羽毛布団の寒さ対策
羽毛布団が寒い時の対処方法には毛布を掛けるのが一般的です。そして、寝具業界では、ふとんの上に毛布を掛けるのが正しいという考えが多いようです。
しかし、羽毛布団1枚で寒い場合はインナーケットがお勧めです。毛布の種類によっては、ふとんか毛布かどちらかがズレて寒い思いをする場合がございます。更に言えば、毛布の種類によっては羽毛布団との組み合わせをお勧めできないものもあります。
冬の間には、どうしても特に寒い日がございます。その時には羽毛布団の上に、パイル地のタオルケットか大判のバスタオルを掛けることをお勧めしています。
なぜなら毛布には植毛をしたタイプのものがございます。この植毛に方向性のある毛布と羽毛布団と組み合わせると、ふとんの上であれ下であれ、寝返りのたびにふとんか毛布かのどちらかが移動して寒い思いをします。

毛布の選び方は、毛布の素材の持つ熱伝導率と吸湿性を調べ、製法を見る事で保温力と蒸れ感が解ります...
羽毛布団が寒い場合はインナーケット
最近の機能性寝具には、湿気を吸湿して発熱をするワタを極細繊維で編んだニット状の布で被ったインナーケットがございます。湿気を熱に変化してくれるため、寝床内の湿度をコントロールしてくれるだけでなく、発熱してくれるのだから一石二鳥の代物です。
更に従来の合わせ毛布と比較すると3分の1の大きさであり、家庭で洗濯が出来る経済的なインナーケットがございます。もちろん羽毛布団の下に掛けて使うことをお勧めします。
長期にわたり羽毛布団1枚では寒い場合
まず敷き寝具を点検して下さい。熱の6割は敷き寝具に奪われています。敷きふとん、マットレス、敷きパッド(敷き毛布)が十分に保温力があることを確認下さい。
敷き寝具に十分な保温力がある場合は、掛け寝具、ふとんのボリュームをみて下さい。少しボリュームが無くなったかなと思ったら、上記のインナーケットとかベロア生地のカバーをお勧め致します。
羽毛布団のへたりが大きい場合は、新たに買い換えることも選択肢のひとつだと思います。
ベッドでお休みの方には、ふとんの上に掛けるものでベッドスプレッドがお勧めです。
大きさはシングルサイズで180×240cm程度のものがございます。ベッド全体を被うぐらいの大きさです。覆いかけるのでも良く、また、3辺をマットレスの下に敷き込むこともできます。
羽毛布団を上から押さえる重しにもなり、また保温効果もあるのでお勧め致します。
羽毛布団のパワー不足で寒い場合
羽毛布団のボリュームが不足している場合はダウンを乾燥させてみて下さい。
それでも復元しない場合はダウンボールの汚れが原因かもしれません。その場合はご自分で洗濯をせずにクリーニングに出されることをお勧めします。
理由は下記サイトをご覧下さい。布団を干してもボリュームが回復せず、クリーニングに出してもボリュームがでない場合は買い替えがお勧めです。