません。乾燥には何日もかかり、その間枕無しで寝ることになります。また羽毛とか羽根は酵素洗剤を使うと解けるので厳禁です。

洗えない枕の芯

檜の木片を芯、そば殻、ウレタン芯の枕は洗えないと言ってもよく、カバーだけを洗うようにして下さい。

檜の木片を芯を水で洗うと乾燥時に木片がひび割れる場合があるため、ひび割れた状態で使用することは危険なため洗濯はおすすめ出来ません。

そば殻は水に濡らすと崩れてしまったり乾燥時にバラバラになり使用出来なくなるため、カバーだけを洗いそば殻は乾燥だけをする様にして下さい。

ウレタン芯を水に濡らすと、大きな『絹ごし豆腐』の様な状態になります。持ち上げるとちぎれる場合もあり乾燥はしにくくウレタン芯の枕は洗わないようにして下さい。カバーだけの洗濯に留めて下さい。

洗えない枕の使い方

中芯が洗えない枕を衛生的に使うには、カバー交換の回数を増やすことです。しかし、カバー交換はファスナーの開閉を伴い簡単とは言えないのが正直な所です。

汚れとか臭いから枕を守りかつ快適に使うには、バスタオルで1重にまいて使用して、バスタオルを洗濯する方が簡単です。2重にして巻くと枕の高さが高くなりすぎるので注意して下さい。

枕を購入する際は、体に合う形状は第一の選択条件ですが洗濯可能か否かも購入時に確認して下さい。

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